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2013年12月の28件の記事

2013年12月 8日 (日)

支部12月歌会

Imgp0409
 今日(第2日曜日)午後1時より、コスモス短歌会F支部の12月歌会が、某会館の1室で持たれた。

 事前1首出詠11名、当日参加者8名。

 事務方が用意した詠草プリントをもとに、U支部長の司会で、1首に2名が批評し、支部長の講評と添削例提示で、歌会は進んだ。

 僕の1首は、全員の爆笑を誘ったが、良いことか悪いことか。

 早めに会が進んだので、以後の手続きを決め、来年以降も精進することを誓って、散会した。

2013年12月 7日 (土)

エッセイ集「死ぬのによい日だ」

Cimg7423 日本エッセイスト・クラブ編「’09年版ベスト・エッセイ集 死ぬのによい日だ」を読みおえる。

 文春文庫、2012年・刊。55編。

 先月10日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「’08年版 美女という災難」に続くシリーズ本である。

 エッセイでは回顧的になりやすいように思えるが、将来を視野に入れた作品も少しある。

 本業で盛んな、中島誠之助、三浦しをんらは、エッセイでも勢いがある。

 同シリーズの「’10年版」は、文庫本で(それも出来れば古本で)出ているのだろうか。

2013年12月 6日 (金)

「ハイドン作品集」より「バイオリン協奏曲」

Cimg7420 「ハイドン作品集」(音楽CD150枚+解説CD1枚)より、35枚め「バイオリン協奏曲」をパソコンより聴く。

 今年10月12日の記事(←リンクしてある)、「『ハイドン作品集』26枚め」に継ぐ記事である。

 交響曲は33枚めの第104番で終わり、34枚めはピアノ協奏曲(正しくはチェンバロ協奏曲、真作全3曲)だった。

 この35枚めは、真作のバイオリン協奏曲全3曲を収め、計59分余。

 交響曲のように穏やかではなく、飛躍、躍動があり、時にトリッキーでさえある。

2013年12月 5日 (木)

俵万智「オレがマリオ」

Cimg7417 Amazonに注文した、俵万智・第5歌集「オレがマリオ」が届き、ここ数日で読みおえた。

 なお表紙の写真は、事情により、トリミングしてある。

 文藝春秋、2013年11月30日・刊。341首。

 「子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え」「母さんは合っていたのか人生に答え合わせはなくて海鳴り」と詠うけれども、決断の答えは歴史がなしてくれると、僕はおもう。

 彼女は、大阪生まれ、福井育ち、東京の大学で学び、仙台市でシングルマザー生活、震災・原発事故で沖縄移住、と根無し草のようで、あわれでもある。

 もっとも百姓の次男ながら若くして故郷にUターン、還暦を越えてこの地で終わりそうな僕も、対照的に、哀れではある?。

 以下に6首を引く。

「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ

人の子を呼び捨てにして可愛がる島の緑に注ぐスコール

「鳴かぬなら鳴かんでええわホトトギス」平成の世を生きる息子は

どんぐりを集めている子並べる子中を見たい子投げてみたい子

記憶にはなき父の顔 シャボン玉吹き続けおり孫と競いて

「ツイッター始めました」と書いてみる冷やし中華のチラシのように

2013年12月 4日 (水)

「西山秋崖喜寿記念書作展」

Cimg7413
 「西山秋崖喜寿記念書作展」(1979年3月21日~26日、福井市福祉会館)の図録を見おえる。

 僕は書道に素人だけれど、憧れはある。

 楷行草書より、写真(7ページ~8ページ)の右3作品(隷書だろう)のような書が好きである。

 また写真左端の古風な書体は、中国発掘物の甲骨文・金文などが紹介されて、日本の書家に好まれたのだろう。

 彼は福井県に生まれ、同県で活動、全国的な賞を受賞し、県内・全国の書道会の役員を務めている。

2013年12月 3日 (火)

日野草城「人生の午後」

 沖積舎「日野草城全句集」より、第7句集「人生の午後」を読みおえる。

 先月27日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「旦暮」に継ぐ句集である。

 原著は、1953年、青玄俳句会・刊。

 妻への献辞、自序、鈴鹿野風呂・序、315句、五十嵐播水・跋を収める。

 日野草城(1901~1956)は、肺疾患でほとんど病臥の生活(会社を休職、のち退職)の中で、俳誌「青玄」創刊・主宰し、句作、選句、文章(妻へ口述筆記)に励んだようだ。

 病気は、抗生物質の注射もしたが、回復には至らなかったようだ。

 以下に5句を引く。

試歩五十メートル往きて春惜む

病褥に四肢を横たへ離職せり

夏草や数へがたきは未知の友

生きてまた年を迎へぬ咳溢る

季節風いのちを庇ふ家軋む

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ダウンロード・フォト集より、時季遅れかも知れないが、黄葉の1枚。

2013年12月 2日 (月)

椿と山茶花

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 庭で、花木の冬の花が咲いている。

 左の写真は、椿「太神楽」の花である。

 木は大きくならないが、毎年花を咲かせる。

 右の写真は、白花八重の山茶花(品種不明)。

 1時は樹勢が衰えて咲かなかったが、ここ3年くらいか、幾つかの莟をつける。

2013年12月 1日 (日)

「歌壇」12月号

Cimg7410 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2013年12月号を読みおえる。

 特集の「今年の収穫、今年の百首」は、10歌人が今年の推す10首を挙げて、小文を付したものである。

 僕はこういうアンソロジーを読まない(読みきれない)のだけれども、昨日に電車で出掛ける用があって、車内や乗り換えの待ち時間に読んだ。

 震災や原発事故を詠い続けて、立派なものだ。

 「コスモス」の歌人も、活躍している。「短歌と随想十二か月」の担当最後、田宮朋子さんの「母のベッド」7首は、優れた作品揃いである。付された短文「小現実を歌にせむかな」は深みがある。

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