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2016年5月の29件の記事

2016年5月 9日 (月)

「ヴィヴァルディ作品集」より(4)

Cimg8822 BRILLIANT CLASSICS版「ヴィヴァルディ作品集」(全・66枚)より、4回め、13枚めの紹介をする。

 同(3)は、今年3月14日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 このCDは、作品番号8の5(全8曲)より、総題「四季」(「春」「夏」「秋」「冬」)と、「海の嵐」、「喜び」の、6曲のヴァイオリン協奏曲(全54分余)を収める。

 パソコンで聴く。なだらかな旋律で過ぎず、転調や競り合いが繰り返される。

 貴族の心を慰め、教会の納得を得られればよい、そんな時代だったのだろう。

2016年5月 8日 (日)

支部5月歌会

Cimg8821 今日(第2日曜日)の午後1時より、某館の1室で、「コスモス短歌会」F支部の5月歌会が持たれた。

 事前1首出詠10名、当日参加者6名。

 支部長と事務方の用意したプリントを基に、支部長の司会で10首の1首につき2名ずつが順番で批評を述べ、支部長の講評と添削例提示で歌会は進んだ。

 半分の5首が済んだところで、途中休憩。餡餅やオレンジゼリーを頂いた。

 後半も1時間くらいで済み、次回以降の連絡事項を確認したあと、3時過ぎに散会となった。

 僕は駐車場の関係で、妻の車で送り迎えしてもらい、皆から羨ましがられた。

2016年5月 7日 (土)

年刊句集「福井県」第54集(3)

 年刊句集「福井県」第54集(2016年3月、福井県俳句作家協会・刊)より、3回めの紹介をする。

 同・(2)は、今月1日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 僕は購読のみという事で、句集参加費と年度協会費を足した額の半額で、この分厚い貴重な句集を譲ってもらっている。

 もちろん僕の詩と短歌を創る助けにするために読む。どれだけ助けになっているかわからないが、同じ時代、同じ風土を生きる者として、大きな刺激を受けている。

 今回は前回に続き、作品集の81ページ~120ページを読んだ。40ページ、80名の800句を読んだ事になる。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1句。M・甚四郎さんの「雛飾り」10句より。

雛飾り言葉少なに老夫婦

 娘が、雛を連れずに嫁いだのだろう。雛を飾って、娘への思いはあるけれども、言葉にしないのだろう。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年5月 6日 (金)

歌誌「コスモス」5月号「COSMOS集」読了

 結社歌誌「コスモス」2016年5月号より、「COSMOS集」を読みおえる。

 同・「その一集」特選欄の読了は、先の5月3日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 「COSMOS集」は、「その二集」と「あすなろ集」の特選欄であり、「コスモス」の華の1つである。「コスモス」の若手、新人の新しい秀作が集まっている。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「あすなろ集」特選、T・泉さんの「パンはまつさら」5首より。

この一世に入り来たる子はつぎつぎと我のトランプひつくり返す

 身の内に潜んでいた心情の発現の驚きを、新鮮な比喩で表した。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年5月 5日 (木)

ハマナスと薔薇

Photo

Photo_3

 庭に、ハマナスの花が咲いている。

 妻が貰った苗を植え付け、大株になった。

 右は、先日にホームセンターで買ったH・T系薔薇の、莟がひらいたもの。

 名前は「プリンセス・ヒサコ」となっている。僕の薔薇図鑑には載っていない。

2016年5月 4日 (水)

「梅崎春生全集」第1巻(6)

 沖積舎「梅崎春生全集」(全・8巻)の第1巻(1984年・刊)より、最終6回めの紹介をする。

 同・(5)は、先の4月20日の記事(←リンクしてある)で、7編を紹介した。

 今回に読んだのは、「眼鏡の話」、「上里班長」、「ある失踪」、「演習旅行」、「大夕焼」、「年齢」の、6編である。

 戦闘の切迫感ではなく、配属中にメガネのレンズを失くした話、残飯をめぐる話、1兵の失踪帰還の話(逃亡となれば大事件だった)、規律の既に乱れかかった兵の小競り合いの話と、小事だが軍では大事件のストーリーが続く。

 「大夕焼」は、配属中に因縁のあった島へ、18年経て旅する話である。「年齢」は敗戦直後、帰郷する列車の中で、歳若い元・上司に意趣返しをして嫌な思いをする話である。

 戦闘行為が無かった、期間が短かった等、関わりが薄くても、戦争に受けた傷が深い兵はいただろう。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年5月 3日 (火)

歌誌「コスモス」5月号「その一集」特選欄・読了

 結社歌誌「コスモス」2016年5月号より、「その一集」特選欄を読みおえる。

 同・「月集」読了は、先の4月24日の記事(←リンクしてある)にアップした

 「月集」特選は、9選者×各5名×各5首。

 「月集」会員は、増えている印象で、それだけ競争率が高くなる。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。K・典子さんの5首より。

ふつと来し言葉ひとつが風のごとあはれ消えさる風すさぶ夜を

 そういう経験は、誰にもあるだろう。メモを取りましょう。本には、付箋を貼りましょう。

 詠いぶりが、なだらかである(これを、調べが良い、というのか)。

Photo 「フリー素材タウン」より、藤の1枚。

2016年5月 2日 (月)

「トラークル全集 Ⅵ 遺稿」(3)

 青土社「トラークル全集」(1987年・刊)より、第Ⅵ章遺稿の第3節「一九一二年―一九一四年」を紹介する。トラークルの25歳~27歳(没年)までの遺稿である。

 第2節「一九〇九年―一九一二年」は、先の4月13日の記事(←リンクしてある。訂正あり)にアップした。

 この第3節(章、節の呼び方は、僕の付けたもの)には、異稿を含め53編の詩を収める。

 「(なんと暗いのだ、春の夜の雨の歌は)」を初め、ネガティヴな詩の多い中、「妹の庭 第二稿」のように優しい詩もある。

 「(青い夜は ぼくたちの額の上に 優しく現れた)」のように、1編の内に悲嘆から救済への転調を示す作品もある。アルコール・薬物への依存の故か、若さの故か、僕にはわからない。

 このあとの、「『詩集』『夢の中のセバスチャン』他 異稿」は、省こうと思う。発表稿と異稿を比較研究するいとまは、僕にない。

Photo 「フリー素材タウン」より、チューリップの1枚。

2016年5月 1日 (日)

年刊句集「福井県」第54集(2)

 年刊句集「福井県」第54集(2016年3月、福井県俳句作家協会・刊)の、2回めの紹介をする。

 同(1)は、先の4月17日の記事(←リンクしてある)にアップした。

 どうしても気になるのは、俳句人口の多さ、アンソロジー参加者の多さである。結社やグループの半封建性、排他性は無いのだろうか。俳句は国際化して、そうしていられない事情だろうか。

 また詩型が短いだけに、新鮮さを表わす競争は熾烈で、それが励みにもなっているようだ。

 前回に続き、41ページより80ページまで40ページ、80名の800句を読む。

 僕が付箋を貼ったのは、次の1句。K・弓子さん(「雪炎」・他・所属)の「秋桜」10句より。

人生は曲がってもよし大根蒔く

 人生で曲がった事のある身には、涙ぐましい。「大根」は「だいこ」と読むか。

Photo 「フリー素材タウン」より、チューリップの1枚。

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