指定休日(毎週火曜日)の今日の午前、Yahoo!のサービス、GyaO!より、「フジテレビ オンデマンド」の、「踊る大捜査線 #11 青島刑事よ永遠に」を観おえる。1時間弱。
先月8日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「同オンデマンド」の「同 #8 さらば愛しき刑事」に続く観賞である。
ストーリーでは、犯人逮捕は主眼でなくて、警察の体質(それが実際にあるか、僕は知らない)に外れる捜査をする室井監理官(ギバちゃん)青島刑事(織田裕二)と、上層部との対立にある。
クライマックスは監理官と青島刑事が査問に遭う場面で、友情と敬意の交錯する中、青島刑事は監理官をかばって、田舎の交番に飛ばされる。
僕はドラマに慣れていないから、ヒーローに感情移入はしないと思うけれど、自分に引き付けて思ってしまう。
査問の場面で自分なら、逃げをうつか縋るかした、と思う。現役の頃と違って、定年後・再任用の身では、如何ともしがたい。
湾岸署の刑事から、交番(常駐ひとりらしい)のお巡りさんになった29歳の青年が、絶望的・虚無的な気持ちにならないか、オジサンは心配になる。
涼を呼ぶだろうか。
岩波文庫、1985年・刊。
著者は、「プルターク英雄伝」でも有名な、古代ローマの著述家である。
大著「倫理論集(モラリア)」より、部分訳が幾つか岩波文庫より出ている。
「饒舌について 他五篇」「愛をめぐる対話 他三篇」「食卓歓談集」を僕は読んでおり、「似て非なる友」「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」を持っている。
「饒舌について 他五篇」では、饒舌、知りたがり、弱気、借金などを戒めているが、語り口は固くなく、随想的である。後注が多いので、1つずつそれらを参照する、根気が要る。
同じく岩波文庫で、キケロ、セネカの著述を幾つか読んでいる。
約2000年前の思考を、文庫本で、家庭で読み得る事は、優れた事だ。
最近のコメント