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2013年7月の23件の記事

2013年7月 3日 (水)

「歌壇」7月号

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 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の、2013年7月号を読みおえる。

 散文では、読んでいない編もある。

 特集の「西行ゆかりの地、高野山を巡る旅」の、佐佐木幸綱「西行と高野山」の論が、貴重である。次号に続編を掲載、との事。

 また6氏による、旅での8首競詠は優れている。競争で秀作が生まれるらしい。

 米田律子(「未来」所属)の「白月」12首は、反戦の歌を含む。文学において、他のジャンルより、短歌が趨勢に最後まで、抵抗する気がする。

 新連載が2つ始まり、増ページのようだが、僕は旧号を残さないので、正確にはわからない。

2013年7月 2日 (火)

「踊る大捜査線 #11 青島刑事よ永遠に」

 指定休日(毎週火曜日)の今日の午前、Yahoo!のサービス、GyaO!より、「フジテレビ オンデマンド」の、「踊る大捜査線 #11 青島刑事よ永遠に」を観おえる。1時間弱。

 先月8日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「同オンデマンド」の「同 #8 さらば愛しき刑事」に続く観賞である。

 ストーリーでは、犯人逮捕は主眼でなくて、警察の体質(それが実際にあるか、僕は知らない)に外れる捜査をする室井監理官(ギバちゃん)青島刑事(織田裕二)と、上層部との対立にある。

 クライマックスは監理官と青島刑事が査問に遭う場面で、友情と敬意の交錯する中、青島刑事は監理官をかばって、田舎の交番に飛ばされる。

 僕はドラマに慣れていないから、ヒーローに感情移入はしないと思うけれど、自分に引き付けて思ってしまう。

 査問の場面で自分なら、逃げをうつか縋るかした、と思う。現役の頃と違って、定年後・再任用の身では、如何ともしがたい。

 湾岸署の刑事から、交番(常駐ひとりらしい)のお巡りさんになった29歳の青年が、絶望的・虚無的な気持ちにならないか、オジサンは心配になる。

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ダウンロード・フォト集より、湖の1枚。

涼を呼ぶだろうか。

2013年7月 1日 (月)

プルタルコス「饒舌について 他五篇」

Cimg7085 プルタルコス「饒舌について 他五篇」を読みおえる。

 岩波文庫、1985年・刊。

 著者は、「プルターク英雄伝」でも有名な、古代ローマの著述家である。

 大著「倫理論集(モラリア)」より、部分訳が幾つか岩波文庫より出ている。

 「饒舌について 他五篇」「愛をめぐる対話 他三篇」「食卓歓談集」を僕は読んでおり、「似て非なる友」「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」を持っている。

 「饒舌について 他五篇」では、饒舌、知りたがり、弱気、借金などを戒めているが、語り口は固くなく、随想的である。後注が多いので、1つずつそれらを参照する、根気が要る。

 同じく岩波文庫で、キケロ、セネカの著述を幾つか読んでいる。

 約2000年前の思考を、文庫本で、家庭で読み得る事は、優れた事だ。

 

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