昨日の午後に「宮本印刷」へ行き、僕が編集している二人詩誌「群青」の第11号、100冊を受け取った。相棒KTさんの詩「継体金型製作所」(福井出身といわれる継体天皇を現代に持ってきて、あしらった作品?)とエッセイ「エライやつの前には無学なヤツはひれ伏すべきだという発想」、僕のソネット「だんちょう」が載っている。
今日の午前9時に喫茶店「モントリオール成和店」で彼と会い、「群青」第11号の彼のぶんを渡し、同人費を貰った。そのあと30分あまり、文学や世間の話をかわし、別れた。
僕はその足で「ワッセ」(商店集合地、広大な駐車場をもつ)の中の事務用品店「オフィスワーク」へ行き、A5封筒100枚入りを2袋買った。
午後、その封筒に「群青」新号を送る宛名を書いた。書きおえて封筒を数えると、ちょうど60通だった。あとのことは、明日以後に持ち越しとした。
僕が編集をしている二人詩誌「群青」の既刊分、創刊号~第10号を、詩誌の印刷を依頼している「宮本印刷」で合本製本して貰った。詩誌の散逸を防ぐため、また同誌の作品を一覧できるようにするため、である。
製本代は無料だと「宮本印刷」の当主は言う。僕は「(商売上で)ボランティアはいけません」と言うのだが、先方は固辞した。ただ小額だと言うのではなく、福井の文化活動をめぐって、ある信念を当主は持っているようだ。僕たちが甘えてはいけないのだけれども。
テプラーでの題字の打ち出しと貼り付けを、また職場の同僚Yさんに依頼したところ、こころよく引き受けてくれた。
周囲の人たちの厚意で、立派な(と僕は思う)合本が出来上がった。
歌誌「歌壇」2008-2月号を読みおえる。
特集の「初めての原稿料」が、軽くてよい。少し覗き見趣味的だけれども。歌論よりテーマを採って特集されると、重くていけない。
前登志夫の連載、俵万智の「青いシャツ着て」もなつかしい。
僕が参加している同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の第68号が出来てきた。B5判、たて2段、69ページ。僕は「年末に」「ケーキ」「草の声」「なさけない」、4篇のソネットを寄せている。巻頭2ページで恐縮である。同人費は1ページあたり幾ら、何ページにわたってもよく、津田幸男さんは「憂国でなく憂人である」他18篇(10ページ)、沙門誓道さんは「かぜ」ほか長短49篇(37ページ)を載せている。
詩「水の時間」全15連より、最初の連のみ紹介する。
水の時間
栗波和夫
半島から吹き寄せられた
きれぎれの族譜をたよりに
朽木村を越えた 金さん
異族の地 草深き川沿いの荒地に
携えた文明
携え得なかった思い
(後略)
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