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2008年3月の24件の記事

2008年3月 4日 (火)

殺虫剤を撒く

 昨日の仕事帰りにホームセンターへ寄って、草木用の殺虫剤「オルトラン」の紙袋入り1キログラムを買って帰ったので、今日の帰宅後に、庭の椿、山茶花30数本の株元に撒いた。

 昨年の春だったか、それらの木の葉がほとんど全部、鳥に食べられてしまったからである。どうも虫のせいではないようだ。そのあとそれらの木々に小さな葉が再生したので、今度は食われるわけにはいかない。

 「オルトラン」を株元に撒くと、雨で地中に沈んで根に吸収され、その毒が葉や花に到り、それを食べる虫を駆除する薬である。鳥は毒性に敏感らしく、軒下に置いた鉢の椿で効果があったので、大量に買って庭の椿や山茶花に用いた次第である。

 「美しい花には毒がある」という、凄まじい事態となった。

2008年3月 3日 (月)

写真集「皐月銘木」

005  写真集「皐月銘木」を見おえる。栗原鉄之助・監修、昭和48年「現代企画室」刊、定価5、800円。

 箱入り、A4判、319ページの大冊、いわゆる豪華本で定価も当時としては高価だったと思うが、秀でた本としてたくさん売れたのか、古本の相場は安く、1冊1,000円くらいである。僕は、後日に紹介したいと思っている続巻とあわせ2冊を、「BOOK OFF」で1,000円で買った。

 写真も優れ、背後の地色も渋い。40年から200年を経た皐月盆栽の風格に圧倒される。

 

2008年3月 2日 (日)

「愛蔵版 日本のやきもの」9冊

 ネットの「日本の古本屋」を通して福岡県の古本屋「古本センター飯塚店」に註文していた、「愛蔵版 日本のやきもの」全8巻別冊1、計9冊(講談社、昭和52年・刊)が届いた。金曜日に発注して、日曜日の今日の午前に届く発送と配達の早さに驚く。

 箱入りB4判の大きさだが、100ページ余りとやや薄い。わが越前古窯も載っている。

 僕は骨董関係の書物を積極的には買わないが、少し持っている。

2008年3月 1日 (土)

ショウペンハウエル「自殺について 他四篇」

003  ショウペンハウエル(別の呼び方・ショーペンハウアー)の「自殺について 他四篇」(岩波文庫)を読みおえる。

 彼は自殺を勧めているのではなく、また一部の宗教家や哲学者が自殺を罪悪とする事には反対している。

 この本の中に「われわれは…である」というあいまいな書き方がしばしば出てくるが、「われわれ」とは「著者と読者と」という意味ではなく、当時のヨーロッパ(はっきり言えば、ドイツ、フランス、イギリス)の知識人を指すらしい。このあいまいさは、論理的不備である。

 末尾に近く「幸福な人生などというものは不可能である」という一文があるが、それでは個人が生きて行く人生の価値がない。

 「知性について 他」「読書について 他」と併せて、彼の主著「意思と表象としての世界」に対する「付録と補遺」より、岩波文庫に翻訳されている全3冊を読みおえた。

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