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2014年2月の25件の記事

2014年2月28日 (金)

詩誌「群青」第29号

Cimg7553 同人3名のささやかな詩誌「群青」の第29号が出来上がり、昨日に「宮本印刷」より100部を受け取った。

 詩は各人1編、AUさんの「稜線」、こぐま星座さんの「オシッコしたい」、僕の「祭」。各人の持ち味がありながら、新しい面を生かそうとしている。

 エッセイが持ち回り1編1ページで、今号では僕の「第三の大衆詩型」である。

 合評会の日程も決まっている。

 今後、僕の手で50余通を、AUさんが彼女のルートで30通近くを、発送する事になるだろう。

 その反響を確かめる事も、詩誌発行の喜びの1つである。

2014年2月27日 (木)

「歌壇」3月号

Cimg7549 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2014年3月号を読みおえる。散文では、全部を読まなかった篇もある。

 今月18日の記事で、「コスモス」3月号と共に、入手を報せた歌誌である。

 毎年にハードルとなっていた、「アンソロジー二〇一三テーマ別私の一首」を、読み通す事が出来た。以前は800首と書いていたが、今はわからない。

 その中の「社会・時事」のテーマでは、震災・原発事故が営々と詠まれていて、たのもしい。

 佐伯紺さんの、「歌壇賞」受賞後・第1作「生活と称した呼吸」30首は、落着きがあって良い。

2014年2月26日 (水)

広部英一「苜蓿」

 思潮社「広部英一全詩集」より、7番めの詩集「苜蓿」を読みおえる。

 原著は、1997年、詩学社・刊。第9回「富田砕花賞」受賞。

 今月19日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「愛染」に続く詩集である。

 広部さんは、母親の早逝によって、詩の方向を定めた。詩を書く事によって、心の傷の癒し、罪障感の浄化をはかって来た。

 そして、地域のトラウマを持つ後輩文学者たちを、文学創作による回復の契機を分かとうと、支援したのではないか。

 日常生活を愛惜する思いはあっても、形而上の「逝いた魂」に深く関わって、生活詩を書くいとまが無かったのだろう。

 1997年1月には、詩の盟友・南信雄さんを57歳の若さで亡くし、いよいよ亡き魂との交流の思いは、深まっただろう。

Photo「フリー素材タウン」より、白梅の1枚。

2014年2月25日 (火)

「鉄道歳時記 冬」

Cimg7547 写真集「鉄道歳時記 冬」を見おえる。

 1985年、小学館・刊。帯、栞、付き。

 今月20日の記事で紹介した、「同 秋」に続く本である。

 冬の鉄道歳時記となると、雪景色の中を走る列車を捉える。

 ただし、北海道では流氷の近くを走ったり、新潟県の高架路線を走る超特急列車、珍しい雪の中を走る鹿児島本線、と様ざまである。

 待合室で石油ストーブに暖まりながら、列車を待つ客の1枚も懐かしげである。

 大雪地域の除雪の様子を集めた、「鉄道と除雪」も貴重な章だ。

 この5冊シリーズも、最後の「名所」の巻を残すのみとなった。

2014年2月24日 (月)

「コスモス」3月号

 結社歌誌「コスモス」2014年3月号を読みおえる。

 ただし、初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」、他。

 僕が付箋を貼った1首は、「COSMOS集」の「あすなろ集・特選」より、Fかつこさんの次に引く作品(134ページ)である。

囲碁の人ジョギングの人思惟の人秋深みゆく自然公園

 <自然>公園の名と、秋という季節に、ふさわしい光景である。

Photo「フリー素材タウン」より、ロウバイの1枚。

2014年2月23日 (日)

前田普羅「能登蒼し」

 角川書店「増補 現代俳句大系」(全15巻)の第8巻(1981年・刊)より、7番めの句集、前田普羅「能登蒼し」を読みおえる。

 原著は、1950年、辛夷社・刊。

 長い自序(原著で16ページ)、147句、後記を収める。

 「春寒浅間山」(2012年12月8日の記事で紹介)、「飛騨紬」(2013年2月16日の記事で紹介)と合わせて、3部作を成す。

 前田普羅(まえだ・ふら、1884年~1954年)が、戦前から雪国の風土より句作した事は尊い。

 以下に5句を引く。

竹を伐る人にやむなし雪解雨

早桃嚙んで能登の入江を渡りけり

鳥屋の径熊笹そめて夜明けたり

鰤の尾に大雪つもる海女の宿

棹立てゝ船を停むる海鼠掻き

Photo無料写真素材集サイト「足成」より、白梅の1枚。

2014年2月22日 (土)

映画「セカンド・ラブ」

 今日の午後、Yahoo!のGyaO!で、映画「セカンド・ラブ」を観た。

 1983年4月・公開、東陽一・監督、大原麗子・主演。

 1時間43分、315円/7日間。Tポイントで支払う。

 主人公・日向一実(32歳、再婚、園芸コーディネーター)が、家庭と仕事を両立させ、自立した女性として生き抜こうとする物語である。彼女の妊娠がわかって、夫婦の波立ちも収まるところで、ドラマは終わる。

 ただ描き方が、メロドラマを大きくは出ていないようで、残念である。

Photo無料写真素材集サイト「足成」より、裸か木の1枚。

ドラマの中でも、シンボル的なイメージとして、大木が何度か現れる。

2014年2月20日 (木)

「鉄道歳時記 秋」

Cimg7544 写真集「鉄道歳時記 秋」を見おえる。

 小学館、1985年・刊。

 5冊シリーズの3冊めで、今月12日の記事(←リンクしてある)、「同 夏」に続くものである。

 秋の風物としては、山間の紅葉、稔り田・刈り田くらいしかない。

 旧型の1輌電車、2輌電車が、それらを縫って走るさまは、ノスタルジーを呼ぶ。駅名表示板の写真を集めた3ページも、民俗的でかえって興趣深い。

 それとは別に、「愛子(あやし)駅」が紹介されていて、漢字の印象と訓みの印象が、これほどかけ離れているのも珍しい。

 僕は鉄道マニアではないので、これらの鉄道が現在、どのような様か知らない。

2014年2月19日 (水)

広部英一「愛染」

 思潮社「広部英一全詩集」(2013年10月・刊)より、6番めの詩集、「愛染」を読みおえる。

 今月10日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「はがき詩集『邂逅以前』」に継ぐ詩集である。

 原著は、1990年、紫陽社・刊。第31回「中日詩賞」受賞。

 6章、27編より成る。

 作品を論ずる前に、確認して置きたい事がある。

 広部さんが、公務員として実直な生を遂げた事。無頼派・破滅型の詩人ではなかった。

 詩の後輩を支援した事。多くの詩集の跋文を書き、地元文学者の多くの本を雑誌等の批評で好意的に取り上げた。また多くの読書会を主営した。

 3つめに、生活詩を越えた、形而上の詩を書いたこと。これについては、次回までの宿題としたい。

Photo「フリー素材タウン」より、白梅の1枚。

2014年2月18日 (火)

「コスモス」と「歌壇」

Cimg7540  今日の昼、結社歌誌「コスモス」2014年3月号が届いた。

 今号は、田谷鋭氏追悼・特集、昇級者選考経緯、風鳥派(小随筆)特集等があり、先の2月号に比べて、20ページ増である。

 今日午後、Amazonに注文していた、総合歌誌「歌壇」2014年3月号が届いた。

 今号は、特集「アンソロジー二〇一三テーマ別私の一首」があり、通常号より価格が少し高い。ページ数差はわからない。

 いずれも読みおえたなら、ここで報告する。

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