今年9月8日の記事「三浦哲郎氏逝く」に、コメントでこぐま星座さんより「忍ぶ川」のDVDを観るように勧められ、僕も後日に借りると応えた。
3連休2日めの今日、「TSUTAYA」でDVD「忍ぶ川」を借りてきて、さっそくパソコンで観た。約束を果したわけだ。
熊井啓・監督、加藤剛・栗原小巻・主演。
このドラマはモノクロだった。僕には、カラーのポスターを見た記憶があって(あるいは間違いかもしれない)、ずっとカラー映画だと思っていた。
ドラマで、初夜の場面は話題になったが、僕はその前の、身内(新郎新婦と、新郎の両親と姉の、5人)だけの結婚式で、新郎の父が「高砂」を謡い出して母と姉との3人ともども取り乱してしまう(身内のうち続く不幸にはただ耐え続けてきたのに)場面に、最も心打たれた。ドラマではよく現されていないようだけれど、僕は原文を思い出した。
土曜日今日の午後になって(午前中は金沢市へ行ってきた)パソコンを開いて、ネットをしばらく見たあと、9月10日に買った、DVD「ブリジット・ジョーンズの日記」を観る。
30歳過ぎの、ちょっとぽっちゃりめの女性を主人公とする、ラヴコメディである。
独身で、大酒呑み、ヘビースモーカーでもある。
ある時に、二人の男性に愛されて、その二人は殴り合いの喧嘩までするのだが、主人公は、そのうちの一人と結ばれる。
ベストセラーの原作とは変えてあるというけれど、ハッピーエンドが取って付けたようである。
昨日の日本洋画とも通じるけれど、活字媒体が、映像媒体にあっさり取って代わられる時代だから、映像にない諸点を文学は求めなければいけないのだろうか。
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