「歌壇」5月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2015年5月号を読みおえる。
4月19日の記事(←リンクしてある)、「届いた5冊」で紹介した内の1冊である。
その5冊の内の4冊を読み、残りの「コスモス」5月号も読んでいる。
「歌壇」の特集「次代を担う注目の新星たち」は、4編の新人論と、23名の新人の各7首と抱負を載せている。
たのもしい人、危なっかしく見える人がいる。短歌を続けて、道を誤らないよう願う。
「コスモス」の先輩では、桑原正紀「時のめぐり」巻頭20首に、仕事リタイア後の生活と、奥様の看病が詠まれる。
また時評では鈴木竹志「前衛短歌再興」が、水原紫苑の歌集を取り上げ、前衛短歌再興の思いを読んでいる。
永田紅「勝手に育つ庭」20首より、1首を引く。
このしっぽれぞんでーとるなのよって枯れ草色の日にふくらます
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