桜の染井吉野の開花が告げられている。
桜の品種の図鑑は、何種かの本があり、CDなどでも発行されているかも知れない。
しかしネット上のホームページで、無料で見られるサイトがある。
僕の「お気に入り」に入っているのは、石川県のホームページで林業試験場のサイトの1つ、「さくら品種図鑑」(←リンクしてある。クリックすればサイトへ移動する)である。
140種類を、品種名と形態別から検索できる。
1品種に、数輪のアップの写真と、群がり咲く写真の、2枚が載り、解説が付く。
公立のサイトなので、変更などが無いと思われ、信用できる桜図鑑である。
フリー素材サイト「Pixabay」より、水仙の1枚。
1昨日の記事で紹介した2冊より、水野敬也の「夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神」(飛鳥新社、文庫、2014年初版)を読みおえる。
売れない芸人・西野勤太郎が、ガネーシャ、釈迦、貧乏神・金無幸子らと「ゴッド・オブ・コント」の勝利を目指しつつ、番組構成作家として成功し、神から人間になった金無幸子と婚約しようとする所まで進む。
先の「夢をかなえるゾウ」に比べて、サクセス指南書としての性格は弱く(ただし巻末に金言メモは付いている)、小説仕立てとなっている。
ただし今回は、異性問題を取り上げた事は新しい。
主人公がサラリーマンから、芸人になった事で、実感する読者が少なくなっているかも知れない。
すでに第3弾が出ている。
同人2人となった詩誌「群青」の相棒、こぐま星座さんと、久しぶりに会った。
朝10時半頃と思って、準備して時間つぶしをしていたら、10時頃に、こぐま星座さんよりスマホにメールがあって、今「ユトリ珈琲店」に着いたとの連絡で、あわてて家を出た。
会合では、まず先に発行した「群青」32号の反響を話し合った。
僕は用意していた詩誌、「水脈」52号、「本願海」No.13、「青魚」特別号、「木立ち」120号、を見せ、彼に軽く読んでもらった。
結社歌誌「コスモス」3月号、4月号の、僕の歌も読んでもらった。彼は小さく笑って、僕らしいと言ってくれた。
他に僕が最近受け取った2冊の本にも、彼は関心を示した。
あとは、こぐま星座さんが昨年末に上梓した詩集の反響を聴いた。
文学談義を交して、約1時間後の11時15分頃に別れた。
フリー素材サイト「Pixabay」より、椿の花の1枚。
先の3月20日の記事(←リンクしてある)、「同(二)」に次ぐ。
新潮文庫、1993年52刷。15編を収める。
O・ヘンリ(1862年~1910年)のおもな創作時期は最後の10年間で、生涯に381編の短編小説を書いたとされる。
再婚した妻ともうまくゆかず、ニューヨークのアパートで単身活動し、肝硬変で亡くなった。
巻頭の「最後の一葉」は、僕が読んだうちで、最高の作品だろう。創作家は、1人を救えればよい。
この「(三)」には、メルヘン調の作品が多いようだ。
救いの王子や、ハッピーエンドの物語が、犯罪の要素を交えたりしながら、展開される。
これは作者が幸せであった訳ではなく、危機の表現だったろうと考えられる。
これで新潮文庫の、この3冊シリーズのしまいである。
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