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2016年3月の32件の記事

2016年3月22日 (火)

「コスモス」4月号「月集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年4月号より、初めの「月集」を読みおえる。

 これまで「月集特別作品」は、12名(うち「スバル集」より2名、「シリウス集」より10名)×5首(1段組み)だった。

 この新年度号より、「月集スバル」の初めに「今月の四人」として、4名×5首(2段組み)が載り、「月集シリウス」の初めに「月集シリウス 特別作品」として12名×5首(1段組み)が載るようになった。

 1冊の普通歌は、「今月の四人」「月集スバル」「月集シリウス 特別作品」「月集シリウス」の順より始まる。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「月集シリウス 特別作品」のI・玲さんの「自転車」5首より。

白菜を船首像(フィギュアヘッド)にして帰る日没ちかく自転車こぎて

 自転車の前の篭に物を立てて(例えば鞄でも)走らせるのは、まことに船首像みたいだ。「フィギュアヘッド」の語を取り入れた事も手柄である。

Photo「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

 

 

2016年3月21日 (月)

AmazonのPrime会員になりました。

 3月12日に、AmazonのPrime会員に、1ヶ月無料お試しでなり、すぐに自動有料入会を削除した。

 ただし追加金無料で楽しめる素材が多く、年会費3,900円は月300余円であり、3月19日に正式入会した。

 プライム・サービスの内、今注目して利用しているのは、3点である。

  1. Prime Music 100万曲が追加無料で聴き放題と宣伝している。僕はアプリに、アルバム4枚を取り込んだ。うち3枚がビートルズである。スマホやタブレットとは連携させていない。せめてデスクトップパソコンの音質はほしい。
  2. プライムビデオ 映画やドラマを無料で観られる。2映画が視聴を待っている。これも通信量などの関係で、モバイルと連携していない。
  3. プライムフォト 写真を、無制限に預けられるクラウドである。これまでの無料クラウドは5ギガバイトまでだった。花や会合の写真を預けるのに便利である。タブレットと連携させて、手許で写真を眺めている。

 まだ日本語の解説書がなく、取り扱いの判らない部分もある。サービスの解説文と経験で補うしかない。

Photo「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

2016年3月20日 (日)

椿、クリスマスローズ

Imgp1294

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 鉢植えに庭に、春の花が咲き始めた。

 左上は、鉢植えの洋種椿の花である。赤花八重大輪。

 右上は、庭の椿の花である。獅子咲きか。洋種椿かも知れない。

 共に昔に植えた木で、今となっては品種名がわからない。

Imgp1305  庭の木槿の株元に、クリスマスローズが1株残って、今年も咲いた。うつむく花である。

 原産地でクリスマス頃に咲くグループではなく、積雪地帯では今頃に咲くグループである。

2016年3月19日 (土)

近藤芳美「命運」

 岩波書店「近藤芳美集」(全10巻)の第5巻より、第22歌集「命運」を読みおえる。

 歌集編・全5巻の、最終巻の最終歌集である。

 前回の「未明」は、今月12日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 原著は、2000年、砂子屋書房・刊。1998年、1999年の430首。

 この2年の間にも、韓国、ニュージーランド、中国東北部の海外詠があり、社会詠、等がある。

 第5巻にはこの後、佐伯裕子の解説、全歌の上3句に拠る「短歌索引」等を収める。

 なお第6巻以降の、歌論、小説等は、のちに読む事にして、この集の僕の読書を一旦、中断したい。

 以下に7首を引く。

召さるるとことばはありき宇品なる冬日の埠頭在りしままながら

武寧王陵重なる古墳のまに紛れひかり夏なすつつじの盛り

市場への投機が生みやまぬ危機となし資本主義制覇の十年の後

九八年終うとしバグダード攻略を遥かに伝えいまだ地の眠り

花を飾る庭を競いて町ありきクライストチャーチユーカリ高く

知るものを老いの孤立の位置といえ稀に人と会うことばへの飢え

ためらいの長き後なる旅ながら瀋陽の大き曠野の朝焼け

Photo「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

 

2016年3月18日 (金)

歌誌2冊が届く

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 Amazonに予約しておいた、総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年4月号が、3月14日に発送メールを受け、翌15日に届いた。

 座談会「修辞を支えるもの」は、討議が盛り上がり、1回収載の予定が前後編になったと、短歌方面のツイートで話題になった。

 また3月16日に、結社歌誌「コスモス」2016年4月号が届いた。新しい企画が少しある。

 僕の歌は、3首選だった。アメブロ「新サスケと短歌と詩」の今日の記事(←リンクしてある)に、3首を横書きながらアップしたので、ご覧ください。

2016年3月17日 (木)

石原八束「秋風琴」

 角川書店「現代俳句大系」第10巻(1972年・刊)より、13番めの句集、石原八束「秋風琴」を読みおえる。

 今月8日の記事(←リンクしてある)に紹介した、野沢節子「未明音」に継ぐ。

 原著は、1955年、書肆ユリイカ・刊。600句。

 戦前(1937年~1944年)の句を含む事、詩人・三好達治に題名を受け、句に教示を受けた事は、不興である。また三好達治を囲む(文章の!)会「一、二句文章の会」を支えた事も不興である(晩年の達治には、幸せだったかも知れないが)。

 三省堂「現代俳句大事典」で見ると、句境の深化、多数の評論、晩年の役職的活躍等もあったようで、一概に否定できない。

 以下に5句を引く。

炎天は蒼し廃墟に貌よごれ

花びらのながるる砂利を歩みけり

星恋の夜は白桃を母とわかち

水澄むやこころの傷を詐りて

血を喀くや梅雨の畳に爪をたて

Photo「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

2016年3月16日 (水)

届いた2冊

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 Amazonマーケットプレイスの某店に注文した、近藤芳美・遺歌集「岐路以後」が、昨日(3月15日)に届いた。状態はごく良く、おそらく1読したのみだろう。

 岩波書店「近藤芳美集」の歌集編・全5冊を読み進んで、第5巻の「命運」を残すのみとなった。その次の「岐路」を入手したいが、Amazonマーケットプレイスでは、とんでもないプレミアムが付いている。それでその次の遺歌集「岐路以後」を購入した訳である。

 この春もまた、「年刊句集 福井県」を読みたく、福井県俳句作家協会・事務局に昨日に電話連絡すると、さっそく今日、「第54集」(2016年3月・刊)が届いた。よく読んで、詩歌の創作の勉強に資したい。

2016年3月15日 (火)

「シュメール神話集成」(3)

 ちくま学芸文庫「シュメール神話集成」の、「エンキとニンフルサグ」を読みおえる。

 今月11日の記事(←リンクしてある)、同(2)に継ぐ。

 この278行には、幾つかの欠行があり、多くの欠語がある。欠語は、推定と補足に拠る訳語が挟められるが、それでも訳できず欠損の部分もある。

 これまで読んで来た神話では、整っている方である。

 夫神エンキが、妻神ニンフルサグのために、都市ディルムンに豊かな水を祈りによって齎す。エンキの好色と、ニンフルサグの呪い、そしてエンキの病気と癒しが語られる。親しみやすい1編である。

Photo「フリー素材タウン」より、椿の1枚。

2016年3月14日 (月)

「ヴィヴァルディ作品集」より(3)

Cimg8753 BRILLIANT CLASSICS版「ヴィヴァルディ作品集」より6枚め、3回めの紹介をする。

 前回の同(2)は、今月2日の記事(←リンクしてある)で紹介した。

 今回は、全6曲、47分余を、パソコンで聴いた。

 バイオリン協奏曲4曲、2つのバイオリンとチェロのための協奏曲2曲である。

 曲調は、あるいは勇壮、リズミカル、メロディアスである。

 バイオリンの音色が情熱的だ。

2016年3月13日 (日)

支部3月歌会

Imgp1292 今日(第2日曜日)の午後1時より、某館の1室で、「コスモス短歌会」F支部の3月歌会が持たれた。

 事前1首出詠10名、当日参加者6名。支部会員の年齢が上がって、体調の万全でない方があるようだ。

 途中休憩では、お菓子を頂きながら、四方山話に盛り上がった。

 批評の1巡後、順番にプリントに載せる「私の一首」(自分の1首と、思いを述べる)の感想、支部会員の歌集上梓を祝う会を兼ねる4月歌会の予定周知などがあり、3時半過ぎに散会した。

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