ペルシウス「サトゥラ」
平凡社「世界名詩集大成(1) 古代・中世篇」(1960年・刊)より、ペルシウス「サトゥラ」を読みおえる。
5月22日の記事(←リンクしてある)、オウィディウス「黒海からの便り」に続く。
ペルシウス(34年~62年)は、反帝政ストア派の人々と近かった。没後、哲学の師・コルヌトスが6編だけを選んで(他の詩は捨てて)、詩集「サトゥラ」」として出版し、世の認める所となった。
第1編(134行)、第3編(118行)が、長い詩のせいか、散文訳されている。
雑多の比喩、隠喩、口語が入り混じっているとされ、翻訳もタメ口の(「~かい」「~だな」「~ぜ」等・他)語り口調でされているが、原文の調子を伝えているか。
内容は、世の浮薄な趨勢に反発するものである。
キッチンの窓辺で、鉢のミニ薔薇(赤花だが、光線の具合かピンク色の花になった)の1輪。
5月16日の記事に写真添付した6回めに続き、7回めの開花となる。
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