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2009年10月の31件の記事

2009年10月11日 (日)

支部10月歌会

002  今日の午後1時より、教育センターの一室にて、「コスモス短歌会」福井支部の10月歌会が催された。

 参加者は、遅れてきた1名を含め、11名。

 Iさんが用意してきた、会員1首ずつの詠草を順に、U支部長の司会で、1首2、3名が意見を述べ、そのあと支部長の講評と、添削が示された。

 支部長は、「今月は秀れた歌が多かった」と褒めていた。僕の作は含まれないけれど。

 ISさんが、奥村晃作さんの第12歌集「多く日常のうた」(2009年、ながらみ書房・刊)を貸して下さったので、読みに入る。

2009年10月10日 (土)

第4回「苜蓿忌」

002  今日土曜日の午後2時より、詩人の故・広部英一さんを偲ぶ、第4回「苜蓿忌」が催された。

 旧・清水町「きらら館」前公園にて、碑前祭。

 実行委員の増永さんの挨拶のあと、後藤さんが広部さんの詩「前世」を朗読した。

 「広部英一を語る」では、川上さんが「去る者は日々に濃し」と述べて、人々の広部さんへの思いが濃くなっていることを語った。定さんは、広部さんの例より「師を批判できるようでなければならない」と語った。

 そのあと、中島さんの献花、今村さんの献本(広部さんが編集・発行していた詩誌「木立ち」の新刊、104号)でもって、碑前祭を終えた。

004  そのあと、「きらら館」の一室にて「偲ぶ会」。

 会場のテーブルを増設する程、多くの人が集まった。

 岡崎さんが、広部さんは「千の風になって」の歌を好んで、死を予感していたのではないか、と思い出の一端を語った。

 また今回の「H氏賞」を受賞した中島さん(「木立ち」同人)は、広部先生からお祝いの言葉を頂きたかったと、涙ながらに語った。

 他に数人の思い出話のあと、故・詩人の夫人の謝辞でもって、「偲ぶ会」を終えた。

2009年10月 9日 (金)

ミニ薔薇

002  キッチンの窓前で、鉢のミニ薔薇が2輪の赤花を咲かせた。

 毎日見ていて、時には固形肥料(プロミック)を遣ったり、水遣りをしているので、愛着が湧く。

 去年に買った以前のミニ薔薇は、姫梔子の鉢と並べて置いたら、コナジラミらしい虫がついて駄目になり、廃棄した。

 この株も、買った時と合わせて、今年4度めの開花である。この2輪が、今年最後の花だろう。これから落葉の時期に入る。

2009年10月 8日 (木)

「林海峯打碁集」3冊

002  「日本の古本屋」を通して、愛知県の古書店「山星書店」に注文していた、「林海峯打碁集」3冊揃いが届いた。

 昭和49年、大泉書店・刊。

 箱、箱にカバー。

 副題に「わが名人戦での闘い」とある通り、棋士・林海峯が名人戦で「第3期リーグ戦」に入ってより、でずっぱりで「第12期名人戦7番勝負」で石田芳夫8段に、3連敗4連勝の劇的勝利を得るまでの、棋譜を収めている。写真は、3冊の箱の背。

 2008年4月1日付けの記事で紹介した「石田芳夫打碁集」3冊と共に、若い日に古書店で見かけてより、入手したかった本である。

 タイトル戦全集である、坂田栄男「炎の譜」や藤沢秀行「飛天の譜」をほしいが、今の僕には高価すぎる。

2009年10月 7日 (水)

詩誌「木立ち」第104号

002  こぐま星座さんが、同人詩誌「木立ち」第104号を持って、わが家を訪ねてきた。彼は、僕の編集する詩誌「群青」の同人でもある。

 「木立ち」は、福井県内に在住の同人を主とする詩誌である。

 2009年10月発行、同人10名。

 N悦子さんの「銀河祭」は、世界を歴史的に地理的に丸ごと表現しよう、とする作品である。

 こぐま星座さんの「ハマチ小学校」は、ハマチを捌く現場と、詩人としての自問自答を、二重写しにしている。

 今号より新参加のH裕子さんの「雨、或いは涯て」が、いきなり比喩の多い、深い世界を展開している。

2009年10月 6日 (火)

詩誌「角」第18号

003  敦賀市に在住の詩人、O純さんが、同人詩誌「角」第18号を送って下さった。

 「角」は、嶺南地方の同人を主とする詩誌である。

 巻頭、O純さんの「心がちぢむので」が載っている。

 小学校校長として教職を去り、「福井県詩人懇話会」の代表を降り(現・顧問)、ペンネームの通り純粋な時間を送っていられるようだ。

 全7連より、以下に最終連を引く。

少年のときのように

青い空に両手を高く広げて

ちぢんだ背を伸ばします

ちぢんだ心を広げます

 S章人さんは、文学評論を書いていたかたのように記憶しているが、今号の「沖の火」など、ずいぶん進んだ詩を書いている。

 T常光さんの「水の行方」に情念が籠もる。

2009年10月 5日 (月)

花梨の実

002  庭の花梨の木より、大小3個の実が採れた。

 去年は実を採ろうとして枝を曲げたら、枝が裂けてしまったので、今秋は高枝切り鋏を使った。

 庭の花梨の実はマルメロみたいに丸くなって、近所の庭のもののように楕円形にはなってくれない。花梨にも品種があるのか。

 花梨の実の量が足りないので花梨酒は作れないし(量が足りても、作る気はない)、同僚に分ける訳にもゆかないので、3個を僕の机の上に置いて、天然の芳香剤としよう。

2009年10月 4日 (日)

安永蕗子「短歌添削十二章」

002  蔵書より、安永蕗子「短歌添削十二章」を読みおえる。

 1988年、東京美術・刊。

 添削の仕方を教えるというより、素人の短歌を添削してみせて、各人が自作を推敲するための、ヒントを示しているのだろう。

 理路の通った、抑えめの表現を、勧めている。

 ただし古風なのではなく、塚本邦雄や俵万智の短歌も、例歌に引いている。

 僕はこの本に、多くの示唆を得た。詩も書いているので、短歌の表現が跳ねやすく、抑えて書くことや、情を述べるにも抑えること、また支部のU支部長にも教わることだが、表現に惹かれて理路の通らない作を創らないこと、など。

2009年10月 3日 (土)

文庫本4冊

 今日土曜日の午後に、理容店で散髪してもらったあと、車を国道8号線に出して、久しぶりに(数ヶ月ぶりだろう)、「BOOK OFF 板垣店」へ行く。

 ほしくて買える豪華本はなかった。

 それで文庫本を4冊のみ買った。すべて小説である。

 以下に紹介する。

  • J・ケルアック「地下街の人びと」新潮文庫、2004年6刷
  • イーサン・ケイニン「宮殿泥棒」文春文庫、2003年・刊
  • 石田衣良「東京DOLL」講談社文庫、2007年・刊
  • 大崎善生「ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶」新潮文庫、2008年・刊

2009年10月 2日 (金)

同人誌「青磁」第26号

001  福井市に在住の文学者、S道明さんが、小説・文学評論の同人誌「青磁」第26号を、送って下さった。

 僕は、S道明さんの「短歌作家としての橘曙覧(2)」しか、読まなかった。軽い文体ながら、文学者の人生を思わせる。

 他に、ぱらぱらとページを繰ったが、今さらマルクス主義による中野重治論でも、戦時下の三好達治「諷詠十二月」を論じる時でも、無いだろう。

 排悶を急ぐ小説はまして。

 一度は信じて戦い、敗れ去り、長く苦しんだ者の言説しか、僕は惹かれて読むことがない。

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