年刊句集「福井県」第54集(5)
年刊句集「福井県」第54集(2016年3月、福井県俳句作家協会・刊)より、5回め、最後の紹介をする。
同(4)は、先の5月14日付けの記事(←リンクしてある)にアップした。
今回は、161ページ~213ページ(作品集最終ページ)の、53ページ、106名の1060句を読んだ事になる。
伝統長く広がり大きい文芸だから、新機軸を出すのはなかなか困難だろう。寓話やフィクションに走る場合もあるだろう。
今回、僕が付箋を貼ったのは、次の1句。M・鈴子さんの「こぼれ萩」10句より。
靴紐を結びなほして梅一輪
「一輪」にフィクションを感じないでもないが、意気込みをよく表している。
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