「探訪 日本の庭 十」
小学館、昭和54年・刊。
箱、月報、183ページ。
明治時代の以後に作庭・改造された、富豪による庭は、植栽をおもにしたものが多く、おおむね宜しくない。
小山氏寄暢亭庭園(山形県)、本間氏庭園(山形県)、昆氏庭園(岩手県)など。寺社、武家の庭の、厳しさがない。
東京都の小石川後楽園(2万1千坪)、六義園(2万7千坪)は、中央に大きな池泉を設けた庭である。
以前に東北地方へ慰安旅行に行った事があり、中尊寺金色堂などを拝観し、毛越寺へも回ったのだが、毛越寺庭園へは、行きそびれた。案内の方が、行ってみるように勧めたのだが。
当時の僕達(?)は、庭を眺めて楽しむ、心の余裕がなかった。
これでこのシリーズ本巻は終りだが、好評だったのか、配本途中で、別巻2冊の刊行が決まった。その2冊も所蔵しているので、紹介してゆきたい。
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