カテゴリ「詩」の100件の記事 Feed

2009年7月 9日 (木)

「青淵」2009-7月号より

003  僕たちの同人詩誌「群青」15号を送ったお返しに、坂井市・在住の女性作家・HHさんより、月刊誌「青淵(せいえん)」2009-7月号が送られてきた。

 財団法人「渋沢栄一記念財団」の発行する雑誌である。

 これに彼女は、随想「耀かぬ星」を寄せている。

 内容は、詩人の故・則武三雄の仙人ぶりと、亡きあとの「葱忌」(詩集「葱」に由る)の盛んな様を述べている。

 則武三雄さんは、全国的には無名だったが、その許に多くの優れた詩人が集まった。「則武学校」と讃えられた。

 その後輩詩人を僕は、故人も含めて、6、7人はすぐに挙げられる。

 現代詩作家として高名な、荒川洋治さんも、その一人である。

 そして当のHHさんも、詩ではなく小説を書いているけれども、則武さんに励まされた人である。

2009年5月16日 (土)

第7回「北陸現代詩人賞」贈賞式

004 003  午後2時より、福井新聞社社屋「プレス21」にて、第7回「北陸現代詩人賞」贈賞式が行われ、僕も参加した。

 左の写真は、詩集「マッチ売りの偽書」で大賞を受賞した中島悦子さんが、選考委員の岡崎純さんより、賞状を受けている場面。

 なお彼女は、同詩集で、第59回H氏賞も受賞した。

 他に大賞1人、奨励賞2人があった。

 右の写真は、選考委員長である現代詩作家・荒川洋治さんの講評の場面。

2008年11月16日 (日)

「則武三雄展」

001_2 002  福井県立図書館で「則武三雄展」が催されているので、今日の午後、それを観に行った。

 則武さんは、戦後の福井の詩の世界で、活躍した故・詩人である。数多くの詩集を上梓した。

 また「則武学校」と呼ばれるほど、福井の詩人の多くがその膝下に集まった。岡崎純、広部英一、南信雄、川上明日夫、荒川洋治、外多数(僕もその末席をけがした?)。

 ほかに本の発行元「北荘文庫」を開設し、詩集ほか多くの本を発行し、福井の文学の隆盛に寄与した。

 展示では、ネクタイ、眼鏡などの遺品、自筆原稿、「北荘文庫」の本など、貴重なものだが、やや形式的に思えた。

2008年10月28日 (火)

「詩集ふくい’08」

004  福井県詩人懇話会より、「詩集ふくい’08」が送られてきた。懇話会が編集・発行する、年刊のアンソロジー詩集である。

 僕はソネット「青年」を寄せている。すでに二人詩誌「群青」12号に発表した作品である。

 このアンソロジーには、県内在住、あるいは福井県出身の詩人65名が、71篇の詩を寄せている。

 また2007年12月に催された「’07ふくい詩祭」の、全発言が載せられている。

 ほかに「詩集ふくい’08執筆者名簿」があり、調べたいときに便利だ。

 表紙のデザインがこれまでと変わり、とてもすっきりしている。

 僕が読了したなら、また記事を載せる。

2008年10月25日 (土)

苜蓿忌

004 006  きょう午前、詩人の故・広部英一さんを偲ぶ「苜蓿忌」が執り行われた。30人あまりの参会者があった。

 第1部では、詩碑の前で碑前祭が、清水町の「きらら館」広場でおこなわれた。

 そのあと場所を移動して、「健康の森」の建物の研修室で、おろし蕎麦やコーヒーを頂きながら、広部さんの思い出を述べあった。彼は優れた詩業を残し、また詩の仲間や後進を援けて、福井の詩の興隆につとめた人だ。

 僕も高校生時代から、彼の暖かい思い出が、たくさんある。

2008年5月18日 (日)

第6回「北陸現代詩人賞」贈賞式

003 005  今日の午後2時より4時まで、福井新聞社社屋内「プレス21」にて、第6回「北陸現代詩人賞」贈賞式が催され、僕も出席した。

 初めの写真は、今年4月23日のこのブログで紹介した詩集「双子座」で奨励賞を受賞した中林千代子さんが賞状を受けているところ。授けているのは、選考委員で福井県詩人懇話会・代表の岡崎純さん。

 あとの写真は、選考委員長の現代詩作家・荒川洋治さんが講評を述べているところ。

 この賞の「北陸」とは福井県、石川県、富山県の3県を指すので、遠路よりおいでくださった方も多かった。

 式のあとは、アルコールなしのパーティで、お茶、ジュース、コーヒーなどと、ケーキなどのお菓子で、歓談。久しぶりに会う詩人も多く、雑談、用談をかわした。

2007年12月 7日 (金)

詩集「櫂の音」

 詩人の砂川公子さんが新刊詩集「櫂の音」(北陸現代詩人シリーズ 能登印刷出版部・刊)を送ってくださった。彼女は石川県・在住で、福井県詩人懇話会の催しなどにしばしば参加されて、僕もお会いしたことはあるが、言葉をかわした覚えはない。それに懇話会の役職(幹事、事務局員、「詩集ふくい」編集委員)を昨年5月に降りているので、なぜ僕に詩集を送ってくださったかわからないが、その事はありがたい事である。

 作風は、重層的な暗喩、言葉のうねりなど、本格的である。

2007年11月28日 (水)

会報合本

003 僕が属している「福井県詩人懇話会」の会報を、第1号から最新の第64号まで所蔵しているので、初めから第60号までを、宮本印刷(個人企業)に依頼して製本して貰った。会報を揃いで持っているのは、4年くらい前に出版元の地方出版社に行って、そのときまでに欠けている号を補充したからである。厚さ3.5センチにもなるのに、製本料はこちらが驚くほど安かった。その宮本印刷では、わが二人誌「群青」のほか、詩誌「果実」、文学誌「青磁」、歌誌「地楡」も製作するなど、地方の文学に理解を持ち貢献多大である。題字を印刷すると値段が跳ね上がるとのことで、題字は職場の同僚Yさんにテプラーでの打ち出しと貼り付けを依頼したところ、こころよくしてくれた。

 会報には僕の写した写真がモノクロで多数載っている(僕は長いあいだ会のカメラマン役をしていた)など、なつかしい。

2007年10月28日 (日)

苜蓿忌

003 009 逝きてより三年の詩人・広部英一を偲ぶ「苜蓿忌」が旧・清水町の「きらら館」とその隣の公園で催された。「苜蓿」は「もくしゅく」と読み、ウマゴヤシのことで、広部さんの最後の詩集の題名である。前の写真は、詩碑まえでの碑前祭、あとの写真は「きらら館」の一室での茶話会である。僕は腰痛を理由に、早めに退席した。

2007年5月14日 (月)

荒川洋治記念講座

 先の5月12日(土曜日)の午後、県立図書館多目的ホールにて、荒川洋治さんの「第5回小林秀雄賞受賞記念講座」があった。聴講者は図書館関係者の予想をはるかに越えたらしく、補助椅子がたくさん通路に出され、そこで聴き入った人も多かった。第1部「生誕百年 高見順の世界」、第2部「実学としての文学」、あわせて2時間あまりの講座だった。興の乗ってきた荒川さんが凄いことを語っている実感があるのだが、何人の聴講者がわかっているのか。

 桑原正紀歌集「妻へ。千年またむ」(短歌研究社)、森瑤子「マイコレクション」(角川文庫)を読み終える。

 庭の五葉松(高さ2メートル近い)の「みどりつみ」をする。

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