原田マハの小説、「一分間だけ」を読みおえる。
宝島社文庫、2009年2刷。
今年5月29日の記事(←リンクしてある)、「原田マハと囲碁年鑑」で、「囲碁年鑑2013」と彼女の「夏を喪くす」とともに、購入を紹介した本である。
「夏を喪くす」については、辛めの感想を、今年6月3日の記事(←リンクしてある)にアップした。
泣ける小説には要素があって、ペット・病気・死・失恋、等だそうだ。この「一分間だけ」もそれが当てはまる。
しかし感激が薄い、というか浅い。北條民雄「いのちの初夜」までとは言わないが、もっと揺すぶられるものがほしい。
そうでなければ、「泣ける物語」以外の路線を走ってほしい。
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