「コスモス」と「歌壇」
1昨日(10月17日)に結社歌誌「コスモス」2013年11月号が届いた。
僕の歌は、5月号以来の特選(5首掲載)だった。内容については、アメーバブログ「新サスケと短歌と詩」の今日の記事(←リンクしてある)をご覧ください。
また総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2013年11月号を、Amazonに注文して、送ってもらった。
本屋へ行って、他の本もぶらぶら探して回りたいのだが、小さな事情があるのだ。
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また総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2013年11月号を、Amazonに注文して、送ってもらった。
本屋へ行って、他の本もぶらぶら探して回りたいのだが、小さな事情があるのだ。
Amazonを利用する、完全マニュアルみたいな本が欲しかったのだが、この冊子でも新しく知ったポイントはあるから、まあ良しとしなければ。
またAmazonのマーケットプレイスの、古本屋「もったいない本舗」より、「ポール・ニザン著作集」の「1 アデン アラビア」を買ってしまった。これで「著作集」はそれに足して、「3 アントワーヌ・ブロワイエ」「9 妻への手紙」「別巻1 ポール・ニザンの生涯」の4冊(全11冊のうち)となった。
僕はニザンを読む年齢ではない、と思う。もっともニザンやパヴェーゼを読むのは、僕らの世代だけだろう。
講談社、1982年・刊。
今月9日の記事(←リンクしてある)、「2 関東」に継ぐ本である。
このシリーズの写真篇は、四季ごとに分けられてあるので、古えの祭礼とのつながりが、わかりやすい方だ。
甲信越・北陸では、空き地があるせいか、火祭りが多く催される。
一遍上人の踊り念仏につながる念仏踊りや、お神輿を果てにはこわしてしまう祭りもある。作物の豊穣をを祈願するものも多い。
起源を知らず、神仏にも遠い身には、奇祭ではない祭りはない。
その1つが、十六夜KOKOさんのYahoo!ブログ「十六夜の月の下」(←リンクしてある)だった。
大胆な詩や短歌を発表していて、更新通知のある度に、読ませてもらって、コメントも送信していた。そのうち、彼女も僕の2つのブログを見てくださるようで、コメントを頂いた。
そして今年9月のある日、このミテログの更新ブログの最新10件を示す「更新ブログ」の欄に(このブログの右サイドバーにある)、「十六夜の月の下」」(←リンクしてある)を発見。不思議な思いでクリックすると、彼女のブログだった。
Yahoo!ブログで発表する作品のうち、短歌のみ、ミテログにも同じものを(写真を添えて)発表する、という事だった。ミテログの、全く広告のないところが気に入られたようだ。
9月10日から始まって、今はサイドバーなども整っている。読者は是非、ご訪問ください。
事前1首出詠10名、当日参加者9名。
事務方のTさんが用意した詠草プリントの順で、U支部長の司会のもと、1首に2名が批評を述べ、支部長の講評と添削例提示で、会は進んだ。表現の微妙な点では、会員の発言が相次いだ。
僕の1首は、3ヶ所を直された。理の通ったものである。
批評会のあと、毎月1人がプリントに載せる「私の一首」(自選1首に短文を付したもの)は、T・Fさんの番で、支部長も褒めていた。
また元・支部会員のT・Sさんが亡くなられ、遺詠5首が公表されたので、鑑賞しつつ故人を偲んだ。
来月の忘年歌会の要領が示され、3時半過ぎに散会となった。
今年8月24日の記事(←リンクしてある)、「『ハイドン作品集』21枚め」以来の記事である。
交響曲3曲を収め、全73分余を、2回聴いた。
「名人は危うきに遊ぶ」という諺を思わせる。破れて自我主張するのが、近代主義というものだろうか。ハイドン(1732~1809)は、古典主義の作曲家とされる。
写真は紙ジャケットの、左が表、右が裏である。
以下に簡細を書く。ウィキペディアに拠る。
No.85 変ロ長調「王妃」 1785年頃・作曲 「パリ交響曲」第2番
No.86 ニ長調 1786年・同 「同」第5番
No.87 イ長調 1785年・同 「同」第1番
2011年3月29日のここの記事(←リンクしてある)で、「三月書房」のホームページより、「俳句の新本特価コーナー」の「日野草城全句集」を、定価の4割で買ったと書いてから、ずいぶんと月日が経ってしまった。
第1句集は「草城句集」(1927年、京鹿子発行所・刊)が本名だが、「花氷」という通称が付いたらしい。
5氏の序、自序、2氏の跋、自跋に飾られた、華々しいデビューである。
収められた句は、全2、139句に改訂句を付す。
都会的、情緒的な句が多い、初期の作品群である。
以下に(無謀だが)5句を引く。
言ひつのる唇(くち)美しや春寒く
春雨や思ひ沈めばとめどなき
さみだれや痺れおぼゆる腕枕
月光(つきかげ)も心の疵にしむ夜かな
句座を成す市井の閑士十二月
2009年、本阿弥書店・刊。462首。
著者は、前登志夫に師事。「ヤママユ」同人、詩誌「湖」同人。
前登志夫の師系の前川佐美雄(「日本歌人」創刊)の系の歌人(塚本邦雄、山中智恵子、等)は、僕はなじみにくい。
十鳥さんの場合、己の愚を押し出している所があるが、僕は僕の出来得る限り、理性的でありたいと願っている。
戦後教育の恩恵を受けたと考える者の、1立場である。
以下に7首を引く。
竹林の奥より颯々あゆみくる死にてだんだんに大きくなる人
元日のひさしに降りる雀どち降りそこねし一羽たたらを踏めり
戦争をからだの芯から知る人も老いさらばへてさくら咲きいづ
朝夕をファミリー単位に並びたりつばめは電線が何よりも好き
苦も楽もきれいさつぱりほとけへと近づくいのちつぶさに目守(まも)る
朝星、夜星はたらきづめの母者びとこんなわづかな骨になりたまふ
ひと日づつ身にし溜まれるつみとがはごみの袋に容れて出すべし
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