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2010年3月の28件の記事

2010年3月 9日 (火)

エッセイ集4冊

002  「BOOK OFF 米松店」へ行き、文春文庫のエッセイ集、4冊を買う。

 先々週か、同店へ行き、買うのをためらった本だが、あるいは既に蔵書にあるかもしれない。

 日本エッセイスト・クラブ編の、ベスト・エッセイ集で、「’00年版 日本語のこころ」、「’01年版 母のキャラメル」、「’02年版 象が歩いた」、「’04年版 人生の落第坊主」である。

 執筆者は、著名な作家から、俳優、議員など、主婦をも含む。

 僕はこの文庫の、このベスト・エッセイ集が好きで、古い年版のものを数冊、持っている。

 もっとも、あまり読んでいないが。

 日本の最近のエッセイはほとんど、ほのぼの、しみじみ、の路線で、心の安定を求める僕の、良い材料になっている。

 深刻なものの多い小説と共に、これからもエッセイ集を読み続けたい。

2010年3月 8日 (月)

梅の花

003  裏庭の梅の花が咲いた。

 これは実梅の木で、白い小さい花、香りもない。

 ただし早春を知らせてくれる花である。

 収穫した実は、以前は梅酒や梅シロップにしていたが、最近はそれを止めて、義母に梅干にして貰っている。

 ただし僕は、梅干をほとんど食べない。

 一昨年だったか、紅梅の鉢物を買って、このブログにも写真を載せたが、次の冬を越せなかった。

2010年3月 7日 (日)

詩誌「群青」第17号

002  僕が編集の役をしている同人詩誌「群青」の、第17号が出来てきた。

 僕とこぐま星座さんとの2人詩誌として出発し、年3回の発行を続けて、6年めになる。

 現在の同人は、4名である。

 詩は、こぐま星座さんの「小次郎の里」、僕のソネット「10年」、KMさんの「ツバルの海」、AUさんの「夜行列車」の、4編である。

 ここでの評は避ける。

 巻末のエッセイは、こぐま星座さんの「例えばおっぱいぽろり」で、お笑いめかしたところもあるが、貴重な詩論である。

 今日、日曜日の午前に、喫茶店「コケッティ」に僕、こぐま星座さん、AUさんの3人が集まって(KMさんは都合で欠席)、同人費の清算と詩誌の分配のあと、1時間あまり、文学などの談義を交わした。

2010年3月 6日 (土)

「ハイネ散文作品集」5冊揃

001  「日本の古本屋」を通して、宮崎県の古書店「古本 文蔵」に注文していた、「ハイネ散文作品集」5冊揃が届いた。

 松籟社、1995年頃・刊。

 僕は既に、「ハイネ全詩集」5冊揃(角川書店、1973年頃・刊)を持っている。箱入りの分厚い本である。

 「散文作品集」の方は、バブル崩壊後の出版でもあるからだろう、質素な造りの本となっている。

 ハイネの書簡集が入手できれば、詩人の作の蔵書も完全となるだろう。

 僕がハイネに惹かれるのは、その恋愛詩によってではなく、少し知っただけなのだが、その不遇な、苦しみの多かった生涯によってである。

 全詩集も散文作品集も、いつかていねいに読める日が来るだろう。

2010年3月 5日 (金)

沢田研二「ROYAL STRAIGHT FLUSH ③」

Royal_straight_flush_003  先日に買った、沢田研二のベストアルバムCD3枚組、「ROYAL STRAIGHT FLUSH」より、3枚めを聴く。

 全12曲のうち、僕の知っている曲は、「ス・ト・リ・ッ・パー」「TOKIO」「サムライ」「勝手にしやがれ」の、4曲のみだった。しかもこの4曲は、①と②に既に収められているので、つまらない。

 解説のパンフを読むと、作詞に糸井重里・阿久悠など、作曲に加藤邦彦・他、編曲も専門家が当たっている。

 最近のJPOP界はシンガー・ソングライターのほぼオンリーだが、作詞家・作曲家・編曲者・歌い手の分業体制も、優れた歌を生み出すと思うが、どうだろうか。

2010年3月 4日 (木)

宮西史子「秋時間」

002  香川県に在住の歌人、宮西史子さん(「コスモス」「桟橋」所属)が、第2歌集「秋時間」を送って下さった。

 柊書房、2010年3月・刊。

 宮西さんは、ブックセールスの会社に勤めて、売り上げトップを競ったという。

 僕は、営業が苦手で、今の職に就く前に1度だけセールスの仕事をしたが、半年しか持たなかった。

 営業が得意な人の心性がわからない、という事である。この歌集を読むと、少しわかる気もする。

 宮西さんも、歌を詠むことで救われた分が大きかったと推測する。

 以下に7首を引く。

傷付けずまた傷付かぬ会合の無くて言葉の地獄に棲めり

虚の中の真実、真(まこと)の中の嘘 心のなかに共に棲み分く

マンションのベランダに一つ開かれて黒き傘あり失語の如し

一年の総売上の覇を競ひ車駆りつつわれ発火しさう

駆けつこの負けじごころに走りたり大き集団の渦にゐし日は

この家の猫がのそりと膝に来てセールスのわが言葉弾まず

右に来てまたは背を押し前をゆきさみしがるなと言ふ影法師

 この歌集の特徴に、自然な比喩がある。

 「秋時間」、豊かな収穫の季節を楽しまれるように願う。

2010年3月 2日 (火)

青木正美「古本屋四十年」

002  青木正美の自伝風読み物、「古本屋四十年」を読みおえる。

 福武文庫、1992年3刷。

 極貧(著者の言葉)から、ワーカホリックを自覚するほどに働いて、それなりの成功を収めたこと、また古書店主という特殊性から、少し泥くささを感じる。

 古書店主の物語というと、出久根達朗のものを思い出すが、出久根の場合は、戯画化があった。

 青木正美の場合は、彼が傾倒する(本を読むだけでなく、自筆もの-原稿、書簡などを蒐集する)島崎藤村に似て、真面目一辺倒の語り口である。

 また彼は、古書店主の仲間、ライバル、先輩を、感謝の念でもって描いて、好感がもてる。

2010年3月 1日 (月)

沢田研二「ROYAL STRAIGHT FLUSH ②」

001  沢田研二のベストアルバムCD、「ROYAL STRAIGHT FLUSH」3枚組より、2枚めを聴く。

 このCDには、「ス・ト・リ・ッ・パー」「お前がパラダイス」など、12曲が収められている。

 この12曲のうち、僕が知っているのは、「ス・ト・リ・ッ・パー」「恋のバッド・チューニング」「TOKIO」の3曲だけである。

 彼のソロの全盛時には、テレビに映るステージで、意匠を凝らして、酒を口から吹いたり、パラシュートを背後に広げたり、演じている部分の楽しみも大きかった。

 テレビで歌っている姿を知らない曲は、それらの演出も知らないから、あまり楽しめない。

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