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2012年6月の33件の記事

2012年6月 3日 (日)

「本に…」

 先日の昼休みどき、同僚が1冊の本を提げて歩いていた。

 僕は、「それ、何の本?」と訊いてみた。

 彼は、「〇〇さん(僕の姓)が気にするような、上等の本じゃないですよ」と答えた。

 僕は思わず「本に貴賤はない!」と叫んでいた。

 実感として、本に貴賤は無い。

 作品に、優劣はある。レトリック(修辞)、アイデア(着想)、構成などに、優劣はあるかも知れない。

 しかし作者の思いの篭もった作品に、貴賤、上下はない。そういう感じ方で、僕は本や冊子を読んでいる。

 ただし、茶化しやゴマスリはいけない。それらは世間への敗北であり、自分への敗北である。

2012年6月 2日 (土)

ハマナスと花ザクロ

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 庭も初夏の様である。

 左の写真は、ハマナスの花である。

 樹勢は強く、他の株を侵食して、大株になっている。

 右の写真は、花ザクロの花(八重?千重?獅子咲き?牡丹咲き? よくわからない)である。中でも大輪の1花をズームで。

 蕊が花弁化しているので、実は生らない筈が、昨年秋には5、6個の実が落葉後に現れた。自然の妙である。

2012年6月 1日 (金)

「青磁」第29号

Cimg6059 わが県にお住まいの文学者・S道明さんが、文学誌「青磁」第29号を、送って下さった。

 「青磁」は、小説・評論を主とする、文学誌である。

 2012年5月、青磁の会・発行。

 僕はS道明さんの、「短歌作家としての橘曙覧(5)」、「黒壁夜色」、「竹行李の中」、3編のみを読んだ。

 「短歌作家…」では、これまでの論に、幾つかの反論を加えている。

 小説「黒壁夜色」は、主人公が従兄の死去に際し、通夜の前日から夫婦で長浜(娘と孫も住む)を訪れるが、平凡ではない心持ゆえの行動を描く。

 評論「竹行李の中」では、中野重治の家族の生を描きながら、中野重治の全体像に迫ろうとしている。

 次号(年2回・刊)は30号なので、記念会を持ちたいと、編集後記にある。期待される所である。

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