カテゴリ「詩誌」の224件の記事 Feed

2015年12月17日 (木)

詩誌「ココア共和国」vol.18

Cimg8649_3

 宮城県・在住の詩人・秋亜綺羅さんから頂いた、季刊個人詩誌「ココア共和国」vol.18を読みおおえる。

 同誌の受贈は、今月12日の記事「届いた3冊」にアップした。

 また同誌vol.17の感想は、今年4月10日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 小林稔「記憶から滑り落ちた四つの断片」は、4章8ページにわたる長詩で、1年半になろうとする外国旅行のエピソードと思念を描く。

 岡本啓「ポリフォニー」(8ページ)は、行間を読むしかない。

 高橋英司「恋愛コスパ」は、二股の恋、譲る恋を、A男、B子という呼び名で描き、ありうる事と思わせる。

 吉田稀の小詩集「猫の返事」(14ページ)では「幾万の昭和の約束が/今日も/まつりごとに翻弄されてゆく」と、また秋亜綺羅「死は生の中にしか存在しないのだから」(5ページ)では「肉と骨と臓器を背負っているロボットくんわたし/なんとかしろよ、前衛といったってまもることじゃないか」と、生き辛い世をうたっている。

       

2015年12月12日 (土)

届いた3冊

Cimg8645

Cimg8647 



















   最近、3冊の本が手許に届いた。

 左上の写真は、スマホのマニュアル本。スマホを、通信速度の速いLTEのものに機種変更をしたため、例によって教科書として。スマホは、古い型の廉価なものである。

 右上の写真は、岡井隆の歌集「暮れてゆくバッハ」。Amazonの広告を見て、どうしてもほしくなった。2015年7月、書肆侃侃房・刊。(なおスマホのマニュアルもAmazonに注文した)。

Cimg8649

 宮城県にお住まいの詩人・秋亜綺羅さんが、季刊個人詩誌「ココア共和国」vol.18を送って下さった。

 2015年12月、あきは書館・刊。

 今号も招待の詩と短歌を含め、豊かな内容である。

 歌集と詩誌は、読んだあと、ここで紹介したい。

2015年11月14日 (土)

詩誌「果実」73号

Cimg8611 11月7日の「『渡辺本爾詩集』出版記念会」(記事は11月8日付け)のおり、詩誌「果実」の発行編集者のT・篤朗さんが、同誌73号を下さった。

 同誌72号については、今年4月9日付けの記事(←リンクしてある)で紹介した。

 N・明徳さんの「秋」「ナス」、F・則行さんの「秋の小さな花物語」の総題のもとの「きんもくせい」「しゅうかいどう」に興を惹かれた。

 修辞、心理描写に走らない、生活詩である。F・則行さんの2編には、フィクションが混じる(詩的真実)かも知れないが。

 T・篤朗さんは、5編を寄せて、創作意欲旺盛である。ただし感性の上昇化、「白いのぞきと色絵の皿と」の俗な1面、「安保」の政治との対決など、危惧を持って読んでいる。彼は安心な詩境に到り着けるだろうか。

2015年11月 1日 (日)

詩誌「群青」第34号

Cimg8600 僕が世話役をしている2人詩誌「群青」の、第34号が出来上がったと、宮本印刷より電話があり、10月28日(水曜日)に80部を受け取った。

 A5判、6ページ、モノクロのささやかな詩誌である。

 詩では、こぐま星座さんの「龍角散」、僕のソネット「炎暑の日に」、それにこぐま星座さんのエッセイ1ページ(毎号、交替)を収めている。

 毎年3回の発行を続けて来たので、12年目に入ったことになる。

 なお僕の作品は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の10月31日付け記事(←リンクしてある)にアップした(横書きになっているけれども)ので、ご覧ください。

2015年10月25日 (日)

詩誌「青魚」No.83

Cimg8587 同人詩誌「青魚」No.83を読みおえる。

 詩誌が届いた事と自分の作品の事は、今月17日の記事(←リンクしてある)、「手許の3冊」で報せた。

 2015年10月20日、鯖江詩の会・刊。

 36ページに、散文を含め寄稿者は17名にのぼる。アメリカ人の英語の詩、海外在住日本人の詩も含む。

 T・幸男さんの「ダダイスト散木(さんぼく)の流謫(るたく)のあらまし」は、B5判6ページ(2段組みだが下段は、「高橋新吉全集」等と、「青魚」の表紙を飾った絵、等の写真が占める)にわたる長詩である。

 ダダイスト樗檪散木(ちょれきさんぼく)を名乗って、少年時代から現在に至る生を描く。単語等のルビに、ラテン語、英語等を混じえて特異である。

 故・詩人、現・同人の活動、著作等も紹介しており、バックアップが強くなった。

2015年10月17日 (土)

手許の3冊

Cimg8587

Cimg8588

 「鯖江詩の会」代表の千葉・Aさんが、その会の発行する詩誌「青魚」No.83を送って下さった。

 僕はソネット8編を載せてもらった。その内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」(←リンクしてある)の、10月12日付け記事より、毎日1編ずつ紹介しているので、ご覧ください。

 また10月11日の「第10回苜蓿忌」のおり(記事は10月12日付けにアップ)、小林年子さんより、詩文集「白い品格」をいただいた。地方の文化活動などに、尽力される方である。

Cimg8594

 先日、楽天ブックスより、有川浩(ありかわ・ひろ)の小説、「植物図鑑」を買った。

 幻冬舎文庫、2015年・24刷。

 僕はすでに、彼女の小説の2冊、「レインツリーの木」と「阪急電車」を読んでいる。

2015年10月 4日 (日)

「群青の会」会合

Imgp1106 昨日(土曜日)の午前8時頃、2人同人詩誌「群青」の相棒、こぐま星座さんよりメールがあり、急遽、9時より「ユトリ珈琲店」で会う事になった。

 ただしこれは、その前に僕が2回ほど、メールで呼び掛けた事である。

 調べてみると、2人が会ったのは、今年7月23日の記事(←リンクしてある)以来である。

 写真のユトリコーヒー店は、左手前の建物にも客席があり、『 型の建て方である。

 お互い、モーニングセットを摂ったあと、本題である。僕はまず、「群青」34号のパソコン入力に入っていない事を詫びた。

 そのあと、「角」「水脈」などの詩誌の新号4冊を、こぐま星座さんに見せた。彼は熱心に読んでいた。

 歌誌「コスモス」10月号の僕の歌を読んでもらうと、彼はフフンと笑った。

 締めは、僕のタブレットで、Kindle本の歌誌、詩集、全集などを自慢した。それらの廉価な事も説明した。こぐま星座さんは、関心を示した。

 9時45分くらいに散会した。

2015年9月21日 (月)

詩誌「水脈」54号

Cimg8549 「福井詩人会議・水脈」より、詩誌「水脈」54号を頂いた。

 2015年7月31日・刊。

 今年4月23日の記事、同・53号に継ぐ。

 たくさんの詩と、1編の小説、I・信夫さんの2著の出版を祝う会報告(写真4枚・付)、「水脈日誌」、長文の「あとがきに代えて」を含めて、41ページである。

 素直な作品なのだけれど、余裕のない印象がある。

 生活、政治、芸術、それらを共に求めているからだろう。

 同じデザインの表紙に「別冊」と添えた、別冊があって、本冊で脱落のあった詩の補正版、新しい詩、合評記録を載せる。大所帯だから、出来る事であろう。

2015年9月15日 (火)

詩誌「角」第37号

Cimg8539 坂井市にお住まいの詩人、N・としこさんが、同人詩誌「角」第37号を送って下さった。

 巻頭、O・純さんの「おにぎり」は滋味のある作品だが、(『風鐸』第五号より転載)と付記されているのみで、執筆時期、発表時期がわからないのは惜しい。

 K・悦子さんの「残思」、A・ひなさんの「夢みる雲ゆき」など、レトリックに過重を強いない作品に好感を持つ。

 Y・勝さんの映画論(2段組み、5ページ)は、熱意余っての勢いが過ぎていないか。

 K・久璋さんの「瓜生山レポート 33」は、青年時代の夢と、文献渉猟だけによる、思考実験例のようで、フィールドワークを重ねた方が良くはないか。

 巻末にO・純先達詩人顕彰(日本現代詩人会による)の、特集が組まれ、4氏の文章を収めた。

2015年7月23日 (木)

「群青の会」会合

 2人きりの同人詩誌「群青」の、会合をそろそろ開こうと、相棒・こぐま星座さんに呼びかけていた所、彼よりメールがあり、6月28日以来の(当時の記事は、6月29日付けである)、会合を開く事になった。

 昨日(7月22日、水曜日)午前9時より、「ユトリ珈琲店」にて。僕はかき氷、彼はモーニングセットのあと、本題。

 「群青」第33号の反響を、お互い伝え合った。

 歌誌「コスモス」8月号の僕の歌を読んでもらった。

 また僕は、タブレットを携行し、昨日の記事に書いたkindle本、「若山牧水大全」を見せた(自慢した)。

 それにしても、kindle本の全集類は、出版革命である。例えば「夏目漱石全集」、「鴎外全集」、「宮沢賢治全集」、「与謝野晶子大全」他、多くの全集がたった200円で受け取れる。編集者、出版社に、やや不安が残るようだけれども。

 ITによる商品革命は、カメラ(廉価なミラーレス1眼)に期待していたが、全集本に来たか、という感じである。

 こぐま星座さんも用事があるらしく、僕も用事があり、10時頃に散会した。

Photo

「フリー素材タウン」より、睡蓮の1枚。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート