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2009年8月の28件の記事

2009年8月 9日 (日)

DVD「駅馬車」

Dvd_002 4日前の8月5日にこのブログで書いた、DVD2枚のうち、アメリカ映画「駅馬車」を観る。

 ジョン・フォード監督、1939年度・公開。

 大筋の展開に無理があるけれど(たとえば、インディアンが多くの命を犠牲にして、駅馬車を襲う理由など)、細部に光る挿話がある。

 たとえば、酒場女ダラスの優しさ・純情や、賭博師ハットフィールドの高潔さなど。

 ジョン・ウェインの若き日の姿にも会えた。別に彼や、西部劇のファンではないけれど。

 1939年度・公開とすると、第二次世界大戦初め頃に製作されたわけで、当時のアメリカの財力と心の豊かさに、うたれる。

2009年8月 8日 (土)

西尾喜代子「命あたためて」

004  西尾喜代子さんの詩歌集「命あたためて」を、読みおえる。

 2003年、私家版。

 詩歌集と言っても、全164ページのうち、詩は9篇12ページのみで、あとはすべて短歌関係である。

 夫の看病と見送りのあと、「とめどなく湧く思いを、わたしはひたすら書きつらねていった」と、著者は「あとがき」で書く。

 「朝日歌壇」「短歌研究」「短歌」で選に入ったもの、短歌講座の加藤克己氏に添削されたもの、等をあつめて1集となした。

 短歌の創作と発表により、意気消沈より回復し、海外旅行にも何回か参加するまで、元気を取り戻した。短歌の威徳や恐るべし、である。

2009年8月 7日 (金)

「馬場あき子全集」第三巻「歌集 三」

001  「馬場あき子全集」第三巻「歌集 三」を、読みおえる。

 三一書房、1998年・刊。

 箱、帯、本体にパラフィン紙カバー。

 この巻には、「月華の節」(詩歌文学館賞)、「南島」、「阿古父」(読売文学賞)、「暁すばる」、「飛種」(斎藤茂吉短歌文学賞)、「青椿抄」の、6歌集が収められている。

 僕は、牧羊社「馬場あき子歌集」、この「馬場あき子全集」2、3巻によって、彼女の16歌集を読みおえた事になる。良い読者だったとは言いがたい。

 作品の底に重苦しいものが残るのは、彼女の負の体験が、解消されずに残って、短歌、能、古典研究などの活動へ導いているからのように、思える。

2009年8月 5日 (水)

DVD「中国 世界遺産」第5巻

Dvd_004  先日の夏休み(僕の職場では、7月、8月、9月の3ヶ月間に、6日間の夏休みを、自由な形で、取ることが出来る)に、「勝木書店ワッセ店」へ、2週間ぶりくらいに行く。

 店内の商品の配置が、すっかり変わっていて、驚く。

 新設のCD・DVDコーナーより、DVDを2枚、買うことにする。「中国 世界遺産」第5巻「莫高窟 雲崗石窟 龍門石窟」と、アメリカ映画「駅馬車」である。

 1枚500円で、レジでは「セールで、半額です」との事で、DVD2枚を500円で買えた。

 家で、「中国 世界遺産」第5巻のほうを、パソコンで観る。DVDは中国の作製(日本語字幕)で、石窟の仏像や壁画のほかに、その歴史や政治的背景の説明が多い。

 1鑑賞者としては、美術的映像を、もっと多くしてほしかった。

2009年8月 4日 (火)

石川啄木「一握の砂・悲しき玩具」

001  石川啄木・歌集「一握の砂・悲しき玩具」を読みおえる。

 新潮文庫、平成9年84刷。

 僕の身辺で、危機的な事件が起こりかけて、心を鎮めようとして、手近なこの1冊を読んだ。

 事件は結局、未遂で済んだ。

 詠むだけでなく、読むことによっても心の救われる、「短歌は自己救済の文学である」という言を実感する1夜だった。

 啄木は仕事に恵まれず、借金を負い、長男に死なれ、結核で夭逝してしまった。哀れな人生である。

 死後に名声は花咲いたけれど。

2009年8月 3日 (月)

「金子光晴詩集」

002  「楽天ブックス」より、「金子光晴詩集」が届く。

 岩波文庫、清岡卓行・編、2007年・6刷。

 「楽天」のポイントが少し溜ったので、気になる本を買った。

 注文を出してから、「岩波文庫は時々、無残な編集をするからなあ」と気になったが、編者がしっかりした詩人なので、そういう事はなかった。

 金子光晴は、戦時中に反戦詩を書いた唯一の詩人として、有名である。

 僕は「金子光晴全集」の詩集ぶん全部を、図書館で借りて、読み通した事がある。

 今この文庫本詩集で、彼の詩業のエッセンスを味わってみたい。

2009年8月 2日 (日)

「野口五郎 ベスト10」

001  ショッピング・サイト「Amazon」より、CD「野口五郎 ベスト10」が届いた。

 10曲、千円、送料無料は、安価だろう。

 彼の歌は、女性にはうっとうしいような、未練の歌が多いのだけれど、男の本音に近いように思う。

 彼の声の質は、ねちっこいけれど、あとのほうの「針葉樹」「むさし野詩人」では清しくなって、好ましい。

 あと、ジュリーこと沢田研二のCDがほしいのだけれど、プレミアが付くくらい高価なので、手が出ない。

2009年8月 1日 (土)

YOSAKOIイッチョライ

Yosakoi_002 Yosakoi_004  今日8月1日より3日にかけて、第56回「福井フェニックスまつり」が催される。福井市は、空襲、大地震などより立ち直ってきたので、フェニックス(不死鳥)を自称している。

 僕と妻は今日午後、「YOSAKOIイッチョライ」を少し観てきた。

 「いっちょらい」は、洋服などの「一張羅」がなまった語で、「一番よいもの」を指す。

 パンフレットによると、52団体、約2,500名が参加。

 せいいっぱいのパフォーマンスを観ていると、心が熱くなる。

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