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庭の木槿の株元で、赤紫色のクリスマス・ローズの花が咲いた。ほかの2、3株にも莟がある。
この花の株は衰えているので、来年も花が見られるかどうか、わからない。
椿では、「西王母」の花が、わずかに咲いている。
椿も、僕の世話がわるいのか、樹勢の衰えた木が多く、回復の手立てがつかめない。鉢植えの椿は、いまのところ、順調に育っている。
僕が編集人・発行人である同人詩誌「群青」の、第14号が出来上がってきた。
今日の仕事帰りに「宮本印刷」へ寄って、同誌の100冊を受取った。
同人は、僕、こぐま星座さんに、今号よりKMさん(女性)が加わった。
KMさんの詩「ことばは」は、言葉がうまく出てこないもどかしさを、比喩を多用して表した作品。
こぐま星座さんの「講座」は、福井弁とその英訳を交互に並べて、ひねったユーモアの味がある。
僕のソネット「発信」は、少年時代のアマチュア無線への憧れが、現在のブログで形を変えて達成された、とするもの。
当番の僕のエッセイ「デジタリアン」は、僕とデジタル機器の関わりを、時系列で述べた短文である。
インターネットで見つけた「HMVインターネットフルフィルメント」より、「バッハ大全集」が届いた。
CD155枚と、解説CD1枚(英語とフランス語で書かれていて、僕にはよく読めない)である。値段は、2万2千余円と(CD1枚150円弱)、オランダ製とは言え、極安である。
写真は、外箱と、中身である。
ステレオセットの置いてある応接間は、冷暖房が効かず、2月末の今はとても寒いので、春の暖かい時期になったら、この全集を聞こうと思う。
職場の花壇で、クロッカス(だと思う)の黄花が20輪くらい咲いて、写真はその一部である。
この花壇の世話をしていたMさんが昨年7月に中途退職したあと、Uさんが引き継いで「Mさんみたいに上手にはできないけれど」などと言いながら、世話をしている。
写真の花は小さいけれど、春の兆しとして、とてもうれしい。
撮影時刻は、朝からの雨があがった、昼休み時間だった。
山田玲司の人生論「非属の才能」を読みおえる。
光文社新書328、2007年・刊。
著者は漫画家として、かなり成功しているらしい。僕は漫画を読まない(嫌いではないが、漫画を読みだすと、他の用が出来ないので)ので、彼の作品は知らない。
「非属の才能」ということで、彼は組織、グループ、流行などに乗らないで、むしろ引きこもりやドロップアウトした人物が、社会で後に成功し、幸せに暮らすと説く。
なるほど成功例は載っているが、それはわずかで、多くの者が経済的・精神的に困窮しているのではないか。
そもそも58歳のオジサンに、人生論でも無かったかも知れない。老後論は別として。
昨日、郊外の「ツタヤ」で「A型自分の説明書」を買い、その日のうちに読みおえた。
ちなみに僕は血液型A型である。
Jamais Jamais・著、文芸社、2008年10月20刷。
そうだなあと思う事項もあるが、ちょっと違うなあという事項もあって、占いとして精密とは言えない。
まあ、気慰めの本である。
僕はオジサンだけれども、意外と占いを信じていて、九星運勢学と、13星座占星術がお気に入りである。
以前に少し流行った「動物占い」と「花と昆虫占い」では、僕と妻の相性が良いことになっていて、不思議だった。
他のおもな占いでは、相性が悪いと出ていたから。
庭で白梅の花が咲き始めた。実梅の花で、観賞用ではない。
道を挟んだお向かいの家の庭では、八重紅梅が盛りだけれども、撮影は控えている。
いずれも春の先がけの花である。
庭では、数十羽の雀が日がな1日、鳴き騒いでいる。おしゃべりの内容は、わからない。
今日、「勝木書店ワッセ店」で、「歌壇」2009-3月号を買った。
ネット古書店連合「日本の古本屋」を通して、大阪府大阪市の「古書ゆうぶん」に注文した、細川護貞「細川日記」上下巻が届いた。
中公文庫、昭和54年・刊。
著者は、肥後熊本54万石の領主、細川家(明治維新後は侯爵)の血筋の人らしい。
近衛文麿首相の秘書官だった著者の、昭和18年11月から昭和21年10月に至る日記で、終戦工作が描かれているとされる。
終戦工作がどのように行われたか、少し興味があって、この本を買った。
岡田斗司夫「オタクはすでに死んでいる」を読みおえる。
新潮新書258、2008年・刊。
著者は、オタキングと呼ばれ、アニメ・ゲーム製作会社の設立、「オタク学入門」などの著書、東京大学での「オタク学講座」などによって、オタク文化を擁護してきた人である。
その彼が、「萌え~」などと言ってオタクぶる人口の増加によって、これまでのオタク同士の相互理解が失われ、「オタク文化は死滅した」と宣言したわけである。
僕は自分をオタクだとは思っていないけれども、この本の最後の、「オタクたちへ」というメッセージは感動的である。
三浦哲郎の短篇小説集「結婚の貌」を読みおえる。
中公文庫、昭和50年・初刷。
この本には12篇の、夫婦と家族をめぐる短篇小説が収められている。
家族に大小のアクシデントが起きるけれども、ややあって収まるストーリーが多い。救いの見えない話も少しある。
経済成長による経済的豊かさと、幸せな家族が信じられた、良き時代だった気がする。
バブル経済の崩壊、オウム真理教のサリン事件、阪神淡路大震災の惨事を経て、今は幸福の実感のない時代だ。
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