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2015年8月 1日 (土)

上村占魚「かのえさる」

 沖積舎「上村占魚全句集」(1991年・刊)より、第9句集「かのえさる」を読みおえる。

 今年6月26日の記事(←リンクしてある)、「天上の宴」に継ぐ。

 原著は、1984年、舷燈社・刊。606句。

 題名は、還暦を迎えたので、その干支より。

 戦後の「第二芸術論」等に対し、社会性俳句、根源俳句、前衛俳句等の潮が大きかった時代に、彼は写生徹底を貫いた。

 以下に5句を引く。毎年1句、春夏秋冬新年の1句を、選んだ積りである。

そだちよき海雲(もづく)に海の色かはる

瑠璃鶲空のふかみへきざみ鳴く

浮き沈む毱藻(まりも)にも秋ふかみつつ

飲みかけの湯呑の中の冬日かな

皺ふかき梅干(うめぼし)沈む福茶かな

Photo

「フリー素材タウン」より、蓮の花の1枚。

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