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2009年11月の25件の記事

2009年11月 6日 (金)

同人詩誌「群青」第16号

001  僕が編集している同人詩誌「群青」の、第16号が出来てきた。

 今号より当分、AUさん(女性)が寄稿してくださる事になった。彼女の「はりがねの空」は、先鋭的で繊細な詩風をみせる。

 温泉イグアナさんの「ずべずべの粘膜の中のオレの指」は、性的フラストレーションにことよせて、社会のストレスとその解消を示唆する。

 KMさん(女性)の「種が飛ぶ」は、終わり2行「野の花のようにこころのままに/種になって、飛ぶ」と、新しい出立を決意する。

 僕のソネット「信じたくなる」は、終連「波乱の多い生だったが/予定調和を/信じたくなる」と、心の安定を示す。

 他にエッセイが1編。

 出稿者4名のささやかな同人詩誌だが、大切にしていきたい。

2009年11月 5日 (木)

椿と南天

002_3  庭で白椿の花が咲いた。

004_3  名前不明。

 苗を買った時には、名前をわかっているのだが、地面に名札を挿したり、荷札ようのものに名前を書いて枝に結んでも、いつのまにか無くなる。

 庭の地図を書くにも、もう手遅れだ。

 南天の実が色づいてくる。

 庭に10株くらいある。

 南天は「難転」つまり「難を転ずる」の語呂合わせで、重宝される。

 この地の30年で、少しだけ難を転じてくれた気がする。

2009年11月 4日 (水)

歌誌「棧橋」№100

003_2  季刊同人歌誌「棧橋」100号を読みおえる。

 2009年10月発行。

 編集人・高野公彦氏、発行人・奥村晃作氏。

 100号記念ということで、幾つかの企画がある。

 僕は「百合の里公園」12首を載せてもらった。内連関的な12首を創れなくて、どこかへ出掛けて、そそくさと12首連作をひねるのが、ようやくである。

 「樫区」の方の作品が佳かった。自由感があり、のびやかである。

 特に渡辺南央子さんの「菩提樹の蔭」、木畑紀子さんの「甘露」に惹かれた。

 5歳差以内の先輩の方々である。僕の近未来がこのようであれば良いな、と思う。

2009年11月 3日 (火)

「歌壇」2009-11月号

003  「歌壇」2009-11月号を読みおえる。

 「コスモス」11月号を読んだあと、他の本に気を取られていて、本箱の「歌壇」11月号と「棧橋」100号を忘れていた。

 さっそく「歌壇」11月号を読む。

 特集は「短歌におけるテニヲハの効果」だったけれど、僕はほとんど読まなかった。「テニヲハの効果」は、評論で教えられて身に付くものではない。短歌を読んで感心したり、実作で苦労して、身に付くものだろう。

 綜合歌誌に作品の載ることは作者の光栄だろうし、読者にとっても、属する結社誌の作品とは違う短歌を、簡易に読めることはありがたい。

 僕としては、特集は生真面目なテーマより、読み物的なものが良い。

2009年11月 1日 (日)

「北園克衛全詩集」

001 ネット古書店連合「日本の古本屋」のサイトより、大阪府の古書店「浪速書林」に注文していた、「北園克衛全詩集」が届いた。

 沖積舎、平成4年・刊。

 箱、箱と本体にパラフィン紙カバー、栞つき。

 パラフィン紙カバーは、古書店主の厚意によるらしい。

 この本は、「白のアルバム」よりの23冊の詩集と、短編小説集「黒い招待券」を収める。

 戦前より活躍した、モダニスム系の詩人に関心があって、「安西冬衛全詩集」(思潮社、昭和41年・刊)も持っているが、まだ読んでいない。

 春山行夫の全詩集は、まだネットで見つからない。

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