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2008年2月の15件の記事

2008年2月24日 (日)

ミニ薔薇とラナンキュラス

003  午前中にホームセンター「みった みゆき店」へ行き、ベルトのほかに黄花のミニ薔薇と赤花のラナンキュラス、2鉢を買って、台所シンク前の窓辺に置いた。

 ラナンキュラスは栽培が難しいので復の花は覚束ないが、ミニ薔薇は施肥(スティック肥料を折って挿すだけ)と水遣りを続ければ、3、4年は花咲くだろう。

 以前にもミニ薔薇を育てたが、植え替えと剪定をしないものだから、4年目だろうか、樹勢が弱り黴も生じて、去年の秋に駄目になってしまった。今回は植え替えもしょうと思う。

 

2008年2月23日 (土)

マンディアルグ「オートバイ」

003  フランスの作家、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの小説、「オートバイ」(白水Uブックス54)を読みおえる。

 生田耕作の翻訳は生動感があるけれども、内容には感心しなかった。大型オートバイで疾走するライダース・ハイの心理描写と、不倫する若い娘のエロティスムだけのような気がする。終幕はオートバイに乗った娘の交通事故の場面で、彼女の死を暗示して終っている。

 オートバイでの暴走や、新婚の娘の不倫、SM的性の描写で反社会的思想を表そうとしているのかも知れないけれど、主人公の死でそれらを否定してしまっている。

2008年2月22日 (金)

島尾敏雄「夢の中での日常」

006  島尾敏雄の短篇集「夢の中での日常」(集英社文庫、昭和54年・刊)を読みおえる。以前に読んだ5冊本の「島尾敏雄作品集」に含まれていた気もするが、読み通した。

 収められている12篇とも、夢の中でのようにシュールな物語である。解説によると、公刊された彼の夢日記「記夢志」のなかの夢と対応する短篇もあるが、夢は素材でしかないとある。

 夢の中での不安と同じように、現実の生活も不安にみちているという認識があるようだ。

2008年2月21日 (木)

ふたたび紅梅

002 004 この梅は、靴箱の上で風雨に遭わないせいもあるだろうが、1つの花の寿命が長く、莟が次つぎ咲いてくると、それなりに華やかになる。それで再び、写真をアップした。それに近づくと、かすかによい香りがする。

 枝振りのわるいことは、盆栽(?)の整枝を全く知らないので、致し方ない。

 「盆梅」という言葉があったなあと、電子辞書の広辞苑第5版で調べると、やはり出ていて、「盆栽の梅」とだけ書かれていた。

 この紅梅が満開になったら、「みたび紅梅」を載せるかも知れない。

2008年2月17日 (日)

詩誌「群青」第11号

005  昨日の午後に「宮本印刷」へ行き、僕が編集している二人詩誌「群青」の第11号、100冊を受け取った。相棒KTさんの詩「継体金型製作所」(福井出身といわれる継体天皇を現代に持ってきて、あしらった作品?)とエッセイ「エライやつの前には無学なヤツはひれ伏すべきだという発想」、僕のソネット「だんちょう」が載っている。

 今日の午前9時に喫茶店「モントリオール成和店」で彼と会い、「群青」第11号の彼のぶんを渡し、同人費を貰った。そのあと30分あまり、文学や世間の話をかわし、別れた。

 僕はその足で「ワッセ」(商店集合地、広大な駐車場をもつ)の中の事務用品店「オフィスワーク」へ行き、A5封筒100枚入りを2袋買った。

 午後、その封筒に「群青」新号を送る宛名を書いた。書きおえて封筒を数えると、ちょうど60通だった。あとのことは、明日以後に持ち越しとした。

 

2008年2月16日 (土)

「野上弥生子全集」

 古書店合同目録「光房」第17号より、「みまつ書房」に註文していた本、「野上弥生子全集」26冊揃いが届いた。

 ネットの「日本の古本屋」で調べたところ、それは第1期ぶんで、他に第2期ぶんの30余冊(翻訳、日記、書簡などが主な内容らしい)が、刊行されている事がわかった。機会を見つけて、それらも買いたい。

2008年2月14日 (木)

ショーペンハウエル「知性について 他四篇」

 006_2 ショーペンハウエル(別の呼び方・ショーペンハウアー)の「知性について 他四篇」(岩波文庫)を読みおえる。

 「天才」「凡人」等の言葉が頻出するが、僕には頂けない。今の日本は、知的大衆の社会だと僕は思っている。

 また僕の理解したところで、異議を呈したい箇所が幾つかあった。「人間」と書かずに、「個人」と「人類」の区別をしておかねばならない。

2008年2月11日 (月)

「塚本邦雄歌集」

 「勝木書店ワッセ店」にて、思潮社「現代詩文庫 短歌俳句篇」の「塚本邦雄歌集」を買う。短歌が約1,200首、岡井隆の「塚本邦雄といふ宿題」、それに坂井修一、加藤治郎、藤原龍一郎の鼎談「予感と予言のうた」、楠見朋彦の解説が載っている。

 値段が手頃だし、初めて彼の短歌を読む人、「彼の短歌は好きじゃないけど、少しは読んでおかないと」という人(僕も含まれる)には、適した本だろう。

2008年2月10日 (日)

本棚1台分

 蔵書文庫本のデータベースへの打ち込みが、スライド棚2つ付き文庫本棚1台分、済んだ。697件、冊数は750冊くらいか。これから推測すると、文庫本の蔵書は全部で2,000冊くらいありそうだ。

 文庫本が好きなのは、安価なだけでなく、持ちやすいのでどこでも(たとえば車の中でも)読めるからである。

 購書は、文庫本と全集類に2極化していて、単行本はあまり買わない。全集の端本は時おり買っている。

2008年2月 7日 (木)

詩誌「群青」合本

007  僕が編集をしている二人詩誌「群青」の既刊分、創刊号~第10号を、詩誌の印刷を依頼している「宮本印刷」で合本製本して貰った。詩誌の散逸を防ぐため、また同誌の作品を一覧できるようにするため、である。

 製本代は無料だと「宮本印刷」の当主は言う。僕は「(商売上で)ボランティアはいけません」と言うのだが、先方は固辞した。ただ小額だと言うのではなく、福井の文化活動をめぐって、ある信念を当主は持っているようだ。僕たちが甘えてはいけないのだけれども。

 テプラーでの題字の打ち出しと貼り付けを、また職場の同僚Yさんに依頼したところ、こころよく引き受けてくれた。

 周囲の人たちの厚意で、立派な(と僕は思う)合本が出来上がった。

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