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2015年4月の32件の記事

2015年4月30日 (木)

「歌壇」5月号

Cimg8348 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2015年5月号を読みおえる。

 4月19日の記事(←リンクしてある)、「届いた5冊」で紹介した内の1冊である。

 その5冊の内の4冊を読み、残りの「コスモス」5月号も読んでいる。

 「歌壇」の特集「次代を担う注目の新星たち」は、4編の新人論と、23名の新人の各7首と抱負を載せている。

 たのもしい人、危なっかしく見える人がいる。短歌を続けて、道を誤らないよう願う。

 「コスモス」の先輩では、桑原正紀「時のめぐり」巻頭20首に、仕事リタイア後の生活と、奥様の看病が詠まれる。

 また時評では鈴木竹志「前衛短歌再興」が、水原紫苑の歌集を取り上げ、前衛短歌再興の思いを読んでいる。

 永田紅「勝手に育つ庭」20首より、1首を引く。

このしっぽれぞんでーとるなのよって枯れ草色の日にふくらます

2015年4月29日 (水)

タブレットのトラブルあれこれ

 昨年9月1日の記事(←リンクしてある)で入手を報せた、タブレットにこれまで小さなトラブルが幾つか起こり、そのたびにドコモF東店へ行って、操作で直してもらった。いずれも無料だった。

 以下に列挙する。

  • ホーム画面のウイジェットの1つが消え、復帰してもらった。
  • 市販の保護シールを貼って、失敗したと思ったので、新品を買いに行ったが、売っていなかった。シールの保護フィルムを剥がせば良いだけだった。
  • 「かんたんインターネット」のホーム画面がYouTubeの画面に乗っ取られたので、元のホーム画面を表示できるようにしてもらった。
  • インターネットが繋がらなくなった。何かの拍子に機内モードになっていた。
  • 予定表の項目が黒ゲタ表示になり、文字が出なくなった。結局、予定表の機能を再インストールしてもらった。

 これ以外にも、直してもらいに行った気がする。

 タブレットは便利だけれど、不慣れだから、ミスで不都合を起しては、ドコモの店の世話になっている。店員も困るだろう。

Tyurippu4

サイト「フリー素材タウン」より、チューリップの1枚。

        2015年4月27日 (月)

        茨木のり子「倚りかからず」

        Cimg8376 茨木のり子(1926年~2006年)の生前最後の詩集、「倚りかからず」を読みおえる。

         筑摩書房、2006年12刷。帯。83ページ。

         この詩集は、ある方から譲られた本の、1冊である。

         「茨木のり子全詩集」(2010年、花神社)が出ており、ほしいと思った時期もあった。

         しかし買わないのは、生前の批評を含めた選集「言の葉」3巻(筑摩書房、2002年・刊)を、既に買って読んでいる事がおもな理由である。

         この「倚りかからず」は、さっぱりした15編(内容は深い)を収めて良い。

         表題作の「倚りかからず」は、「もはや/できあいの思想には倚りかかりたくない/…もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/…倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」となっていて、戦後思想(彼女の場合、戦中を含むかも知れない)の移り変わりと凋落を、嘲笑している。

        2015年4月26日 (日)

        詩誌「青魚」No.82

        Cimg8372 僕が参加している同人詩誌「青魚」のNo.82が、発行人のT・晃弘さんより届いた。

         詩誌の発行母体「鯖江詩の会」が今年の「野の花文化賞」を受賞して、先日、祝う会があった(僕は急な事情で参加できなかった)のだが、その時の写真やスピーチが巻末に収められた。

         T・幸男さんの「樗檪散木老いの呟き」は8部、10ページにわたる長編詩である。

         これまでに比べて世間への怒りが弱まり、自身の嘆きが増したようで、少し淋しい。

         僕は「運好く」に始まるソネット(韻は踏んでいなくて、おもに4連14行の詩)を6編(1ページ2段、3ページ)載せてもらった。

         内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」(←リンクしてある)に、4月26日付け以降の記事として連載する予定なので、関心のある方はご覧ください。

        2015年4月25日 (土)

        pcメガネ

        Imgp0922  Amazonに4月24日に注文したpcメガネが、4月25日に届いた。

         PENGIN印し。メガネ、ケース、クロス、ドライバーの4点セットで、1580円(税込み、送料なし)。

         pcメガネは、パソコンのブルーライトを1部カットするものである。

         以前に電器量販店で買ったpcメガネ(3千数百円)は効果があり、パソコンに向かったあとに本を読んでも、字がかすむような事がなくなった。

         そのメガネが古びてきたので、新しいものをAmazonで買った。

         廉価だけれど、pcメガネで人気1番で、掛け具合も良い。目が疲れないかは、まだよくわからない。

        「ヨーロッパ自然史博物館」

        Cimg8367 講談社の写真集シリーズ「世界の博物館」全23巻より、第9巻「ヨーロッパ自然史博物館」を見おえる。

         1989年4刷、180ページ、写真272枚。

         前の第8巻「ロンドン科学博物館」は、今月7日の記事(←リンクしてある)で紹介した。

         副題は「化石と生物の不思議」。

         おもに「ベルギー王立自然史博物館」の化石を扱い、他の研究所等の太古遺物等をも紹介している。

         「ベルギー王立自然史博物館」は、10頭のイグアノドンの完全骨格の展示が壮観である。

         他にワニとカメ、水中動物、分けても多種多数のアンモナイトの化石が目を引く。

         「アフリカの自然界」と題する、象や蝶、猿等の標本のコーナーもある。

         中学生時代に地学部員で(ほとんど活動はなかったが)、のちに勝山市の恐竜博物館へ3、4度通った僕には、関心を惹かれる世界である。

        2015年4月24日 (金)

        「福井短歌」第7号

        Cimg8353 福井県短歌人連盟の事務局より送られた、年刊歌集「福井短歌」第7号を読みおえる。

         2015年3月20日・発行。

         僕は参加していないが、編集人のKさんが詩も書いているので、同人詩誌「群青」を送らせてもらっており、その関わりかと思われる。

         1人5首、117名が参加している。

         実はこの前身の「〇〇年度 自選歌集」と称していた頃(当時は1人10首・掲載)、僕は2、3回、参加した事がある。

         1人5首、2段組み、軽装にする事で、参加しやすくしているのだろう。

         「コスモス」支部でも誘う人がいるので、僕も参加しようかと考えている。

         僕が付箋を貼ったのは次の1首、H・正良さんの作品。

        施設から連れて帰れと言はぬままわれをきづかふ母は逝きたり

         家族に尽して、迷惑を掛けぬよう逝いた母を、簡潔に詠んだ。

        2015年4月23日 (木)

        詩誌「水脈」53号

        Cimg8354 福井詩人会議・水脈が発行の詩誌「水脈」53号が届いた。

         2015年3月31日・発行。55ページ。

         詩をおもに、小説、評論等をも載せる。

         古くからの会員の作品が載らないのは淋しい。

         ベテランを含む仲間の活躍はたのもしい。

         新しい参加者もいるようだ。

         I・信夫さんの評論「すずこ記 続続3」は、中野鈴子の在・金沢・東京時代の活動だけではなく、福井県にかかわる当時の女性プロレタリア作家についても言及している。

        2015年4月22日 (水)

        個人詩誌「野ゆき」vol.6

        Cimg8364 県内在住の詩人、A・幸代さんから頂いた個人詩誌、「野ゆき」vol.6を読みおえる。

         今月19日の記事「届いた5冊」にアップした、1冊である。

         また前の同・vol.5は、2014年4月14日の記事(←リンクしてある)で紹介しており、年刊が目途らしい。

         今号には、「りんの歌」、「あの日」、「日記」、「ロボット」、「コーヒー」の5編を収める。

         過去を回想しながら、新しい意味に気づいたり、懐かしんでいる作品が多い。

         以下に「日記」3連より、最終連を引用する。

           日記

            (前略)


        手に入らないものばかり求めて

        苦しんでいたから

        その言葉に感謝さえしていなかった

        あまりに遅い理解

        2015年4月21日 (火)

        三浦哲郎「夜の絵」

        Cimg8362 三浦哲郎の短編小説集「夜の絵」を読みおえる。

         集英社文庫、1979年・刊。

         単行本としては、1970年、三笠書房・刊。

         7編の短編小説を収める。

         温泉宿の女と客など、夫婦でない男女の交情と別れを描いている。

         「三角帽子」は3組の夫婦の話だが、不倫や性病の挿話が出て来て、僕は読まずに飛ばした。

         三浦哲郎(1931年~2010年)が、なぜこのような題材を描き続けたか、わからない。

         1族の宿命を描き続けて来て、晩年の「短編集モザイク」3冊等に至る、中年期の過渡期だったのかも知れない。

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