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2010年10月の30件の記事

2010年10月31日 (日)

「Sex and the City」と「滅びゆく野性動物」

 昨日、「BOOK OFF 米松店」へ行った。

 DVD「Sex and the City」の「Season5」2枚組と、写真集「滅びゆく野性動物」(成美堂出版、1991年・刊)を買った。

 DVDは、アメリカのテレビドラマらしく、1話完結、2枚で8話入っている。

 このドラマは人気だけれど、このDVDはごく安価で、レンタル専用だったためらしい。昨日と今日で、2枚8話を観おえたのだけれど、2枚めで一瞬、映像が乱れたけれども、他に不都合はなかった。

 DVDの中身は、離婚経験者を含むハイミス4人仲間のドタバタ劇(ときにオゲヒンな振る舞いもまじる)である。アメリカ現代女性の本音だろうか、他のSeasonを観ようという気はあまり起こらない。

 写真集は、世界の滅びゆく哺乳動物のもので、関心がある。鳥類、昆虫などを含めたら、膨大な種類になるだろう。「レッド データ ブック」として写真集が出ているが、僕には手が届かない。

 先日に購入した、「日本の天然記念物」6冊には、そういう意味もあるだろう。

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2010年10月30日 (土)

柘榴の実

 鉢植の柘榴が落葉し始めたので、今年10月16日のこのブログで予告した通り、1個のみ残した実を、枝より外した。

 直径5センチくらいか。

 家の包丁で、簡単に切れた。

 中に小さい赤い種があったが、なめてみると苦いので、全部捨てた。

 枝に残して、盆栽風に楽しむことも出来ただろうが、そうすると株が弱るので。

 この秋は、庭の実物の成果が悪かった。

 花梨、木瓜の実がほとんど生らず、ウメモドキの実も紅熟しなかった。

 ムラサキシキブの実も、生らなかった。

 10月20日の記事で報告したように、ピラカンサスの黄実が生っただけだ。

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2010年10月29日 (金)

「詩集ふくい 2010」

002  福井県詩人懇話会より、年刊アンソロジー詩集「詩集ふくい 2010」が送られてきた。

 懇話会の発足年より毎年発行されて、今年は第26集になる。

 出稿者66名、作品70編は、少し淋しい。

 わが詩誌「群青」同人の、AUさんは「バスルーム」を、KMさんは「雪明り」を、こぐま星座さんは「熱夏」を載せている。いずれも新作の力作である。

 僕は今年3月28日付けのこのブログにアップした、F新聞掲載のソネット「住所印」を載せた。

 原則として、1年以内の新作を出稿するのだが、詩を書かない周囲への気兼ねとかがあって、なかなか適切な新作が、僕にはなかった。

 この詩集に、年内の最高作を載せるという気持ちもない。

2010年10月27日 (水)

「青磁」第27号

003  県内に在住の詩人・作家、S道明さんより、文学同人誌「青磁」の第27号を頂く。

 県内の作家をおもな同人とする、小説・文学評論が柱の文学誌である。

 S道明さんの、「川蝉色の記憶」、「短歌作家としての橘曙覧(3)」、「リフレイン雑感」を読む。

 「川蝉色の記憶」は短編小説で、40年前にほのかな好意を持ちあった男女が、偶然に出会って、わずかな会話を交わして別れるストーリーである。

 「短歌作歌としての橘曙覧(3)」はおもに、橘曙覧と交流があった、大田垣蓮月に就いて述べている。

 「リフレイン雑感―「浪」考」は、中野重治の詩「浪」とその周辺を巡っての批評である。

2010年10月26日 (火)

「歌壇」11月号

003  10月23日に買った総合歌誌、「歌壇」2010-11月号(本阿弥書店)を読みおえる。

 特集の「短歌のなかの『こそあど』言葉の力」は、読まなかった。

 「こそあど」言葉はできるだけ用いない、という普通の考えに従っているので。

 また「追悼 玉城徹」も読まなかった。「俵万智以後」に短歌へ出発した僕には、なじみの少ない歌人なので。

 松尾祥子さんの「時評」は、「河野裕子を悼む」で、追悼の心に打たれる。

 他の総合歌誌は知らないのだが、この「歌壇」は毎号、短歌結社の中堅歌人の短歌作品をよく取り上げている、と感心する。

2010年10月25日 (月)

「コスモス」11月号

 結社歌誌「コスモス」2010-11月号を読みおえる。

 ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地(2名各15首)」、「コスモス新鋭特集(4名各7首)」など。

 「コスモス新鋭特集」の中の、M菜水さん「センターライン」7首が気になる。

 バスケットボールの選手として試合を、若々しい感性で描く。学生時代を回想してか、あるいは現在もあるチームに属しているのか。

 回想だと僕は推測するが、連作は描写が鮮やかである。

2010年10月24日 (日)

中村草田男「長子」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第2巻(昭和56年・刊)より、7番めの句集、中村草田男「長子」を読みおえる。

 原著は、昭和11年、沙羅書店・刊。

 この句集名「長子」は、彼の実際の第1子のことではない。

 第1句集の意と、本人が長子であり、長子としての生を肯定してのことである。

 僕は百姓の次男で、1種の拗ね者であるだろう。

 草田男のこの句集の句は、肩肘張ったと感じられ、僕にはなじめない作もあった。俳味を尊び、短歌的抒情を排するようだ。

 以下に5句を引く。

つばくらめ斯くまで竝ぶことのあり

軒つゞき縁つゞきなり星祭

女工の目皆んな賢しげ行々子

秋の航一大紺円盤の中

霜踏んで行くや悪夢は昨夜(きぞ)の事

2010年10月23日 (土)

「歌壇」11月号とイプセン「ヘッダ・ガーブレル」

 午前10時過ぎ、車で「パワーセンター ワッセ」に着く。

 ここは、大駐車場(地上)を持つ、郊外型の商店街みたいなものである。

 まずATMコーナーで、通帳の記入をした。たいした異動はないのだが、ふだんはカードのみで入出金しているので。

 次に、オフィス用品店へ行き、B5判用紙、500枚1包みを買う。おもに、同人誌「棧橋」に送る原稿を、パソコンとプリンタで、印刷するためである。

 500枚といっても、そんなに長い先を見てのことではなく、1包み250円弱と安かったからである。

 3番目に書店、「KaBos ワッセ店」へ行く。

 総合歌誌「歌壇」2010-11月号を買う。

 同店内の「古書センター」で、イプセンの戯曲「ヘッダ・ガーブレル」(岩波文庫)を買う。僕はまだ、彼の有名な「人形の家」さえ読んでいない。

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2010年10月22日 (金)

同人詩誌「群青」第19号

 今日の仕事帰りに、F市内の印刷所「宮本印刷」に寄り、同人詩誌「群青」の第19001_2 号を受け取った。

 創刊時より、僕が同誌の編集役を務めている。

 僕を含めて同人4名の、小さな詩誌である。

 A5版、10ページ。表紙はモノクロ。

 表紙と目次ページのカットには、同人KMさん(日本画を描いてもいる)より、毎号スケッチを頂いている。

 掲載作は、以下の通り。

  • KMさん「鳥たち」
  • AUさん「すずむし」
  • こぐま星座さん「ちくわ」と、エッセイ「字幕なしでハリウッド映画を」
  • 新サスケ「はやぶさ」(小惑星探査機「はやぶさ」の、帰還再突入の映像を観て)

 県内の詩人をおもに、同誌を献呈するし、同人が集まって批評しあう場もあるだろう。

2010年10月21日 (木)

黒田不二夫「窓までの距離」

001  県内に在住の詩人、黒田不二夫さんが、彼の第3詩集「窓までの距離」を送って下さった。

 2010年10月、能登印刷出版部・刊。

 新・北陸現代詩人シリーズの1冊。

 彼は詩誌「果実」同人。

 詩集は2部で構成され、「Ⅰ 部屋のくちなし」は、第1詩集「白叫」以後、第2詩集「風渡る」までの作品、「Ⅱ 窓までの距離」はその詩集以後の50代の作品を収める。

 僕は彼から以前に、「白叫」と「風渡る」を頂いて読んでいる。それらや「果実」近号の作品の地味なイメージと違って、Ⅰ部Ⅱ部ともに、レトリック豊かな作品が占める。

 故・ご父君のかつての離婚・再婚が彼の心に影を落すのか、彼と夫人との和合・不和に敏感な作品に心惹かれた。

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