カテゴリ「写真集」の101件の記事 Feed

2014年8月26日 (火)

「須恵器」

Cimg7891 写真集「日本の原始美術」(全10巻)より、第4巻「須恵器」を見おえる。

 講談社、1979年・刊。函、帯。

 須恵器の語に馴染みがない(知らなかったのではない)のだが、辞書に拠ると「古墳時代中・後期から奈良・平安時代に作られた、朝鮮半島系技術による素焼きの土器」である。

 良質粘土で、ロクロを用いて成形し、穴窯で焼いた。

 カラー写真91枚、解説35ページ。

 生活用の様々な器は簡素となり、葬礼・祭祀用の器は、装飾が多く奇異な形のものもある。

 宮殿・官衙(かんが)・寺院の消費が多く、各地で生産・供給が行われたとされる。

2014年8月19日 (火)

「弥生土器」

Cimg7873 写真集「日本の原始美術」(全10巻)より、第3巻「弥生土器」を見おえる。

 講談社、1979年・刊。函、帯。

 今月12日の記事(←リンクしてある)、「縄文土器 2」に続く。

 カラー写真、101枚。総78ページ。

 弥生時代は、稲作、金属器の始まった時代であり、土器は食料を貯蔵する壺、煮炊きする甕、盛り付ける鉢や高坏など、農民の土器が用いられた。

 丹塗り磨研(にぬりまけん)と呼ばれる、赤い土器が美しい。酸化鉄を用いたという。

 回転台使用の技術も進んだという。文様も多様となっている。

2014年8月12日 (火)

「縄文土器 2」

Cimg7853 写真集「日本の原始美術」第2巻、「縄文土器 2」を見おえる。

 講談社、1979年・刊。全10冊。

 今月6日の記事、「同 1」に続く。

 本巻では、縄文土器の後期、晩期の発掘品を示している。

 文様は精美となる。

 また形も、深鉢から、鉢(浅鉢を含む)、皿、高坏、台付き鉢、土瓶、壺、香炉、など様々な種類が現れる。

 用途のよく判らない土器もある。

 次巻の「弥生土器」も楽しみである。

2014年8月 6日 (水)

「縄文土器 1」

Cimg7848 写真集「日本の原始美術」より、第1巻「縄文土器 1」を見おえる。

 講談社、1979年・刊。全10巻。

 縄文時代の初期~中期の土器の、カラー写真120枚の他、解説文を収める。

 僕は歴史というより、原始美術を見たい気持ちで、このシリーズを買ったのだった。

 遺跡を発掘する人や、研究者へは申し訳ないけれども。

 この本では、このシリーズで楽しみにしていた内の1つ、火炎土器に出会えた。古式は新潟県から会津地方まで、新式は信濃川沿岸地域のみと、地域が限定されるようだ。

 これからも、読みおえたなら順次、紹介してゆく予定である。

2014年5月15日 (木)

「日本国立公園」第4巻

Cimg7693 全4巻の写真集「日本国立公園」より、第4巻「九州/沖縄篇」を見おえる。

 毎日新聞社、1986年・刊。

 B4判、158ページ、カラー写真・110枚。

 今月9日の記事(←リンクしてある)、同・第3巻に続く。

 西海国立公園では、生月島・塩俵の断崖の柱状節理が、5角柱の塊になっているようで、珍しい。

 阿蘇国立公園では、草千里ケ浜の牛の放牧風景が、いかにものどかである。

 西表国立公園では、黒島のキノコ岩が、1本脚のテーブルのようで、奇景である。

 大判写真集・全4巻を見おえて、ゆったりと国内旅行をした思いでいる。

2014年5月 9日 (金)

「日本国立公園」第3巻

Cimg7684 全4巻の写真集「日本国立公園」より、第3巻「近畿/中国/四国篇」を見おえる。

 1988年・3刷、毎日新聞社・刊。

 B4判、157ページ。写真116枚。

 今月2日の記事、同・第2巻「関東甲信越/中部篇」に継ぐ。

 監修者の井上靖がこの巻の序文で、この巻の国立公園すべてが、海岸部を含む、と述べている。

 伊勢志摩国立公園では、英虞湾の海苔ひび、真珠筏に、親しみを感じる。

 山陰海岸国立公園では、玄武洞の柱状節理が厳かしい。

 足摺宇和海国立公園では、竜串海岸の見残しの奇岩が、奇観を見せる。

2014年5月 2日 (金)

「日本国立公園」第2巻

Cimg7662 全4巻の写真集「日本国立公園」より、第2巻「関東甲信越/中部篇」を見おえる。

 毎日新聞社、1985年・刊。

 1昨日の記事、同・第1巻「北海道/東北篇」に継ぐ。

 日光国立公園では、12ページ~13ページの写真、ニッコウキスゲ(日光黄菅。禅定花)の大群落とその向こうの青空、浮かぶ薄い白雲の1枚が、雄大である。低いところからの視線が成功している。

 上信越高原国立公園では、横手山の樹木が樹氷をまといながらも、冬を耐えて越そうとする姿に打たれる。

 溶岩群、岩山、柱状節理の断崖(富士箱根伊豆国立公園より)などの写真には、地表近い地下が岩より成っている事を、あらためて知る。

2014年4月30日 (水)

「日本国立公園 第1巻」

Cimg7652 写真集「日本国立公園 第1巻 北海道/東北篇」を見おえる。

 毎日新聞社、1985年・刊。

 井上靖・監修、森田敏隆・写真。全4巻。

 大雪山の三国峠では、秋の紅葉・黄葉・常緑のまざる景色が美しい。

 十和田湖畔では、大判見開き2ページに1枚の写真で、近景の枝、中景の十和田湖、遠景の中山半島を、くっきりと撮影している。

 フィルム写真だろうが、フィルム写真のキメの細かさ、デジタル写真の操作の多様さ、などを思わせる。

2014年3月 6日 (木)

写真集「正倉院の宝物」

Cimg7585  写真集「正倉院の宝物」(太陽臨時増刊保存版、1981年、平凡社・刊)を見おえる。

 正倉院は、東大寺大仏殿の北西にあり、聖武天皇の遺愛品、東大寺の寺宝・文書など、9000点余を納めるとされる。

 この本には、137枚のカラー写真(1枚に複数点、載っている場合もある)と、解説ページを収める。

 有名な、碁盤・碁石、ガラス器、琵琶、伎楽面、等の他に、刀(精緻に装飾され、儀礼用らしい)、靴等、初めて知った物もある。

 古代にも、シュールや、超絶技巧があったと、僕は思いを深くした。

2014年3月 1日 (土)

「鉄道歳時記 名所」

Cimg7557 写真集「鉄道歳時記 名所」を見おえる。

 1985年、小学館・刊。帯、栞。

 先月25日の記事「同 冬」に続く。5冊シリーズの最終巻である。

 背後の高峰には雪の残るその麓、桜の花のトンネルを往く、中央本線が鮮やかである。

 当時でも既に珍しかった、現役SLを載せてもいる。

 「駅弁西・東」の章では、駅弁を買う客、全国の名物駅弁(写真と地図付き)、駅弁屋さんの製造の様子まで、紹介している。

 地方の運営困難な路線を保存する方法の1つを描いた、「第三セクターの光と陰」の章もある。

 末尾近く、「鉄道博物館案内」として、6つの施設を載せている。鉄道マニアには貴重だろう。

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