昨日の午後に「宮本印刷」へ行き、僕が編集している二人詩誌「群青」の第11号、100冊を受け取った。相棒KTさんの詩「継体金型製作所」(福井出身といわれる継体天皇を現代に持ってきて、あしらった作品?)とエッセイ「エライやつの前には無学なヤツはひれ伏すべきだという発想」、僕のソネット「だんちょう」が載っている。
今日の午前9時に喫茶店「モントリオール成和店」で彼と会い、「群青」第11号の彼のぶんを渡し、同人費を貰った。そのあと30分あまり、文学や世間の話をかわし、別れた。
僕はその足で「ワッセ」(商店集合地、広大な駐車場をもつ)の中の事務用品店「オフィスワーク」へ行き、A5封筒100枚入りを2袋買った。
午後、その封筒に「群青」新号を送る宛名を書いた。書きおえて封筒を数えると、ちょうど60通だった。あとのことは、明日以後に持ち越しとした。
古書店合同目録「光房」第17号より、「みまつ書房」に註文していた本、「野上弥生子全集」26冊揃いが届いた。
ネットの「日本の古本屋」で調べたところ、それは第1期ぶんで、他に第2期ぶんの30余冊(翻訳、日記、書簡などが主な内容らしい)が、刊行されている事がわかった。機会を見つけて、それらも買いたい。
「勝木書店ワッセ店」にて、思潮社「現代詩文庫 短歌俳句篇」の「塚本邦雄歌集」を買う。短歌が約1,200首、岡井隆の「塚本邦雄といふ宿題」、それに坂井修一、加藤治郎、藤原龍一郎の鼎談「予感と予言のうた」、楠見朋彦の解説が載っている。
値段が手頃だし、初めて彼の短歌を読む人、「彼の短歌は好きじゃないけど、少しは読んでおかないと」という人(僕も含まれる)には、適した本だろう。
蔵書文庫本のデータベースへの打ち込みが、スライド棚2つ付き文庫本棚1台分、済んだ。697件、冊数は750冊くらいか。これから推測すると、文庫本の蔵書は全部で2,000冊くらいありそうだ。
文庫本が好きなのは、安価なだけでなく、持ちやすいのでどこでも(たとえば車の中でも)読めるからである。
購書は、文庫本と全集類に2極化していて、単行本はあまり買わない。全集の端本は時おり買っている。
僕が編集をしている二人詩誌「群青」の既刊分、創刊号~第10号を、詩誌の印刷を依頼している「宮本印刷」で合本製本して貰った。詩誌の散逸を防ぐため、また同誌の作品を一覧できるようにするため、である。
製本代は無料だと「宮本印刷」の当主は言う。僕は「(商売上で)ボランティアはいけません」と言うのだが、先方は固辞した。ただ小額だと言うのではなく、福井の文化活動をめぐって、ある信念を当主は持っているようだ。僕たちが甘えてはいけないのだけれども。
テプラーでの題字の打ち出しと貼り付けを、また職場の同僚Yさんに依頼したところ、こころよく引き受けてくれた。
周囲の人たちの厚意で、立派な(と僕は思う)合本が出来上がった。
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