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2010年9月の25件の記事

2010年9月 5日 (日)

「詩の研究会」9月例会

001  詩誌「群青」の同人であるKMさんのお宅の1室に、他の同人である僕、こぐま星座さん、AUさんの3名が午後2時前に伺って、「詩の研究会」9月例会(事情により3ヶ月ぶり)が催された。

 こぐま星座さんのレクチュアで、「宇宙の『始まり』入門」。5ページのレジメと、漫画による宇宙論のコピーを用いて。

 「詩と宇宙はどこでつながっているか」の序説のあと、「宇宙像の歴史」に入る。

 古代の宇宙観から、天動説、地動説を経て、相対性理論、ビッグバン説に至る。そして素粒子理論的世界から、トンネル効果まで。

 涼や茶菓から、KMさんのお世話があって、楽しい勉強会だった。

 5時近く、次の会の要領を決めて、散会した。

 

2010年9月 4日 (土)

1,000回め

 このブログを始めてより、今回でちょうど、1,000回めの記事となる。

  • 2007年4月4日、ブログ「サスケの本棚」を開設
  • コメント、329件
  • トラックバック、2件
  • アップした写真、1,121枚
  • リンク集、10件
  • 2008年10月初め頃、3カウンターを再設置
  • アクセス解析ツール、「アクセス刑事(デカ)2」を導入
  • 「人気ブログランキング」の「本・読書カテゴリー」に参加

 これからも宜しくお願いします。 

2010年9月 3日 (金)

楠目橙黄子「橙圃」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第2巻(昭和56年・刊)より、2番めの句集、楠目橙黄子「橙圃」を読みおえる。

 原著は、昭和10年、龍星閣・刊。

 彼は昭和6年、間組の代表取締役になっている。朝鮮・満州ほか日本各地を転々とした。

 それにしては、句は穏やかである。あとの句集をまだ読んでいないので、確かではないが、次のような感想を持つ。

 風雲急を告げる、国内・国際情勢の中で、意識的に平穏な情景を吟じている、あるいはそのような句集しか後世(敗戦後)に残らなかった、のではないか。

 以下に5句を引く。

雉子吊るや尾羽根するどく空にあり

古盆やのせて年々大粽

小夜ながら紅茶の時間冬籠

春水や沈みをふせし鯉の影

廃宮に鼎大いなり春の雷

2010年9月 2日 (木)

文庫本2冊

002  今日は今夏6回め、最後の夏休みだった。

 読みおえた文庫本、12冊を布バッグに入れて、「BOOK OFF 米松店」へ行く。

 11冊が売れて、180円だった。レシートを見ると、買取基準が変わったのか、何かのセールか?と思わせる。

 文庫本を2冊、買った。

 三木卓「野鹿のわたる吊橋」は、蔵書にあるような気もしたが、未蔵であれば小さい掘出し物なので、買っておいた。

 三木卓は、H氏賞を受けたことのある詩人だが、小説に進出して、ある程度の成功を収めている。

 ピート・ハミルは、アメリカへの貧しい移民の子で、「ブルックリン物語」はその自伝的小説である。

 「ニューヨーク・スケッチブック」 などの邦訳がある。

2010年9月 1日 (水)

俵万智「考える短歌」

001  俵万智「考える短歌 作る手ほどき、読む技術」を読みおえる。

 新潮新書、2010年6刷。

 まことに実戦的な8講である。

 ただし彼女の添削例に疑問を感ずる歌が3首ばかりあった。

 彼女は「ライトヴァース」を引きずっている(その事を批判するのではない)し、フィクションを拒まないから、フィクショナルなリアリティを求めるようだ。

 雄弁よりも訥弁が説得力を持つ場合がある、という事が大衆文芸としての短歌の良さの1つだと思う。

 啄木から文学に親しみ、「コスモス」に参加する前に「昭和万葉集」全21巻をほぼすべて読みおえていた者の、感じている事である。

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