« 2011年9月 | メイン | 2011年11月 »

2011年10月の29件の記事

2011年10月10日 (月)

山口草堂「帰去来」

Cimg5366 角川書店「増補 現代俳句大系」(全15巻)より、第4巻(昭和56年・刊、左の写真はその箱)の初めの句集、山口草堂「帰去来」を読みおえる。

 戦時下とはいえ、取り上げられる俳人が、水原秋桜子らの「人間探求派」の流れ、高浜虚子の「ホトトギス」の流れの人物が殆どを占めるのは、後世の作為を感じる。

 この「帰去来」にも秋桜子の序文がある。

 原著は、昭和15年、交蘭社・刊。

 419句を収める。秀句が多く、優れた句集だろう。

 三省堂の「現代俳句大事典」(2005年・刊)によると、この「帰去来」よりも、戦後の「漂泊の歌」「四季蕭嘯」などの句集が高く評価されているようだ。

 以下に5句を引く。

棹とめてのぼる小鮎を見てゐたり

炭ついでもの書くことにいそしめり

鶺鴒のひかり飛ぶものついばめる

白菊のおのおのひかり寄り咲ける

出勤の靴に凍草きらきらす

2011年10月 9日 (日)

大和田げんき祭り

Cimg5363Cimg5365_2









 F市大和田町の企業と住民の実行する「大和田げんき祭り」(10月8日~10日)の、FBC会場へ行ってみた。

 会場は人々で、あふれていた。

 左の写真は、全国各地ラーメン店のコーナーで、多くの人が列を作っていた。

 右の写真は、露天テント店をめぐる人たちである。

 僕は買い物をしつつ、同人歌誌「棧橋」次号むけの、短歌連作を詠むのに忙しかった。14首を得た。

 会場に午前11時半~午後1時半、連れなしで楽しんで、帰宅した。

2011年10月 8日 (土)

ミニ薔薇6度めの花

Cimg5361 このブログの今年9月4日の記事で、5度めの開花を報告したミニ薔薇が、6度めの花を咲かせた。

 前回、「このあとも開花させる自信はない」と書いた。

 しかし株が最後の力を振り絞って、1輪を咲かせたのである。

 もうこの後、今年の花は見られないだろう。

 この花が済んでも、株への水遣りの世話は、続ける心積もりだけれども。

2011年10月 6日 (木)

第3詩集「光る波」

Cimg5355 昨日の夕方、A印刷(株)(最終的には、名前を公表する予定)より、僕の第3詩集「光る波」250部が届いた。

 箱を開けて、詩集と対面すると、大きな欠陥を発見。善後策を探している。

 ビニールカバー付きだが、写真では反射光を避けて除いてあり、著者名も隠してある。

 本集には、第2詩集「僕のソネット」以降の、ソネット形式の詩、43編を収めてある。

 内容は、本になってみると、それまでに思っていたよりは、平凡である。

 僕は、読者が感激する、というより、笑いやしみじみなど、心が和んでもらえれば、それで満足である。(僕の心の内も少し知ってもらって)。

2011年10月 5日 (水)

斉藤由貴「卒業」

Cimg5354 先日、食卓の上にCDらしき物が置いてあったので、家人に了解を得て、僕の物にした。

 ビニールケースが貼ってあった細長い厚紙には、以下のように書いてある。

 「BOSS 懐かしのヒット曲歌謡祭 ’80-’90 1曲入り8センチCD」。ジャケット写真は元と同じとのこと。

 この1枚は、斉藤由貴「卒業」である。知らない曲かと思いつつ、CDラジオで聞いてみた。

 サビのところの、「ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう」の歌詞を聞いた記憶が戻った。

 彼女はテレビドラマ「スケバン刑事(デカ)」で鮮烈にデビューしたが、その後の芸能活動を、僕は知らない。

2011年10月 4日 (火)

カリン、ボケの実とムラサキシキブ

Cimg5351Cimg5346










 9月27日の記事にも少し書いた、カリンとボケの実を捥ぐ。

 2つとも、木は落葉し尽くしてはいないが、ボケの実が黄熟し、またカリンが1つ落果したからである。

 カリンの実は2つの部屋に、ボケの実はバッグなどに入れて、天然の芳香剤にする。

 右の写真は、ムラサキシキブの実が色づいたもの。

 庭に2本あった元の木は消えて、鳥の散らかしたものが、残っているようだ。

2011年10月 3日 (月)

「歌壇」10月号

Cimg5343 僕が取っている唯一の総合歌誌、「歌壇」(本阿弥書店)の2011-10月号を読みおえる。

 特集の「現代版 歌枕の旅―短歌で巡る日本列島」も読んだけれども、感銘は大きくなかった。

 僕は地理よりも、催しなどや、人間関係、個人の内心などに、関心があるようだ。

 気の早い話だが、次号、11月号の特集に期待している。「震災後の表現の行方」である。

 東日本大震災の故か、結社誌に作品を出詠しなくなった先輩歌人がいる。

 また僕の作歌の数も、故は意識しないけれども、少なくなっている。

 現状を打開する論を、その特集に期待する。

2011年10月 2日 (日)

送別歌会

Cimg5338 今日の午前11時より「わだつみ」にて、コスモス短歌会F支部の会員、N弘子さんの送別歌会が持たれた。

 彼女はこの10月末に、東京都へ移り住むとのこと。

 支部会員のほとんど全員、13名が参加した。

 正午までの歌会は時間の都合で、14名の各1首を、U支部長が批評・添削したのみ。

 正午より、料理と酒をとりながら(足の都合で、ノンアルコールビール、ウーロン茶の方もいた)、話をかわしつつN弘子さんとの別れを惜しんだ。

 午後2時過ぎに散会した。

2011年10月 1日 (土)

彼岸花とコスモス

Cimg5333
Cimg5336









 昨年10月6日の記事に続いて、今年も彼岸花とコスモスの写真を載せる。

 左の写真の彼岸花は、小川の土手に咲いている。

 種でも殖えるのか、花のかたまりがあちこち、広がっていると思える。

 右の写真は、不耕作田に咲くコスモスの花である。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート