「ホーキングの最新宇宙論」
日本放送出版協会・刊、1991年・14刷。
僕は今月8日の記事(←リンクしてある)で、「ホーキング、宇宙を語る」を紹介している。
「最新宇宙論」では、1990年に博士が来日したおりの講演、他に最新物理学の啓蒙的な小文を幾つか、載せている。
彼は一般相対論と量子力学を統合する事によって、宇宙を解明しようとしているようだ。
ビッグバン、あるいは宇宙が収縮するとしてその極点のビッグクランチでは、空間や時間といった概念は意味をなさず、科学理論はすべて通用しなくなるだろう、と述べている。
博士は、「宇宙には境界がなく、はじまりも終わりもない」という説を主張している。
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