DVDセット「ユネスコ 世界遺産」より、第10巻「生命の営み」を観おえる。
カラー映像、5編、55分。
5編の内容は、オーストラリア「グレート・バリア・リーフ」、コスタリカ/パナマ「タラマンカ地方-ラ・アミスター保護区 ラ・アミスター国立公園」、タンザニア「セレゲンティ国立公園/ンゴロンゴロ保全地域」、タイ「トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区」、エクアドル「ガラパゴス諸島」である。
「グレート・バリア・リーフ」の珊瑚を主とする海中生物の多様性と華やかさ、タンザニアの哺乳類(ライオン、チーター、象、キリンなど)の映像に、今さらながら惹かれる。
「進化論」発想の地、ガラパゴス諸島の、ゾウガメ、イグアナなども面白い。
これでDVDセット「ユネスコ 世界遺産」の全10巻(10枚)を観おえたことになる。これで全部ではないだろうが、僕は観るたびに楽しかった。
角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、第13番めの清原拐童「拐童句集」を読みおえる。
原著は、昭和9年、素人社書屋・刊。
彼にはこの他に、句集「枯芦」(昭和18年・刊)がある。
この句集では、30年間の326句を、春夏秋冬新年の部に分け、季語ごとにまとめてあり、とても読みやすい。ただしこの配列を、全句集でされると困る。
昭和23年、67歳で没するまで、地方俳壇の雄であったそうだ。
こうして、現代俳句史に名を残すことも、名誉であるだろう。
以下に5句を引く。
東風の磯へ宮垣沿うて曲るかな
春燈やふるさと人とゐてあかず
蜷の岩女波男波と夕さり来
二三枚障子浸りて川の秋
別れ路の水べを寒きとひこたへ
最近のコメント