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2010年7月の28件の記事

2010年7月 8日 (木)

百合2種

001 004  軒下の鉢物のうち、2種類の百合の花が咲く。

 左の写真の黄花は、2、3年前に、坂井市春江町にある「ゆりの里公園」へ行った時、土産に買ったもの。今年もけなげに咲いてくれた。

 右の写真は、今年7月3日付けの記事で紹介した百合と、同時に通販で買った2球のうち、1本より咲いた初花である。

 名札はない。

 同種のもう1球ぶんは、病気になったので、引き抜いて捨てた。

 通販で買った百合は、2種とも、草丈が矮性である。

2010年7月 7日 (水)

「梁塵秘抄」「閑吟集」

002  ネット古書店連合サイト「日本の古本屋」を通して、北海道の古書店「(有)ブックスボックス」より、「梁塵秘抄」(岩波文庫、1983年32刷)を、岩手県の古書店「キリン書房」より「閑吟集」(岩波文庫、1989年・刊)を買う。

 両集とも、以前に購入して、くりかえし読むほど、お気に入りの本だった。

 しかし2冊とも、人に譲るか店に売るかして、手許より無くした。

 もう1度読みたくて、購入したのだ。

 他のものも含めて、古い歌謡は面白い。

 それらから興趣を得た、詩人、歌人は多い。

2010年7月 6日 (火)

ハイネ「流刑の神々 精霊物語」

003  ハインリヒ・ハイネのエッセイ(という事になっている)2編を収めた、「流刑の神々 精霊物語」を読みおえる。

 岩波文庫、2009年11刷。

 このブログの今年6月27日の記事に、購入を紹介している。

 本の内容の順は、表題とは逆で、「精霊物語」のほうが先である。

 民間信仰、民間伝説に残る、さまざまな精霊について述べる。グリム兄弟の成果からも援けを受けて。

 「流刑の神々」では、ギリシア・ローマの神々が、キリスト教の社会支配によって、魔神として卑しめられながら、世間の片隅に生き延びているという伝説を描く。

 ハイネには、強い反キリスト教の心があったようだ。

2010年7月 5日 (月)

「宮田雅之きりえ画集」

002  以前からの蔵書である、「宮田雅之きりえ画集」を見おえる。

 講談社、昭和49年7刷。

 A4判、箱。

 ドナルド・キーンと瀬戸内晴美の序文、作者の言葉を付す。

 彼は著名な作家の小説に、挿絵としてきり絵を提供し、高名になった。

 テレビCMなどに提供した絵も、新境地を思わせて興深い。

 黒白の世界なのだけれども、切り取られた部分が、空白ではなく、女性の肌を想わせて妖艶である。

 ただし僕は、エロティシズムに頼らなくても、女性の美しさは表わせると思っている。

 

2010年7月 4日 (日)

DVD「生命の営み」

Dvd_002  DVDセット「ユネスコ 世界遺産」より、第10巻「生命の営み」を観おえる。

 カラー映像、5編、55分。

 5編の内容は、オーストラリア「グレート・バリア・リーフ」、コスタリカ/パナマ「タラマンカ地方-ラ・アミスター保護区 ラ・アミスター国立公園」、タンザニア「セレゲンティ国立公園/ンゴロンゴロ保全地域」、タイ「トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区」、エクアドル「ガラパゴス諸島」である。

 「グレート・バリア・リーフ」の珊瑚を主とする海中生物の多様性と華やかさ、タンザニアの哺乳類(ライオン、チーター、象、キリンなど)の映像に、今さらながら惹かれる。

 「進化論」発想の地、ガラパゴス諸島の、ゾウガメ、イグアナなども面白い。

 これでDVDセット「ユネスコ 世界遺産」の全10巻(10枚)を観おえたことになる。これで全部ではないだろうが、僕は観るたびに楽しかった。

2010年7月 3日 (土)

百合と額紫陽花

002  軒下で、鉢植えの百合が1輪、咲く。

 昨年の秋に2種4球を購入し、2鉢に埋めたものの1種の、初花である。

 名札は、早くも失せている。

 花容が異様である。

 病気のせいか、育て方が悪かったのか。

 初花のせいで、来年から普通に戻ってくれれば、ありがたいのだが。

004  庭で、額紫陽花の花が咲く。

 弱々しいともとれるが、清楚な花である。

 葉に斑が入っていて、珍しい。

 

 

2010年7月 2日 (金)

清原拐童「拐童句集」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第1巻(昭和56年・刊)より、第13番めの清原拐童「拐童句集」を読みおえる。

 原著は、昭和9年、素人社書屋・刊。

 彼にはこの他に、句集「枯芦」(昭和18年・刊)がある。

 この句集では、30年間の326句を、春夏秋冬新年の部に分け、季語ごとにまとめてあり、とても読みやすい。ただしこの配列を、全句集でされると困る。

 昭和23年、67歳で没するまで、地方俳壇の雄であったそうだ。

 こうして、現代俳句史に名を残すことも、名誉であるだろう。

 以下に5句を引く。

東風の磯へ宮垣沿うて曲るかな

春燈やふるさと人とゐてあかず

蜷の岩女波男波と夕さり来

二三枚障子浸りて川の秋

別れ路の水べを寒きとひこたへ

2010年7月 1日 (木)

「福井県詩人懇話会会報」74号

002  「福井県詩人懇話会会報」74号が届く。

 2010年6月30日・発行。

 全20ページのうち、「会員の詩集を祝う会」関連の記事が8ページ半。

 K明日夫さんの寄稿、「第一回鮎川信夫賞贈賞式ほか・韓国の旅のことなど」が、約3ページ。

 そのほかに、詩誌「群青」の同人であるAUさんの寄稿、「広部英一詩集『畝間』を読んで」がある。

 約3,300字。写真は、その冒頭部である。

 広部さんの最終詩集「畝間」には、それまでの全詩集といえる、思潮社・現代詩文庫の「広部英一詩集」の作品と比べて、激しさが著しいと述べる。

 その理由として、自身の死の予感があったのではないか、と彼女は推測している。

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