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2014年4月の36件の記事

2014年4月14日 (月)

詩誌「野行き」vol.5

Cimg7612 県内にお住まいの詩人A・幸代さんが、個人詩誌(あるいは小詩集と述べられていた気もする)「野行き」vol.5を送ってくださった。

 お便りに「今年もできました。」とあるので、年刊が目途かも知れない。

 「足あとの詩集」「苺」「巣」「白い雲」「こんなもん」の5編が収められている。

 世間からはみだしそうな人、幼児、お孫さん、篭もり居のお年寄りらに、優しい心を寄せてうたっている。

 近年、世が極端にせちがらくなった中、思いやりある作品で、心が安らぐ1冊である。

2014年4月13日 (日)

花見

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 今日午後1時よりの、「コスモス短歌会」F支部4月歌会に、事情があり妻の運転する車で送り迎えしてもらった。

 その帰途に、一乗谷地区の桜の、花見に連れて行ってくれた。今年は1度も花見をしていなかった。

 道路脇のまばらな桜を見たあと、ある店の広い駐車場に止めて、車を降りた。

 左の写真は、桃色の花。右は、枝垂れ桜である。

 桜の下には遊歩道があって、少し歩いた。

 20分くらいの花見だったが、僕にはこれくらいで良い。桜を観てお酒を飲むつもりはない。

 いざとなれば、ネット上の「さくら図鑑」で、100種以上の桜に会える。

支部4月歌会

Imgp0495  今日の午後1時より、某館の1室で、「コスモス短歌会」F支部の4月歌会が持たれた。

 事前1首出詠10名、当日参加者8名。

 U支部長の司会で、プリント詠草より1首ずつ、2名が批評を述べ、支部長の厳しくも懇切な講評と添削例提示で会は進んだ。

 途中休憩では、飲み物や和菓子を頂いて寛いだ。

 4時近くに散会となり、遠近の会員が、それぞれの手段で帰路に就いた。

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2014年4月12日 (土)

クリスマス・ローズ、他

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 庭や軒下の鉢で、春の花が咲き次いでいる。

 写真は順に、左上が木瓜の花(他の株でも咲いている)。

 右上が、赤花姫辛夷である。盛りを過ぎていた。

 左下は、クリスマスローズの株である。4、5株あったのだが、1株しか残っていない。

 右下は、軒下の鉢で咲く、洋種椿(品種不明)である。

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2014年4月11日 (金)

「群青の会」会合

Cimg7611 「群青の会」(同人詩誌「群青」の発行母体)会員に会いたくなったので、こぐま星座さんに日時の設定を依頼し、AUさんと共に3人が、今日10時より喫茶店「ユトリ珈琲」で会った。

 今年3月7日(記事あり)以来の会合である。

 僕の歌集(CD-ROM版で発行予定)のプリント版(A4用紙66枚)をふたりに見せると、好評だった。

 「コスモス」4月号の僕の短歌も、読んでもらった。

 また小浜市在住の詩人から頂いた詩集、「えにし」も見せた。

 先日、本の山を整理していて見つけた、こぐま星座さんの第1詩集「俺には俺の世界」と、それに次ぐ初版「なんなはん」を(ふたりにはメールで報告してあったが)、お目にかけた。

 詩の社会性とか、時代にいかに過ごすか、などを話し合った。

 たちまち11時半となり、散会した。

 写真は、(ふたりにも、読者にも失礼ながら、プライバシー保護のため)背後から撮らせてもらった。

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2014年4月10日 (木)

広部英一「『木の舟』以前」

 思潮社「広部英一全詩集」(2013年10月・刊)より、未刊詩集・編中の「『木の舟』以前」を読みおえる。

 巻末の「解題」によると、原稿用紙に清書され、油紙の封筒に収められて、保管されていた。1部、詩誌等に既発表の作品もある。

 モダニズム風の作品、生活詩風の作品もある。

 広部さんが、第1詩集「木の舟」(1959年・刊)で、若くして亡くなった母親を恋う抒情詩人として出港したので、初期詩集として後に上梓しづらくなったのだろうか。

 なお「解題」には、最初の小詩集「花塊」(1953年・刊)が資料として、全編を収められている。

Photo「フリー素材タウン」より、桜の1枚。

2014年4月 9日 (水)

山中律雄「変遷」

Cimg7607 「運河」所属の歌人、山中律雄(やまなか・りつゆう)さんの第3歌集、「変遷」を読みおえる。

 2009年、角川書店・刊。

 彼は秋田県の山村の、寺院住職をしている。

 貧しい村の風物と村人に、「思いの深さ」にこころを傾けて歌を詠んでいきたいと願う、と「あとがき」に書くけれども、信仰に頼らざるを得ない心身の貧しさを、本当に理解しているのだろうか。

 もっとも僕は、俵万智「サラダ記念日」によって短歌への目を開いた者のひとりで、ライトヴァースをいまだに駄目だと思えなく、軽みを肯定している。

 以下に6首を引く。

アイロンのあたたまるまで待つ妻の待つこと多きひと世とおもふ

台風に田畑のものも乏しきに村はこぞりて寺をやしなふ

朝はやき厨にたちて火のほとり水のほとりにはたらく妻は

重なれる歳月を経て父と母われと妻子らいづちに行かん

きぞの雨けふの疾風に萌え出でて峡の木立のけぶるごと見ゆ

ただ耐ふるのみに生ききて山あひのをみならはかく美しく老ゆ

2014年4月 8日 (火)

春の花たち

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 わが家でも次々に、春の花が咲いている。

 写真の順に、左上は赤花のミニ薔薇である。3月27日に報告の花に継ぐ。莟が幾つか上がってきている。

 右上は、鉢植えの赤花八重椿である。軒下に置いてある。

 左下は、白花の椿。庭に咲いて、豊かな感じがする。

 右下は、赤花の木蓮(アップ)である。他にもまだ、木蓮系の木々がある。

2014年4月 7日 (月)

「その二集」末まで

 今月2日の記事、「あすなろ集」末まで、に書いた通り、歌誌「コスモス」2014年4月号の、第1段階の「その二集」に読み入り、先日に読みおえた。

 「その二集」の作品には、フレッシュさがあって、僕たちも刺激を受ける。

 僕が付箋を貼ったのは、愛知県K・すみ子さんの、次の1首(172ページ・下段)である。

夫は逝き子は独立し誰も居ぬ聖夜にわれは年賀状書く

 高齢化、過疎化によって、このような独居のお年寄りが増えていくのであろう。年賀状が救いになっている。


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2014年4月 6日 (日)

カトゥルス「詩集(抄)」

 平凡社「世界名詩集大成(1)古代・中世」(1960年・刊)より、カトゥルス「詩集(抄)」(呉茂一・坪井光雄・訳)を読みおえる。

 今月3日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「ギリシア詞華集」に継ぐ詩集である。

 カトゥルスは、紀元前85年~54年頃の人と推定され、古代ローマの抒情詩人として評価高く、117編が遺されている。

 恋の詩、身めぐりの人をうたった詩、死者を悼む詩、いずれも詩情豊かである。

 中でも僕は、弟の死を歎く「逢うての別れを」に最も惹かれた。

Photo「フリー素材タウン」より、八重桜の1枚。

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