カテゴリ「写真集」の101件の記事 Feed

2012年7月16日 (月)

「探訪 日本の庭 五」

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 写真集「探訪 日本の庭 五 京都 一 洛東・洛南」を見おえる。

 小学館、昭和53年・刊。

 京都編はこのあと第七巻まで、3冊が続く。寺の多いこと、第二次大戦末期に空襲を受けなかったことなどが、京都に古い庭の多く残る理由だろうか。

 池泉庭園、枯山水、ともに見事である。

 金地院庭園の長さ6・6メートルもある鶴首石(礼拝石)が目を惹く。

 普門院庭園の、市松模様の砂紋も美しい。

 勧修寺庭園は、面積・約6900坪あり、広大な池泉舟遊式のものである。

 酬恩庵方丈庭園の北庭にある、枯滝石組も豪壮である。

 写真は箱の表で、慈照寺(銀閣)の庭である。

 これらの庭の写真を見、解説等を読むと、1度は訪れたくなるが、僕には無理だろうと思う。

 

2012年7月 4日 (水)

「探訪 日本の庭 近畿」

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 写真集「探訪 日本の庭 四 近畿」を見おえる。

 僕は近畿地方の範囲もわからないので、巻末の名庭リストで見ると、大阪府、奈良県、和歌山県、三重県を指す(京都府の庭は、別に3巻を当てる)という。

 先の6月21日の記事「三 山陽」で書いたように、「名庭解説」を読みながら、写真を見進めたが、写真のある庭すべてに解説が付く訳ではない。

 和歌山県「浄国寺庭園」は、室町時代に造られた、枯山水である。約210坪。中央に枯池があり、青石の石橋がある。

 大阪府の「普門寺庭園」は、江戸時代初期の作で、約135坪の枯山水庭園である。

 上記2つの庭とも、石とその配置が見事である。禅の思想を表し、娯楽とは1線を画す。

2012年6月 5日 (火)

「探訪 日本の庭 二」

Cimg6078 写真集「探訪 日本の庭 二 山陰」を見おえる。

 昭和54年、小学館・刊。

 箱、月報、全12巻(続巻を含め)。

 5月22日の「一 九州・四国」に続く。

 残っていた案内栞「’79/5 小学館新刊案内」を見ると、全集・シリーズものが、当時は盛んだったようで、新刊の殆んどを占める。

 僕もこの「探訪」ものでは、この「庭」の外に、「城」「寺」シリーズを所蔵している。

 この山陰では、社寺の庭の外に、個人の池庭が多い。古鉄の産地等として、江戸時代までの富豪が多かったらしい。

 三尊手法の枯滝石組、亀島、鶴島などの、様式を知る事は嬉しい。

 古い庭の維持・管理に関わる、労力・財政を思って、僕は深く感服する。

2012年5月22日 (火)

「探訪 日本の庭 一」

Cimg6027 写真集「探訪 日本の庭 一 九州・四国」を見おえる。

 小学館、昭和54年・刊。箱、月報あり。

 写真は、箱の表。

 全10巻のシリーズである。このブログ開始前に購入したようだ。

 「今は写真集とはいえ、のんびりと庭園巡りをしている時期ではない」と思う方もあるだろう。

 僕はただ、古庭園の写真と、新しい知識に、しばし和むのである。

 写真集は、四国の栗林園から始まって、沖縄の旧円覚寺庭園に至る。それらゆとりの庭は、手入れされて、今も残されているのだろうか。

 「枯山水」とする庭では、迫り上がる所に大石を組んで、「枯滝」を造る。禅の考え方より来るらしい。また借景などの技法を用いる庭もある。

 解説・訪問記はあまり読まなかった。

 

2012年4月15日 (日)

「山下清画集」

Cimg5858 「山下清画集」を見おえる。

 昭和56年、ノーベル書房・刊。

 写真は、貼り絵の「ロンドンのタワーブリッジ」(昭和40年)である。

 ヨーロッパ旅行での収穫を主とした、水彩画も美しい。

 ここでは色彩の感覚と緻密さの他に、形態の美も写される。

 彼は昭和46年、49歳で逝去。

 蔵書に、彼の「裸の大将放浪記」(ノーベル書房)4冊揃いがあるので、機会を見つけて読んでみたい。

2012年3月23日 (金)

フォト集

Phm02_0001 先日、ソースネクスト社より、ダウンロードの写真集(有料)を買った。

 「SUPER具満タン03 四季・自然」と題し、2000点の写真を収める。

 ロイヤルティフリー(使用料無料)。

 左の写真は最初の1枚で、桜の散るところ。

 文書等に挿入するためのもので、パソコンの背景に用いると、画素数が足りなくて、少しぼやける。

 最後に、拙作を1首。

大喧嘩せし明くる日にネットよりダウンロードのフォト集を買ふ

2012年3月17日 (土)

「ほがらかな探究」

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 今年3月13日の記事で、古本での購入を報告した、「ほがらかな探究」を見おえ、読みおえた。

 福井新聞社、2009年・刊。

 2008年ノーベル物理学賞を受賞した、南部陽一郎氏の幼児期より受賞後までの写真集。及び本人、夫人(1978年、南部氏が文化勲章を受章した際)、同じくノーベル物理学賞を受けた益川敏英氏・小柴昌俊氏、等へのインタビュー、南部氏の各誌への寄稿等を、集めた1冊である。

 彼は旧制・福井中学を卒業しており、それが新制となったF高校を僕は卒業している。僕は後輩である。

 彼はノーベル賞物理学者であり、僕は現場作業員である。月とスッポンの何倍もの差がある。

 それでも僕は、彼を誇らしく思う。

2012年3月13日 (火)

「ほがらかな探究」他

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 久しぶりに「BOOK OFF 米松店」へ行って、2冊を買った。

 前回はいつか調べると(全部を見ていくと大変だから、「買った本」カテゴリで調べた)、昨年末、12月30日(記事 は12月31日付け)で、井上荒野の文庫本小説4冊等を買って以来である。

 どうもネットより本を買う場合が、最近は多い。

 写真の左は、「ほがらかな探究 南部陽一郎」と題する本である。

 彼は、2008年ノーベル物理学賞・受賞者で、この本には、彼の幼児期より授賞式後に至る写真集と、幾つかのインタビューを収める。

 福井新聞社、2009年・刊。

 彼は、僕の出身高校の、先輩にあたる。

 右の写真は、「Androidアプリ 厳選カタログ700!」と題する本である。

 2011年8月での情報で、少し古いかも知れない。

 アプリも日進月歩であろう(ITは秒進分歩といわれる)が、QRコードスキャナーで取り入れられるので、安全で便利なアプリがあれば、スマートフォンに取り入れたい。

 宝島社、2011年10月・刊。

2012年2月16日 (木)

「沖縄国際海洋博覧会」

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 オールカラーの写真集、「EXPO75 沖縄国際海洋博覧会」を見おえる。

 昭和50年10月、国際情報社・刊。

 ほぼB4判、箱、本体にビニールカバー。

 「海――その望ましい未来」をテーマに、昭和50年7月20日より沖縄で、183日間にわたる博覧会が催された。

 様々な行事や、沖縄県、日本の各企業、各国のパビリオンで、展示が行われた。投じられた費用は、4300億円にのぼり、現在では催されないだろう。

 時の三木首相から各館長にいたる、メッセージが寄せられている。

 当時の僕は、心も生活もぼろぼろで、テレビでか情報を得ながら、あまり関心を持たなかった。

 大阪万博や花博には、なんとか出かけたのだけれども。

2012年2月 6日 (月)

野田知佑「さらば、ガク」

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 先の土曜日(2月4日)に「BOOK OFF 米松店」で買った写真集の、「野田知佑 さらば、ガク」を見おえる。

 (株)文藝春秋、1998年8月・3刷。

 野田知佑はカヌーイスト(という言葉があったように思うが、電子辞書の広辞苑にも、現代カタカナ語辞典にも出ていない)で、日本各地と世界の川、湖、海でカヌーの旅をしている。

 野田知佑も相棒の犬・ガクの事も、以前から僕は知っていた。それは作家・椎名誠のエッセイ集(僕は数冊を読んだ)に、しばしば現れるからである。

 ガクの事を、純血種の猟犬かのように僕は思っていたが、初めて写真を見ると、野性的な雑種だった。野性的な面については、野田知佑は、ほとんど鎖紐でつないでいないから、と述べている。

 彼と、スタッフが撮った、写真があるようだ。彼とガクとが一緒に写った写真も多いから。

 彼と椎名誠の追悼対談「実父と養父の『楽しかったよ、ガク』」が載る。

 また作家の立松和平とも親しかったようで、立松和平とガクがカヌーに乗っている写真がある。

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