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2016年7月の27件の記事

2016年7月 7日 (木)

小池光「思川の岸辺」

Cimg8928 Amazonに注文した、小池光歌集「思川の岸辺」が届いた。

 角川書店、2016年・2版。

 団塊の世代(1947年・生)ながら、夫人を亡くされたという事で、惹き句に惹かれて注文したのだが、お孫さんの歌なども重なる。

 僕は砂子屋書房の「現代短歌文庫」3冊で、彼の初期歌集6冊を読んでいる。

 その最後の「滴滴集」は、2013年12月30日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 この「思川の岸辺(おもひがはのきしべ)」は、1ページ2首(1首2行書き)、542首等のため、分厚く(333ページ)重い。

 読みおえたなら、ここで紹介したい。

2016年7月 6日 (水)

「故宮博物院」

Cimg8925 講談社「世界の博物館」(全23巻)より、第21巻「故宮博物院」(1989年6刷)を見おえる。

 第20巻「インド国立博物館」は、先の6月18日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 台湾の故宮博物院の写真集は多いが、この本は中共の故宮博物院の紹介で、貴重である。

 紫禁城など建築と内部の紹介にページを多く費やしている。

 僕の興味のある、玉(ぎょく)、唐三彩、書などは紹介されているものの、点数が少なくて惜しい。

 古代の青銅器が、印された文字とともに、関心を引く。

 178ページ、写真387枚(カラー、モノクロを交え)。

2016年7月 5日 (火)

山田航・編著「桜前線開架宣言」(1)

Cimg8668 昨年12月28日の記事(←リンクしてある)で、購入を報せたままだった、山田航・編著「桜前線開架宣言」を、ぼちぼちと読む。

 2015年、左右社・刊。1970年以降生まれの40歌人を、それぞれ56首と解説で紹介している。

 今回読んだのは、1970年代生まれの、大松達知より光森裕樹に至る、19歌人である。

 いわゆるニューウェーブと呼ばれる歌人の作品に、関心はあるが、心酔する事はない。

 著者は、寺山修司から短歌に入ったと書いているが、僕は石川啄木から入った、旧い歌詠みである。

 あと21歌人が残り、これからも読みゆき、ここで紹介したい。

2016年7月 4日 (月)

キョウチクトウとミニ薔薇

Photo

Photo_2

 庭で、キョウチクトウ(夾竹桃)が咲いている。

 左上は赤花。ピントが合わなかったか手ブレか、少しぼやけている。

 右上は黄花。花数が少ない。

Photo_3

Photo_4  左上は、ピンクの花(普通種)。今のところ、花数が少ない。

 以前にアップした白花を加え、庭のキョウチクトウのすべてである。

 右上は、キッチンの窓辺で咲いたミニ薔薇。今年の2期めである。

2016年7月 3日 (日)

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 シーズン1 エピソード2

 AmazonのPrime Videoより、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 シーズン1 エピソード2」をパソコンで観る。

 6月29日の記事、エピソード1(だった)に継ぐ。

 三重県松阪市から、長野県松本城まで。

 太川陽介の張り切りぶり、蛭子能収のぼやき、マドンナ・加藤紀子の(バス停などを見つける)鋭さ、などが楽しい。

 そしてお約束の、バス路線が途切れての徒歩の難路行。

 1時間52分。どのようにして(編集して)テレビに乗せたのだろうか。

Photoフリー素材サイト「Pixabay」より、朝顔の1枚。

2016年7月 2日 (土)

竹山広「千日千夜」

 ながらみ書房「定本 竹山広全歌集」(2014年・刊)より、第5歌集「千日千夜」を読みおえる。

 第4歌集「一脚の椅子」は、先の6月28日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 「千日千夜」は、1999年、ながらみ書房・刊。486首。

 阪神淡路大震災など時事を詠むのは、被爆、敗戦の体験を経て来ていることが大きいのだろう。

 生活詠が豊かだが、人生を振り返る詠も多くなる。

 以下に7首を引く。

居合はせし居合はせざりしことつひに天運にして居合はせし人よ

戦ひし十五年戦はぬ五十年過ぎて思へば是非あきらけく

若き死を羨みしことかつてなし力尽きはてて死ぬべきわれは

寝たきりになりて長生きする夫を死ねよと思はざるはずのなし

切支丹の芋喰らひよと嘲られことばなかりし少年も老ゆ

何をなし終りてそこに置かれたる電話の横のモンキースパナ

癒えて帰るわれを疑はず待ちくれし三千日のかけがへもなし

Photo「フリー素材タウン」より、蓮の1枚。

2016年7月 1日 (金)

「梅崎春生全集」第2巻(3)

 沖積舎「梅崎春生全集」第2巻より、3回めの紹介をする。

 同(2)は、6月4日付けの記事(←リンクしてある)にアップした。

 今回、僕が読んだのは、「ある顛末」、「贋の季節」、「亡日」の3短編である。

 「ある顛末」、「贋の季節」は、戦後の窮乏と荒廃の様を、特殊なシチュエーションで描いたものであろう。後者は、皮肉が籠もっているかも知れない。

 「亡日」は、召集令状が来たその日に、出征用酒配給切符で得た酒を携えて、旧友を訪ねて酔う話である。二人とも、日本の敗戦を信じていて、暗い酒となる。

Photo「フリー素材タウン」より、蓮の1枚。

 

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