文春文庫、1998年2刷。
作家の読書録といっても、執筆当時ではなく、中学生から大学生にかけて濫読した本のうち、感銘の大きかった32作について、あらためて述べてた本である。
当時、著者の父は事業に失敗して借金を作り、愛人の所にいて自分の家にはめったに帰らなかった。
また母はアルコール中毒となり、自殺未遂事件を起こしたりした。
そのような環境の中で、著者の言葉によると「逃避として」、本を読みふけった。僕の考えでは、本より人生の滋養を得ていたと思う。
悲惨だった家庭環境を逆手にとって、作家となり、成功していることは尊い。
僕は、彼の「河」3部作と、もう一編の小説を、読んだきりである。
午前中に「勝木書店ワッセ店」へ行き、同店と同店内の「古書センター」で3点を買ったので、以下に紹介する。
「勝木書店ワッセ店」にて
「古書センター」にて
昨日に「コスモス」8月号、「棧橋」99号が届いたので、今日買った「歌壇」8月号と合わせて、僕が読む歌誌3冊の揃い踏みである。
「ルイ十四世の世紀」は、紙カバーの無い古い本だけれど、4冊揃っていたので買った。
「Amazon」より、村上春樹の文庫本、2冊が届いた。
以下の通りである。
「ふしぎな図書館」は、村上春樹・文、佐々木マキ・絵の、ファンタジーである。
「意味がなければスイングはない」は、ゴルフの本ではなく、音楽に関するこだわりを述べた本。
「Amazon」では、午後に注文しても「お急ぎ便」で翌日配達、しかも送料無料である。
本屋へ出かけて本を選んで買ったり、取り寄せ依頼するより、ずっと楽で安くつく。
文庫本蔵書のデータベースへの入力が、1,800件を越え、1,811件に至った。
入力が1,500件に至ったのが、このブログの「本・新聞」カテゴリで調べると、昨年の12月25日である。300件を入力するのに、7ヶ月近くかかった訳である。
何かと忙しく、データの入力が稀なのと、僕のミスで入力結果に不安が生じて熱心になれない事情がある。
とまれ1,800件めの入力がJ・S・ミル「自由論」(岩波文庫)、1,801件めの入力が源氏鶏太の「大願成就」(角川文庫)だったことは、目出度い。
頂いた商品券が残っているので、「勝木書店ワッセ店」でそれを使って、「決定版 バラ図鑑」を買った。(商品券の使途に、本の購入しか浮かばない僕である)。
講談社、2005年6刷。
寺西菊雄 前野義博 村田春夫 小山内健 編。
この本は僕にとって、購入・栽培の手引書ではなく、バラの花の観賞専用書である。
20年以上も前か、バラの「ピース」か「シカゴピース」かを咲かせて、ある人から「素人でこれくらい咲かせられれば、立派なものだ」と褒められたけれど、バラを栽培しようと思わない。
大輪系のバラを本格的に栽培すると、強い剪定を毎年繰り返さなければならず、数年で株がダメになるからである。
この本の購入を数回迷ったけれど、古典的名花「ピース」が1ページ全面に特別に載っていた(普通には1ページ4種から9種)ので、買う事を決めた。
「勝木書店ワッセ店」で本を3冊を買い(頂いた商品券を使って)、「Amazon」と「楽天ブックス」より1冊ずつ家に届いたので、以下に列挙して紹介する。
「勝木書店ワッセ店」にて
「Amazon」より
「楽天ブックス」より
最近のコメント