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2010年6月の29件の記事

2010年6月30日 (水)

「コスモス」7月号

 歌誌「コスモス」2010-7月号を読みおえる。

 初めから、「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。

 「新・扇状地」の辻林美代子さんの15首連作、「桜また藤」に感嘆する。

 言葉遣いが巧みで、歌想の流れも見事だ。

 ところで、「コスモス」9月号ぶんの出詠を、欠詠してしまった。うっかりミスである。

 気づいたのが、6月23日朝、締切日を過ぎていた。

 「コスモス短歌会」に入会して17年め、初めてである。

 それほど、心理的に切迫している事情があった、という事だ。

2010年6月29日 (火)

「写真集 シルクロード」全6冊

002  ネット古書店連合「日本の古本屋」を通して、愛知県の古書店「三松堂書店」に注文していた、「写真集 シルクロード」全6巻が届いた。

 日本放送出版協会、昭和56年・刊。

 ぱらぱらと見たところでは、新しい情報は多くないようだ。

 DVDセット「ユネスコ 世界遺産」の中の、「シルクロードと東西交渉」(今年5月2日の記事にアップ)や、「仏教遺跡・建造物」(今年5月23日の記事にアップ)と比べてみても。

 新しい情報もあるので、時間を見つけて眺めてみよう。

 本は、少しずつ見ていく事も出来るから。

 写真は、6冊の背である。

2010年6月28日 (月)

ミニ薔薇2輪と紫陽花

003 004  台所の窓辺で、ミニ薔薇が2輪咲く。

 色は鮮紅色。

 このブログの今月22日の記事で、「莟が2つ、あがっている」と書いたそれが、開いたのである。

 今年4回めの開花。

 右の写真は、庭の紫陽花である。

 数十輪の大株だが、花の色が、きれいな青か赤にならない。

 土壌が中性なのか。

2010年6月27日 (日)

村上春樹「走ることについて…」他

001  最近に2冊の文庫本を入手したので、紹介する。

 ネットの「楽天ブックス」に注文していた、村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」が、先日届いた。

 文春文庫、2010年6月・刊、帯。

 村上春樹の文庫本の、最新刊ということで。

 フルマラソン、100キロ・マラソン、トライアスロンに挑む彼の心持が述べられているようだ。

 今日の午前、JRのF駅前に出る用事があったので、「勝木書店 本店」に久しぶりに(1年以上ぶりか)寄った。

 ハインリヒ・ハイネ「流刑の神々 精霊物語」を買う。

 岩波文庫、2009年11刷。

 先日に僕が買った、「ハイネ散文作品集」全6巻に、入っていないようなので。

2010年6月26日 (土)

「詩の研究会」と「群青」第18号

001 002  

 「詩の研究会」6月例会が、F市内の某カルチュアセンターの1室で、今日正午より開かれた。

 僕は事情で、1時間遅れの午後1時より参加した。

 メンバーは、詩誌「群青」の同人である、僕、こぐま星座さん、AUさん、KMさんの4名だった。

 テキストは、AUさんのプリントした詩、2編1組の7組と、他に詩1編だった。

 1組の1編はオリジナルで、他の1編はオリジナルのアイデアを借りたと考えられる、作品である。アイデアを借りる事の善悪、オリジナルを越える作品がほとんどない、ことなどが論じられた。

 途中休憩後、新しく出来てきた同人詩誌、「群青」第18号をめぐって話し合われた。

 話が横道に逸れてもまた戻って、楽しく語り合った。

 午後3時に、次回の日程を決めて、散会した。

2010年6月25日 (金)

外山滋比古「思考の整理学」

002  外山滋比古「思考の整理学」を読みおえる。

 ちくま文庫、2009年・52刷。

 この文庫本は、ある大学の生協書店で最も売れるとメディアに紹介されて、ベストセラーとなった。

 僕の買った本の刷数でも、多く売れたことがわかる。

 アイデアの数の多さ、グライダーと飛行機の比喩などのレトリックの豊かさは、認める。

 アイデアの鋭さ、論拠固めを始めとするロジックの進展、を期待する僕は、すでに古いのか。

 論の軽やかさ、などをもてはやす時代もあったから、この論もありうるだろう。

 「ちくまセミナー 1」として発行されたのは、1983年である。

2010年6月24日 (木)

詩誌「角」第20号

004_2  坂井市に在住の詩人、Nとしこさんが、同人詩誌「角」の第20号を送って下さった。

 「角」は、嶺南地方を主として、ほとんど福井県内に在住の詩人を同人とする詩誌である。

 O純さんの聴覚をうたった「蝸牛」、Nとしこさんの抑制が取れ始めた「詩えよ」、故・詩人の南信雄さんを偲んだS章人さんの「ばかでかい岩」などに、心惹かれる。

 またI勝さんの映画論連載「僕のなつかしシネマ館」第9回、「市川崑の『おとうと』」が、5ページにわたって熱弁をふるう。

 聴覚を蝸牛に喩えることは詩にあることだから、O純さんの「蝸牛」の比喩は、とても飛躍している。

2010年6月23日 (水)

外山滋比古「思考の整理学」他

001_2  先日、「BOOK OFF 米松店」へ行き、3点を買った。

 以下に列挙する。

  • 新渡戸稲造「武士道」岩波文庫、2002年・73刷。
  • 外山滋比古「思考の整理学」ちくま文庫、2009年・52刷。
  • 倉木麻衣アルバムCD「Fairy Tale」。

 「思考の整理学」は一時、大学生の間で、ベストセラーになったらしい。

004  ベストセラーが文庫本になって、それが更に古本になったところを買って読むという、意地悪な喜びが僕にはある。

 倉木麻衣のファンではないが、CDがワゴンセールで売られていたので。

 このアルバムには、英語の歌詞が多い。

 僕はバイリンガルではないので、英語の歌詞はわからない。

 

2010年6月22日 (火)

ミニ薔薇と白花夾竹桃

002003 

 台所の窓辺で、ミニ薔薇の赤花が1輪咲く。

 今は前回の1輪とともに、小瓶に挿してある。

 初回の5輪から、今年3回めの開花である。

 いま莟が2つ、あがっている。

 庭では、白花の夾竹桃が咲く。

 夾竹桃の花に、僕は夏を感じる。

2010年6月21日 (月)

正岡子規「仰臥漫録」

001  正岡子規の随筆集「仰臥漫録」を、読みおえる。

 岩波文庫、1984年・17刷。

 エッセイ集と呼んでは、軽い。

 子規のまさに「命旦夕に迫る」時期に書かれた文章だからだ。

 ただし内容は、1日3食の内容が続いたり、のちには麻痺剤を飲んだ時刻のみ毎日記すようになったりする。

 「書くことの業(ごう)」を、僕は感じる。

 訪問の弟子筋の人々、客の人々、介護する妹「律」と母を描いて暖かい。

 自身が描いたスケッチが少しだけ挿まれて、清しい。

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