カテゴリ「詩誌」の224件の記事 Feed

2014年2月28日 (金)

詩誌「群青」第29号

Cimg7553 同人3名のささやかな詩誌「群青」の第29号が出来上がり、昨日に「宮本印刷」より100部を受け取った。

 詩は各人1編、AUさんの「稜線」、こぐま星座さんの「オシッコしたい」、僕の「祭」。各人の持ち味がありながら、新しい面を生かそうとしている。

 エッセイが持ち回り1編1ページで、今号では僕の「第三の大衆詩型」である。

 合評会の日程も決まっている。

 今後、僕の手で50余通を、AUさんが彼女のルートで30通近くを、発送する事になるだろう。

 その反響を確かめる事も、詩誌発行の喜びの1つである。

2014年2月 7日 (金)

詩誌「群青」第29号・編集会議

 昨日(2月6日)に、同人詩誌「群青」第29号の誌面稿を、パソコンのワードで入力し終えた。

 さっそく、こぐま星座さんに連絡し、AUさんと編集会議の日時を決めてもらった。

 それで今日の午後2時、喫茶店「ユトリ珈琲」に3人が集まった。

 編集会議といっても、誌面稿のチェックはすぐに済んだ。

 それぞれが借りていた詩誌、詩集を返し、また新しいものを借りたりした。

 AUさんが詩誌「木立ち」の最新号を持っていたので、読ませてもらった。久しぶりに読む。

 あとは文学の四方山話をかわして、3時過ぎに散会した。

Photo「フリー素材タウン」より、シクラメンの1枚。

2014年2月 3日 (月)

詩誌「ココア共和国」vol.14

Cimg7523 仙台市にお住まいの詩人・秋亜綺羅さんが、個人詩誌「ココア共和国」vol.14を送って下さった。

 巻頭の尾花仙朔「百鬼夜行の世界の闇に冥府の雨が降っている―国家論詩説鈔録」は、註釈ページを含め16ページの大作で、世界政治を論ずるが、結末で宗教に走るのは淋しい。

 秋亜綺羅「ひよこの空想力飛行ゲーム」も12ページにわたる長編で、その構想力に感服する。

 若い3歌人の連作を招待して、爽やかである。

 現在、詩よりも短歌が、短歌より俳句が(これは僕には風聞だが)、勢いがあるらしい。

 詩が、文学(小説を含む)の中でもっとも豊かである、と注視される時代は再び来るのだろうか。

2014年1月23日 (木)

詩誌「アリゼ」第158号

Cimg7509 先日、兵庫県にお住まいのS・陽子さんが、お便りとともに、同人詩誌「アリゼ」第158号を送ってくださった。

 昨年11月14日の記事(←リンクしてある)で、同誌157号を紹介して以来である。

 2013年12月末・発行。

 詩20編、詩集評を含む評論6編、エッセイ8編を収める。

 同人30名+寄稿者、隔月刊だと、執筆も大変だが、編集など事務方も大変だろうと察する。

 詩想は明るいものが多いように感じられて、かえって時代の危機を表わしていると思われる。

2014年1月 9日 (木)

詩誌「角」第31号

Cimg7478 坂井市にお住まいの詩人、N・としこさんが、同人詩誌「角」(つの)第31号を送って下さった。

 「角」は若狭の詩人をおもに始まって、今は県下をおもに16名の同人を擁する。

 巻頭、O・純さんの「痕跡」は、小虫の死になぞらえて、無常感を説くようだ。「突差」ではなく、「咄嗟」が正しいだろう。

 N・としこさんの「落ちていく」では生活の中での孤独感が、「旅立ち」では明日への新しい1歩が、うたわれている。

 K・悦子さんの「紙一重」は、生活の危うい真実を衝いて、鋭い発想である。

2014年1月 3日 (金)

詩誌「水脈」49号

Cimg7471 「福井詩人会議・水脈」の事務方、T・健隆さんが、詩誌「水脈」49号を送ってくださった。

 S・周一さんが椨(たぶ)の老大木をうたった「忘れられない木」、中野鈴子・研究を一段落したI・信夫さんが亡き妻を偲ぶ「烏」など、ベテランの活躍がうれしい。

 善良な素直な書きぶりの作品が多い。作品の高評価を得るには、1考が要るのだろう。

 次号の節目の50号を越えて活躍しようと、意気さかんである。

 I・冴子さんの4編より、「金木犀」の終り2連を引く。

  金木犀

    I・冴子


  (前略)

花の香りは

施設で暮らし始めた

母のもとへも届くだろうか


開く幅は 手のひらほどの

そんな窓の 母の部屋にも

懐かしい香りは 届くだろうか

 

2013年11月14日 (木)

詩誌「アリゼ」第157号

Cimg7364 同人詩誌「アリゼ」第157号(2013年10月31日・発行)を読みおえる。

 兵庫県・在住の詩人をおもな同人とするが、関西在住の方のほか、埼玉県、和歌山県に在住の方もいる。誌末の名簿に拠ると、同人30名、寄稿者2名である。

 隔月刊で、粘り強い歩みを続けている。

 目次の題名を見ると、キャッチーな題が多い。「カワラヒワが」「今を編みながら」「夕焼けいろの小ガニ」「ドーナツ考」「パズル」「相対性理論」等々。

 2020年の東京オリンピック開催決定に触発されたのか、1964年東京オリンピックに触れる、T・和美さんの「十四歳」、M・真由美さんの「阪南横丁」がある。僕は田舎の少年で、建設ラッシュなど知らなかった。

 F・優子さんの「夢の証明」が、夢の感覚をリアルに描いている。最後の5行を引く。


  夢の証明

    F・優子


  (前略)

たぶん わたしたちが生きていくために

殺された感情や言葉の死骸が

昼間閉ざされた夢の通路に転がっていて

夜になると たったひとりの観客のために

淋しいショーを始めるのだろう

2013年11月12日 (火)

3冊と1誌

Cimg7360

Cimg7364 Amazonより現代短歌文庫(砂子屋書房)「小池光歌集」「続 同」「続々 同」3冊が届いた。

 僕のアメブロ「新サスケと短歌と詩」の、2012年10月31日の記事(←リンクしてある)にソネット「渋る」で取り上げた題材である。

 1冊に2歌集ずつ完本で入っている、お買い得の本だが、感性が買うことを渋る、と書いた。

 1ページ2段、1首2行書き、活字は小さいが、致し方ない。

 Amazonのページに「在庫1冊あります」「ご注文はお早めに」のように書いてあって、焦りもしたのだが、あとのページで「入荷予定あり」とあって、「煽るなよ」と思った事だった。

 小池光は僕より3歳年上で、大学研究科を卒業し、就職・結婚して、外面上は順調に生活して来たのだった。

 兵庫県・在住の詩人、S・陽子さんよりお便りを添えて、同人詩誌「アリゼ」第157号が送られて来た。忝い事である。

2013年11月 4日 (月)

詩誌「青魚」No.79

Cimg7332 先日に鯖江市・在住の詩人、T・晃弘さんが、同人詩誌「青魚(せいぎょ)」No.79を送って下さった。誌名は、「鯖」の漢字を、分解したものである。

 T・道子さんの「栗の季節」、T・吉弘さんの「軽井沢」、M・幸雄さんの「比島の渡し」、共に実直な作品である。ひねりが欲しいと思うのは、僕が邪まなのだろうか。

 T・幸男さんは、「旦(よあけ)の思考(ぱんせ) Ⅰ~Ⅻ」12編を寄せている。

 ペン書き・縮尺、1ページ2段、6ページの大作である。造園家、画家でもある彼が、本誌に毎号、大作を寄せている。

 彼が吠えつづけ、唸りつづけて幾年か、虚しくならないかと気遣う。

 彼の膂力には、僕は及ばない。

2013年11月 2日 (土)

届いた4冊

Cimg7319

Cimg7320

Cimg7324_2 先日までに、僕の許に4冊が届いたので、紹介する。
 県内の作家・評論家のS・道明さんより、同人文学誌「青磁」第32号を頂いた。小説、評論を主とする、重厚な同人誌である。12編、176ページ。

 「コスモス短歌会」より、「第十一宇宙花」が届く。5年ごとに発行のアンソロジーである。「自選歌集」1659名、「物故会員作品抄」136名、各5首ずつの掲載である。他に「コスモス叢書一覧」「コスモスの賞一覧」等。

 鯖江市の詩人、T・晃弘さんより、同人詩誌「青魚(せいぎょ)」No.79、10冊が送られてきた。僕はソネット2編を載せてもらっており、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」(このブログのリンク集にある)で追いおい発表したい。

 Amazonのマーケットプレイスに注文した、日本エッセイスト・クラブ編「’08年版ベスト・エッセイ集 美女という災難」が届いた。このシリーズの「’07年版」まで、25冊を取り上げて来たので、拙い感想を再開したい。

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