カテゴリ「歌書」の467件の記事 Feed

2016年1月20日 (水)

歌誌2冊

Cimg8687

Cimg8685

 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年2月号の発売日、1月14日にAmazonを見ると、新刊は売り切れで、古本にはとんでもないプレミアムが付いていた。

 楽天ブックスには、新刊が定価であったので、そこで注文した。「あす楽」というのか、翌日に届いたと記憶する。「第27回歌壇賞決定発表」他がある。

 1月18日に、結社歌誌「コスモス」2016年2月号が届いた。

 僕の歌は(10首出詠のうち)、4首選だった。内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、1月19日付け記事(←リンクしてある)にアップしたので、ご覧ください。

2016年1月12日 (火)

歌誌「コスモス」1月号「その二集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年1月号の、「その二集」通常欄を読みおえる。

 その前の「あすなろ集」読了は、今月9日の記事にアップした。

 入会したての人たちは、心配があるだろうけれど、ある選者は「少し努力すれば、昇級できます。」と述べていた。

 歌誌(結社誌だけでなく、総合歌誌を含めて)と歌集(廉価なアンソロジーも多く出ている)を読むこと。出詠10首だけでなく、たくさん詠むこと、等。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。H・千恵子*(新かな遣いのマーク)さんの3首より。

ふと消えし言葉ひとつにこだわりて茜の雲のほぐれゆく見ゆ

 ナイスな1句か2句が浮かんだのに、ふと忘れて、思い出せない事は、僕もある。

Photo「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。

2016年1月 9日 (土)

「コスモス」1月号「あすなろ集」読了

 結社歌誌「コスモス」の、2016年1月号より、「あすなろ集」通常欄を読みおえる。

 特選欄の「COSMOS集」は昨年12月29日の記事(←リンクしてある)に、この集の前の「その一集」通常欄は1昨日(1月7日)の記事に、アップしてある。

 会員数が「その一集」で中太りして、入門者欄に近づくと細くなっているのが気掛かりだ。高野公彦・編集長が提案するように、掲載歌数を増やした方が良い、と僕は考える。ミニバブルでも起さないと、入会者・増、会員数・増は、覚束ない。若者会員の真の活躍の場も増やして。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。A・公恵さんの3首より。

綿菓子にお好み焼きにりんごあめ、金魚すくひに子らは高ぶる

 ゲーム以外の楽しみに興じる子らに、祭(と思われる)は貴重な体験だ。

Photo「フリー素材タウン」より、水仙の1枚。

2016年1月 7日 (木)

「コスモス」1月号「その一集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年1月号の、「その一集」通常欄を読みおえる。

 同・集の特選欄は、昨年12月17日の記事(←リンクしてある)に紹介した。

 先月12月号は、「その一集」途中で次号が届いてしまったので、今月はまだしも良好である。

 結社歌誌では、掲載数を競うのではなく、もっと佳い歌を詠みたいから競うのである。プロ棋士が、タイトル戦で勝敗がついた後も、力をつけるべく感想戦を何時間もするのと同じである。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。N・惇子さんの4首より。

雪解水流るる姫川源流の流れに揺るる白き梅花藻

 梅花藻の生きる源流は貴重で、詠み残すべきである。

Photoフリー素材サイト「Pixabay」より、大根の1枚。

2016年1月 6日 (水)

若山牧水「溪谷集」

 Kindle本「若山牧水大全」より、第12歌集「溪谷集」を、タブレットで読みおえる。

 昨年12月26日の記事(←リンクしてある)、「さびしき樹木」に継ぐ。

 原著は、1918年(大正7年)、東雲堂書店・刊。

 304首を収め、序文も目次も跋文も無いとされる。4章を立てる。

 旅中吟の大作がほとんどを占め、晩年の歌風の完成期に入りつつあるとされる(短歌新聞社・版「若山牧水全歌集」解説より)。

 以下に7首を引く。

さりげなく起居はすなれ秋曇る家に篭れば悔ゆること多し

秋晴れて風の冴ゆれば貧しさも忘れてうごくわがうからどち

はだら黄の木の間に見えて音もなく流るる此処の淀深からし

一人乗り二人乗りたるとりどりに筏は過ぎぬ秋光る瀬を

山窪に酔ふばかりなる日の照りてひとりくるしき冬日向かな

釣りランプ静かにともり降り出でし山の時雨にうちゆらぐみゆ

わが船に驚き立てる鴨の群のまひさだまらずあら浪のうへ

Photo_2フリー素材サイト「Pixabay」より、赤蕪の1枚。

2015年12月30日 (水)

「歌壇」1月号

Cimg8658 今月19日の記事(←リンクしてある)、「歌誌2冊」で入手を紹介した内、本阿弥書店「歌壇」2016年1月号を、ほぼ読みおえる。ただし読んでいない散文も多い。

 特集にある「ノベンタ」は、スペイン語で「90」の意味で、1990年に発刊され、10年間活動し、10号で終了した歌誌である。

 新春巻頭言として永田和宏の「自分に届く言葉―あなたはどうか」、春日真木子の講演「たったひとこと、されどひとこと」(第36回全日本短歌大会において)は、重要な発言である。

 新春巻頭作品が並び、水原紫苑の作品連載が始まったけれども、困難な短歌の状況を確認する、新年号である。

2015年12月29日 (火)

「コスモス」1月号「COSMOS集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年1月号より、「COSMOS集」を読みおえる。

 その前の「その一集」特選欄・読了は、1昨日(12月27日)の記事にアップした。

 「COSMOS集」は、「あすなろ集」と「その二集」の特選欄である。

 「その一集」が鮭の遡上なら、「COSMOS集」は鮎の遡上(気持ち的には)を思わせる。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。U・真由美さんの「日本の悩み」5首より。

ダイエット、美容、片付けゆたかなる日本の悩みが書店にならぶ

 1方で本を買えない、今夜の寝所にさえ困っている人が、いる事も事実だが。

Photoフリー素材サイト「Pixabay」より、人参の1枚。

2015年12月28日 (月)

山田航・編著「桜前線開架宣言」

Cimg8668 Amazonに12月14日に予約注文(12月24日発売)した、山田航・編著「桜前線開架宣言」が、12月26日(だったと思う)に届いた。

 (株)左右社・刊。270ページ。2376円(税込み)。

 副題に「Born after 1970」とあるように、1970年以降生まれの歌人・40名の各56首と歌人解説(山田航による)、それにコラムを挟み、ブックガイドなどを付したアンソロジーである。

 これも帯にある「穂村弘以降」というか、ニューウェーブというか、最近の歌人について、まとまった知識が、僕には無い。

 アンソロジーを含むこの入門書で、新しい歌と歌人に触れてみたい。

 気に入りの歌があれば、歌集を読んでみる事もあるだろう。

 この本の途中、または読了後に、ここで報告したい。

2015年12月27日 (日)

「コスモス」1月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年1月号より、「その一集」特選欄を読みおえる。

 その前の「月集」3欄の読了は、今月23日の記事で紹介した。

 「その一集」特選は、選者9名×特選5名×5首が載る。「その一集」は在籍者数が多いので、難関である。

 毎月、営々と励んで出詠して、山頂に辿り着けた思いだろうか。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。H・潤子さん*(新かな遣いのマーク)の5首より。

リハビリに唄いし軍歌がいつのまに唱歌となりしか義父の小さし

 義父の気力の衰えだろうか。僕でさえ、離れ住む子と会うたび、「お父さん、小さくなった」と言われる。

Vegetables653568_640フリー素材サイト「Pixabay」より、葱その他の1枚。

2015年12月26日 (土)

若山牧水「さびしき樹木」

 Kindle本「若山牧水大全」より、第11歌集「さびしき樹木」を、タブレットで読みおえる。

 今月13日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「白梅集」に継ぐ。

 原著は、1918年(大正7年)、南光書院・刊。200首を収める。

 自序で牧水は、夏が好みにおいて最も親しいが、心身ともに萎えるその夏と、初秋の作と述べている。

 以下に7首を引く。

雀啼くなんといふそのたのしげのほしいままなる啼声かいま

青嵐立たむとならし楢の葉のきらりきらりと朝日に光る

あはれはれ雨かも降ると起き出でて見やればけうとき青葉のひかり

道ややに登りとなれば桑畑のをりをり絶えて雑木の林

暫くは世のことぐさを思はずてひとりぞあらむこの朝風に

さまざまのひとを思ひ倦み起き直り船より見たる沖津辺の浪

松茸のかをりを嗅げば村住の友がこころに触るるおもひす

Leek318156_640フリー素材サイト「Pixabay」より、葱の1枚。

 

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート