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2010年2月の23件の記事

2010年2月 5日 (金)

「宇野千代全集」

005_2  「日本の古本屋」を通して、愛知県の古書店「山星書店」に注文していた、「宇野千代全集」12冊揃いが届いた。

 中央公論社、昭和52年頃・刊。

 箱、月報、帯(第10巻のみ欠)。

 彼女の小説で、「おはん」「色ざんげ」「刺す」などが、名作と言われる。

 詩誌「群青」同人の、こぐま星座さん(変名多数)も、彼女の作品のファンである。

 彼女は長生きをして(1897~1996、享年98)、晩年にそのエッセイ集多数が評判になり、華やかだった。

 この全集は生前版なので、それらエッセイ集は収められていないかも知れないが、読みたくなれば文庫本(古本を含む)を捜せばよいだろう。

 この全集はなぜか、古本相場が安く、僕も格安で入手した。

 写真は、12冊の箱の背である。

2010年2月 4日 (木)

図録「長船鍛冶の技と美」

004  図録「長船鍛冶の技と美 -その創成期より南北朝時代にかけて-」を見おえる。

 平成10年、日本美術刀剣保存協会。

 僕は刀剣を好む趣味はないが、蔵書には10冊程の刀剣の本がある。

 今は美術品の1種かも知れないが、元々は対人殺傷兵器の1種だから。

 この本には、44点の太刀、短刀、脇差の名品の、モノクロ写真と解説が載る。

 国宝、重要文化財を含む。

 太刀は物騒だが、短刀は刀身にイラストが彫られたり、飾り物として1つ欲しい気が、しないでもない。

2010年2月 3日 (水)

「桟橋」№101

001  季刊同人歌誌「桟橋」№101を読みおえる。

 散文では、飛ばしたものもある。

 鈴木千登世さんの「風のつむじ」24首が、自在な詠みぶりで読者の興をひきつける。

 自分、家族、解体される生家を詠みながら、比喩、俗風、メルヘン調などをまじえ、僕はたのしく読んだ。

 高野公彦氏の「列々椿」12首はやはり優れていると思う。

 氏の心と言葉の豊かさに、改めて驚嘆する。イメージも鮮やかである。

 「列々椿」は、「つらつらつばき」と読むと、中の1首によって知れる。

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