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2010年5月の28件の記事

2010年5月 8日 (土)

DVD「ルネサンス」

Dvd_003  DVD「ユネスコ世界遺産」より、第3巻「ルネサンス」を観おえる。

 イタリア「フィレンツェ歴史地区」、バチカン市国「バチカン・シティ」、スペイン「サラマンカ旧市街」、ポルトガル「エヴォラ歴史地区」、フランス「フォンテンブローの宮殿と庭園」の、5編である。

 僕が未知だった映像や事柄が多い。

 でも少し知っているから、もの足りなく思える部分がある。

 余談に移るけれども、高校文芸部で1年先輩だった、荒川洋治さん(今は現代詩作家として令名高い)が、文学活動の興隆を「藤高文芸ルネッサンス」と称していた。

 当時の活動と、彼ののちの活躍からして、あながちホラだったとは言えない。

2010年5月 7日 (金)

「BOOK OFF 二の宮店」にて

 「BOOK OFF 二の宮店」へ行き、3冊を買う。

 4月29日に同店へ来て、割引券を貰っていたからでもある。

 以下に列挙する。

  • 田口和裕・他「できるブログ」インプレス・社
  • 江國香織「いくつもの週末」集英社文庫
  • 同「赤い長靴」文春文庫

 「できるブログ」は、ブログの解説本を2冊読んだが、基礎的な本を読みたかったため。

 「いくつもの週末」は、エッセイ集。「赤い長靴」は、短編小説集。

 僕は彼女の本を何冊か読んでいて、また何冊かの未読本を持っている。すべて文庫本で。

2010年5月 6日 (木)

「富小路禎子全歌集」

001  「富小路禎子全歌集」を読みおえる。

 平成15年、角川書店・刊。

 全10歌集、4,322首。

 彼女の歌に、元・華族の心構えは感じなかった。

 そのような事では、サラリーマンとして、歌人として、成り立たなかったのだろう。

 生涯独身を通した事に、プライドを感じないでもない。

 この本は「楽天ブックス」を通して買ったのだけれど、新本と思っていたら、古本だった。

 後3歌集の歌に、たくさん頭○印が付いていた。100ヶほど、消しゴムで消しながら読んだ。

 読書家の方にお願いするのだけれど、傍線引きや頭レ点、頭○印を付けるのは、止めてもらいたい。本としての態を成さなくなる。

 どうしても抽出が必要な場合は、付箋を貼って、あとで取っておいてもらいたい。

2010年5月 5日 (水)

椿2種

003 002  左の写真は、庭の椿の花である。

 赤い地に白の斑が入る。

 品種不明。

 右の写真は、鉢の椿の初花である。

 品種は、「おけさばやし」。

 「椿花園」の通販で苗を買ったとき、オマケで付いて来た苗である。

 「誠文堂新光社」の写真図鑑「日本ツバキ・サザンカ名鑑」によると、「佐渡の民家の栽培種。1970年に大岡徳夫の採集、命名・発表」とある。

 さりげない花でも、由来を知ると、親しみがわく。

2010年5月 4日 (火)

「橘曙覧記念文学館」

003  午後に妻の車、妻の運転で、「福井市橘曙覧記念文学館」へ行く。

 市内の足羽山の麓にこじんまりと建つのだけれど、僕は初めてだった。

 橘曙覧(たちばな・あけみ)は、江戸時代末期の歌人で、正岡子規が称揚し、またアメリカのクリントン大統領がスピーチで(天皇を招いた宴での)引用し、おおいに盛り上がった(少なくとも福井県では)人物である。

 歌業のなかでも、「独楽吟」連作が知られる。

 館内の、住まい「藁屋」を1部復元したコーナーでは、縁下から生い出た竹をそのまま伸ばしたエピソードも表わされている。

 「図書閲覧室」では、「橘曙覧全集」など、僕も所有している本も、少しあった。

 展示室には、橘曙覧、親交のあった領主・松平春嶽の、真蹟が幾つかあった。

 福井の橘曙覧・研究家、久米田裕(くめだ・ゆたか)さんの業績を紹介するコーナーもあって、彼の校注した全歌集から入った僕には、親しかった。

 向かいにある「福井市愛宕坂茶道美術館」にも寄る。

 写真は、双方の栞である。

2010年5月 3日 (月)

植野京好「天に汲む水」

002  千葉県に在住の歌人・植野京好さん(「未来」所属)の第2歌集「天に汲む水」を読みおえる。

 2002年、砂子屋書房・刊。

 1ページ2首組で、カバー図柄とともに、贅沢な造りの本である。三田富子さんと佐伯裕子さんの文による栞がある。

 ロマンチシズムの追求はよいのだけれど、まれに意味の取りづらい歌がある。たとえば次の1首。

  ひとり来る冬海青き鎌倉に似合うといわれしサングラスして

 これは、次のように分けられるのだろう。

ひとり来る 冬海青き鎌倉に 似合うといわれしサングラスして

 語順を変えて、わかりやすい歌にならないか。

 以下に気に入りの5首を引く。

ポリポリと星かむごとく餌を食む夜更けて犬も淋しくあらむ

解き放つ帯はのたうつごとくにてしがらみ一つ畳に長し

胸ぬちを何のときめき携帯の電話がふいに帯に微動す

薄暗き唐津の壷の紅をエーゲの海の朝焼けに見し

緑濃き野点に朱き毛氈のいつしか眩しき華甲も過ぎぬ

2010年5月 2日 (日)

DVD「シルクロードと東西交渉」

Dvd_004  DVD「ユネスコ世界遺産」より、第2巻「シルクロードと東西交渉」を観る。

 このセットの定価と、発行年がわからない。これまで見たところでは、どこにも書かれていない。

 全56分を楽しむ。

 中国「万里の長城/秦始皇陵」、ウズベキスタン「ブハラ歴史地区」、シリア「パルミラの遺跡」、ヨルダン「ペトラ」、イタリア「ヴェネツィアとその潟」の5編である。

 中国とイタリアを除く3地区は、名前も知らなかったので、興深かった。

 NHK出版の写真集「シルクロード」6冊と比べると、情報量は少ないかも知れないが、安価でコンパクトである。それに動画にも惹かれるし、ナレーションも聞きやすい。

2010年5月 1日 (土)

「棧橋」No.102

No_003  結社内の季刊同人歌誌「棧橋」No.102を読みおえる。

 2010年4月・発行。

 多くの優れた連作や評論の中で、僕はNSさんの「我といふ人」12首に、とくに惹かれた。

 以前はものぐさ系の歌人のように思っていたが、こちらの心境の変化もあって、この12首は好ましい。

 以下に2首を引く。

 悪口もノルマもなくて昼日中ひとりつきりの時間尊ぶ

 ひとつづつ重ねてゆける過程からある日できると確信貰ふ

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