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2011年3月の26件の記事

2011年3月 6日 (日)

「立子句集」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第2巻(昭和56年・刊)より、最後の15番めの句集、星野立子(ほしの・たつこ)「立子句集」を読みおえる。

 原著は、昭和12年、玉藻社・刊。

 月別にし、さらに季題別に収録。

 彼女は高浜虚子の次女で、結婚後すぐに作句を始め、環境にも恵まれて頭角を現した。のちに俳誌「玉藻」を発刊・主宰した。

 上品な奥様風な所があるが、2・26事件など戦争へなだれて行く殺伐な時期に、かえって貴重だったろう。

 この句集の1,232句は、ふくよかな所があって、読み進むのに苦しまなかった。

 以下に5句を引く。

あばれ独楽ぬかるみにはね子等の春

下萌に立ち止りたる別れかな

花木瓜や暗くなるまであそび居る

数本の竹折れ込めて出水川

細々と月にさし出し枯枝かな

2011年3月 5日 (土)

会合

 今日の午前10時、K喫茶店に、詩誌「群青」の同人4人(僕、こぐま星座さん、KMさん、AUさん)が集まった。

 おもな用事は、「群青」20号と、同人費の受け渡しである。ただし詩誌を、おもな県内詩人等に宛てては、僕が発送する。

 今回は、こぐま星座さんに喜びごと(期日まで、詳細は発表できない)があって、その話題で盛り上がった。

 あれこれと、11時半まで語り合って、近い再会を約して別れた。

Cimg4703

2011年3月 4日 (金)

3月の雪

Cimg4700  一昨夜と昨夜、雪が降り、積雪となった。

 当地域では、3月にちらちら雪が降ることはあるが、積雪はこれまで僕の記憶にない。

 ともに、数センチ積もった。

 中原中也の詩集「山羊の歌」より、「汚れつちまつた悲しみに」を思い出して、ネットでしばし読んだ。

 写真は、庭の椿の若木(というより、10余年経ても大きくならない木)に積もった雪である。

 この写真で初めて、「ウィンドウズ フォトギャラリー」を使った。露出を修整したのだが、意外と使いやすい。

2011年3月 3日 (木)

詩「背景」

 この2月25日の記事で紹介した、同人詩誌「群青」第20号に、僕はソネット「背景」を載せた。

 ソネットと称しても、4、4、3、3行の、4連14行の詩である。

 以下に紹介する。

   背景

       新サスケ


パソコンのメーカーから

月に一度くらい

メールが来る

アズビィクラブ通信という名前


その中に

壁紙集へのリンクがあって

写真が替わるので

楽しみにしている


紅葉の景色は

季節を過ぎたから

風車の風景に替えた


あとで気づいたが

その背後に夕焼け雲がある

僕の心も夕暮れているか

2011年3月 2日 (水)

「コスモス」3月号

 結社歌誌「コスモス」の、2011-3月号を読みおえる。

 ただし初めより、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」(2名各15首)、「コスモス新鋭特集」(4名各7首)など。

 今月号では、昇級者の発表があり、同支部のM清子さんが「その一集」に進んだ。同年代の意味もあり、僕はとても喜んだ。

 付箋を貼った1首は、「月集シリウス」の愛知県のY美奈子さん(22ページ下段)の、次の作品である。

動かぬといふは激しき力にて林檎の幹のほのかにぬくし

2011年3月 1日 (火)

椿と山茶花

Cimg4696 Cimg4698  庭で椿と山茶花の花が咲いている。

 左の写真は、椿の白花である。品種名不明。

 この冬の大雪(屋根から卸した雪を含め)に埋もれた時期もあったが、よく咲いてくれた。

 右の写真は、山茶花の赤花(普通種)である。昨年末にも紹介したが、今はたくさん咲いている。

 言い訳めくが、庭にはまだ雪が残っているので、適切な撮影ポイントへ行けない場合もある。

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