カテゴリ「詩誌」の224件の記事 Feed

2008年10月24日 (金)

詩誌「群青」第13号

003  こぐま星座さんと僕との二人詩誌「群青」の第13号が出来てきた。

 彼は詩「あれがあれやであれせなあかんて」とエッセイ「ムカデと進化論」を、僕はソネット「塗れる」を載せる。

 彼の詩は、夫婦ともに老いの兆しがあることを、方言の会話とともにユーモラスに描いた作品。エッセイは、初対面の人と打ち解けるためには、家にムカデが出る話をすると良いということと、蛇やムカデへの恐怖心を進化論的に探ったもの。

 僕のソネットは、以前の同人詩誌に参加していた頃の、古いエピソードを、懐かしんだもの。淡い作品だけれども、情感を汲み取ってくれる人がいるだろうか。

2008年10月10日 (金)

詩誌「木立ち」第101号

004  福井県吉田郡に在住の詩人・小鍛治徳夫さんが、同人詩誌「木立ち」第101号をくださった。

 第100号でもって、同人3人が去り、新しく3人が加わった。

  1.  編集発行者の川上明日夫さんが主張する芸術性志向の色濃い詩誌になった。
  2.  小鍛治さんの「焼鯖」は、夢を素材にした、洒落た詩である。
  3.  川上明日夫さんの詩「野原」は、雲雀で言うなら、目に見えない高みより声が降ってくるようだ。

 僕は生活詩しか書けないけれど、芸術性志向の詩も好きである。ただし新「木立ち」を賛美してばかりもいられない。

2008年6月25日 (水)

詩誌「群青」第12号

004  僕とKTさんの二人詩誌「群青」の第12号が出来てきた。

 僕はソネット「青年」とエッセイ「思い違い」を、KTさんは詩「<ピヨピヨ>業界」を載せている。

 「青年」は職場での1場面を描いたもの、「思い違い」は僕の思い違いを述べて、文学、人や社会に至る小文。「<ピヨピヨ>業界」は、テレビのインタビューでの声消しを皮肉った作品。彼の抒情的傾向より1歩、踏み出している。

2008年3月13日 (木)

詩誌「アリゼ」123号

004_2  兵庫県西宮市に住む女性詩人SYさんが手紙を添えて、詩誌「アリゼ」123号を送ってくださった。もっとも今号に彼女の作品は載っていない。

 今村清子さんの詩「すずめのオキテ(1)」に注目する。ひらがなを多用した散文詩で、句読点がなく、段落の改めだけなので、読みにくい。これまで述思の軟体動物のような印象だったが、今回は描写を組み込んで、やるせない日常を描き出している。「すずめのオキテ」シリーズの展開に期待する。

 奥村晃作氏が「戦争の歌-渡辺直己と宮柊二」を送ってくださった。とてもありがたい。

2008年2月17日 (日)

詩誌「群青」第11号

005  昨日の午後に「宮本印刷」へ行き、僕が編集している二人詩誌「群青」の第11号、100冊を受け取った。相棒KTさんの詩「継体金型製作所」(福井出身といわれる継体天皇を現代に持ってきて、あしらった作品?)とエッセイ「エライやつの前には無学なヤツはひれ伏すべきだという発想」、僕のソネット「だんちょう」が載っている。

 今日の午前9時に喫茶店「モントリオール成和店」で彼と会い、「群青」第11号の彼のぶんを渡し、同人費を貰った。そのあと30分あまり、文学や世間の話をかわし、別れた。

 僕はその足で「ワッセ」(商店集合地、広大な駐車場をもつ)の中の事務用品店「オフィスワーク」へ行き、A5封筒100枚入りを2袋買った。

 午後、その封筒に「群青」新号を送る宛名を書いた。書きおえて封筒を数えると、ちょうど60通だった。あとのことは、明日以後に持ち越しとした。

 

2008年2月 7日 (木)

詩誌「群青」合本

007  僕が編集をしている二人詩誌「群青」の既刊分、創刊号~第10号を、詩誌の印刷を依頼している「宮本印刷」で合本製本して貰った。詩誌の散逸を防ぐため、また同誌の作品を一覧できるようにするため、である。

 製本代は無料だと「宮本印刷」の当主は言う。僕は「(商売上で)ボランティアはいけません」と言うのだが、先方は固辞した。ただ小額だと言うのではなく、福井の文化活動をめぐって、ある信念を当主は持っているようだ。僕たちが甘えてはいけないのだけれども。

 テプラーでの題字の打ち出しと貼り付けを、また職場の同僚Yさんに依頼したところ、こころよく引き受けてくれた。

 周囲の人たちの厚意で、立派な(と僕は思う)合本が出来上がった。

2008年1月27日 (日)

「歌壇」2008-2月号

 歌誌「歌壇」2008-2月号を読みおえる。

 特集の「初めての原稿料」が、軽くてよい。少し覗き見趣味的だけれども。歌論よりテーマを採って特集されると、重くていけない。

 前登志夫の連載、俵万智の「青いシャツ着て」もなつかしい。

2007年12月 4日 (火)

「青魚」№68

001  僕が参加している同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の第68号が出来てきた。B5判、たて2段、69ページ。僕は「年末に」「ケーキ」「草の声」「なさけない」、4篇のソネットを寄せている。巻頭2ページで恐縮である。同人費は1ページあたり幾ら、何ページにわたってもよく、津田幸男さんは「憂国でなく憂人である」他18篇(10ページ)、沙門誓道さんは「かぜ」ほか長短49篇(37ページ)を載せている。

 詩「水の時間」全15連より、最初の連のみ紹介する。

     水の時間

          栗波和夫

半島から吹き寄せられた

きれぎれの族譜をたよりに

朽木村を越えた 金さん

異族の地 草深き川沿いの荒地に

携えた文明

携え得なかった思い

    (後略)

2007年10月27日 (土)

「群青」第10号

006  僕とKTさんの二人詩誌「群青」の第10号が出来てきた。KTさんが詩「漢字検定三級」を、僕がソネット「則武花枝さん」とエッセイ「『群青』十号を振り返って」を載せている。目次を入れて6ページのささやかな詩誌である。

 読んでみようと希望されるかたには、送料とも無料で送らせていただきますので、メールでお知らせください。

2007年9月12日 (水)

「アリゼ」120号

002  兵庫県在住の女性詩人SYさんが送ってくださった同人詩誌「アリゼ」120号を読みおえる。彼女は福井県出身で、詩の催しで知り合い、自分たちの詩誌「群青」「青魚」を送らせて貰っている。詩22篇、エッセイ10篇と、エッセイの占めるパートも大きい。全国で多くの無名詩人が営々と頑張っている。3号雑誌とは昔の事で、100号を越える同人詩誌もたくさんある。

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