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2011年1月 8日 (土)

イェイツ詩集

001  「イェイツ ロレンス 詩集」より、「イェイツ詩集」を読みおえる。

 新潮社「世界詩人全集」15巻、昭和44年・刊。

 箱、帯(写真では巻いていない)、月報、本体にビニールカバー。

 「ロレンス詩集」は読まなかった。拾い読みしても惹かれなく、僕が若い時に読んだ「息子と恋人」、「チャタレイ夫人の恋人」もあまり面白くなかったせいで。

 アイルランド生まれの詩人イェイツ(1865~1939)は、「最後のロマン派」を自任している。

 様ざまな彷徨があるが、中国や日本の考えにも、後期は惹かれたようだ。

 以下に、彼の初期の、短い詩を引く。

     酒のうた

            イェイツ

酒は口から入り

恋は眼から入る。

老いて死ぬまえに

まさしく悟るはこれのみ。

ぼくは盃に口をあて、

あなたをみつめ、

ためいきをつく。

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