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2008年11月の27件の記事

2008年11月 7日 (金)

歌誌「棧橋」№96

003  季刊同人歌誌「棧橋」№96を読みおえる。

 巻頭は小山富貴子さんの96首詠「ご近所」である。

 僕の「母が逝く」24首は、今年6月2日に亡くなった母への挽歌である。力のない僕には、これくらいしか手向けるものがない。

 吉田美奈子さんの「青空乱す」12首に、とくに注目した。「心つつしむ」ありようが、よく表現されている。比喩の歌も多いが、無理がなく、突飛でもなく、なめらかである。心のストレスと、そのささやかな解消法に気づいている。

 この1連に惹かれるのは、僕が近ごろ「もう少し自分を大事にしよう」などと、僕らしからぬ穏健路線を取り始めているからかも知れない。

 

2008年11月 6日 (木)

DVD「BREAKIN’2」

003  近所のローソンへ行って、アメリカ映画のDVD「BREAKIN’2」を買い、パソコンで観た。

 第1作ほどには面白くない。

 ダンスや映像は進んでいるのだろうが、ショー化されていて(たとえばダンスでの対決の場面も)、迫力がない。

 前作では、社会の底辺に生きる若者たちの鬱屈がよく表されていた。

 ダンスは観る者にとって娯楽だろうから、社会を動かす力はほとんど無いと僕は思っている。

 まずはメデタシで終わる娯楽篇だった。

2008年11月 5日 (水)

「詩集ふくい’08」

004  「詩集ふくい’08」を読みおえる。

 この本は、福井県詩人懇話会が編集・発行している年刊アンソロジー詩集である。65名が71編の詩を寄せた。

 これまで名前をお見かけしなかった方の作品が、かなりある。これらの方がたに、同人詩誌などに入ってもらい、継続的に詩を創作・発表してもらえるようになると、福井の詩も更に盛んになるだろう。

 詩集の作品は、生活の1場面を描いたもの、観念的なもの、芸術性の高いもの、様ざまである。作者の年齢層が高くなっている点は問題である。

 僕のソネット「青年」では、書いた当時は、相手の気持ちがわからなかったけれど、いま読み直すと、相手の気持ちが推測できる。自作でも、のちになって描いた意味がわかるようになる場合がある。

2008年11月 4日 (火)

「歌壇」2008-11月号

002  「歌壇」2008-11月号を読みおえる。

 諸家の短歌作品は、それぞれ滋味がある。「コスモス」関係では、木畑紀子さんが「反照」12首を寄せている。彼女は「コスモス」2008-11月号の「新・扇状地」にも「六十歳の門」15首を載せているから、お忙しかったのではないか。

 特別企画「あの歌人からの手紙」が、覗き見的なところもありながら、面白い。先輩からの手紙は、励みになるようだ。僕も、小島ゆかりさんが下さった墨筆の手紙を、大事にしている。

 誌面各所のエッセイは、息抜き的なものだろうが、僕は楽しみにしている。藤井常世さんの「猫のいる風景」第23回「ジェムのパフの手」、「わが失敗の記」第2回には佐藤通雅さんの「わが失敗させるの記」、「私のこだわりごはん」第2回には武下奈々子さんの「夏の快楽」、ほか。

2008年11月 3日 (月)

南天と渋柿

001 004  休日なので、明るいうちに庭に出てみる。冬が近づいていて、寂寞としている。

 南天の実が色づき始めている。南天の木は、生垣と石塀に沿って、7、8本ある。南天を飾ることはなく、実は鳥たちの餌になればよい。

 渋柿が鈴生りに実っている。渋抜きをして食べることはない。熟柿になったころ、冷たいのを食べるとおいしい。鳥たち(おもに鵯)と争いながら。

2008年11月 2日 (日)

DVD「BREAKIN’」

003  休日は暇なので(そうでもないのだが)、近所のローソンで安価なDVDを買った。アメリカ映画「BREAKIN’」で、ブレイクダンスがストリートからメジャーになってゆく過程の1つを描いたドラマである。

 僕は青少年時に、フォークダンスと盆踊りを踊ったきりである。ただし、北野たけしのテレビ「ダンス甲子園」はよく観ていたし、各地の「YOSAKOI」にも関心がある。

 ドラマにはブレイクダンスのシーンが豊富で、ダンスでの対決や、男女の思いの交差も描かれて、僕はたのしく観通した。

 例のローソンには、この続編もあるのでまた買って、パソコンで(うちにはDVDデッキがない)楽しみたい。

2008年11月 1日 (土)

「コスモス」2008-11月号

 歌誌「コスモス」2008-11月号を読みおえる。

 初めから「cosmos集」までと、「新・扇状地」など。「あすなろ集」「その2集」なども読み通したいが、他にも読みたい本があるので。

 61ページの、次の歌に付箋を貼った。

決勝の「五位で終わる」とアナは言う冗談言うな世界第五位ぞ

 本音を口語で詠って、感銘を呼ぶ。ほかにも奥村晃作氏のいう「気づき」の歌であろう作品が続く。

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