岡本かの子「渾沌未分」
Google Play Booksより青空文庫発でタブレットにダウンロードし、岡本かの子の小説「渾沌未分」を読みおえる。
同様にして読んだ彼女の小説は、今年4月18日の記事(←リンクしてある)で紹介した「金魚撩乱」以来、10編めである。
また今の所、他の彼女の小説は、無料では見当たらない。ちくま文庫版・全集の端本2冊があるので、それを読むしかない。
ストーリーは、逼迫した古式泳法の家元の一人娘、小初が、援助者の貝原に愛人になるよう求められ、交友があるが左程惹かれない薫とも別れ、遠泳会で強い雨の中を、どんどん沖へ泳いで行ってしまう、という結末となる。
水中で小初と薫が戯れる場面を、高校の図書室で読んだ、40数年前の茫とした記憶がある。
「フリー素材タウン」より、アジサイの1枚。
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