総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の2010-12月号を読みおえる。
「年末特集 二〇一〇年、短歌界の収穫―世代別秀歌」の、「世代別今年の秀歌」では「昭和二十年代 大松達知」のみ読んだ。
僕が昭和20年代の生まれである事と、彼が「コスモス」「棧橋」の先輩だからである。
「追悼 河野裕子」では、3氏の追悼文のみ読んだ。彼女の歌集を1冊も読んでいない僕は、あれこれ言える立場にいない。
短歌作品では、馬場あき子の「裂ける」10首が、生の真実を突いている。
また小高賢「徒歩」20首が、プライヴェートやトリヴィアルな事柄を詠んで、かえって新鮮である。
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