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2016年7月10日 (日)

竹山広「射禱」

 ながらみ書房「定本 竹山広全歌集」(2014年・刊)より、第6歌集「射禱」を読みおえる。

 第5歌集「千日千夜」は、先の7月2日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 歌集「射禱」は、2001年・刊の生前版「竹山広全歌集」に未刊・第6歌集として収録された。457首。

 「全歌集」により斎藤茂吉短歌文学賞、「射禱」により詩歌文学館賞、迢空賞を受賞した。

 80歳を越え、自らの老いを意識した歌が多いようだ。

 以下に7首を引く。

植ゑて三年待ちたる梅の二つ咲き三つ咲き今朝は八つをかぞふ

孫よわが幼きものよこの国の喉元は熱きものを忘れき

右ひだり近視度の差の縮まらぬ老いてしぶときふたつのまなこ

曲らなくなりしは骨か筋肉か斯かるからだを足に運ばす

この橋かどうかためらひゐたるまにルーズソックスは渡り終りぬ

核の世をつひに無力に生きたりとおもふ朝より汗によごれて

まゐつたと言ひて終りたる戦争をながくかかりてわれは終りき

Photoフリー素材サイト「Pixabay」より、朝顔の1枚。

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