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2013年6月の30件の記事

2013年6月10日 (月)

「探訪日本の古寺 2 」

Cimg7043 15冊の写真集シリーズ「探訪日本の古寺」より、「2 関東・甲信越」を見おえる。

 1981年、小学館・刊。

 今年5月20日の記事(←リンクしてある)、「1 東北・北海道」に次ぐ本である。

 箱、帯、月報、187ページ。

 信仰心が無いせいか、写真でも仏像ではなく、建物(「輪王寺 大猷院霊廟」・他)、塔(「光前寺 三重塔」、「大法寺 三重塔」、「妙宣寺 五重塔」、等)の美しさに惹かれた。

 この巻にも、水上勉、安西篤子、田中小実昌、笹沢佐保、真継伸彦、一色次郎、井出孫六、などの錚々たる作家が、文章を寄せている。

 水上勉の「名僧列伝 良寛」は、良寛の出家後、一切無所有の生涯を描いて、感慨深い。

2013年6月 9日 (日)

「ハイネ全詩集 Ⅰ」

Cimg7038_2 「ハイネ全詩集 Ⅰ」を読みおえる。

 1972年、角川書店・刊。

 全5冊、井上正蔵・完訳。

 詩集「歌の本」(原著は1827年・刊)の全訳を収める。

 内容は、片恋、失恋の詩が多く、墓場、死と結び付けられもする。

 井上正蔵氏の完訳は尊いが、1部では57調になったり、古語が出て来るのは、僕には困った事である。

 写真は、箱の表であり、傷みが多い。

 ほぼA5判、1段、644ページの大冊である。

 このブログの2007年5月22日の記事「ハイネ詩集」に、「僕は『ハイネ全詩集』を持っており、いつか読みたい」と書いてより、ほぼ6年を経て、読み始めたのである。

 また2010年3月6日、5月13日の記事で、「ハイネ散文作品集」全6巻の購入を報せたように、僕はハイネ(1797~1856)の生涯に関心がある。

2013年6月 8日 (土)

「踊る大捜査線 #8 さらば愛しき刑事」

 今日午前、Yahoo!のサービスの1つ、Gyao!より有料のGyao!ストアの、「フジテレビ オンデマンド」の内、「踊る大捜査線 #8 さらば愛しき刑事」を観た。

 47分弱、315円/8日間。

 ドラマでは、パソコンに拠る捜査官と、足と勘が頼りの老刑事の、痛み分けと観たい。

 これまで劇場版の「踊る大捜査線」4作を観てきた。テレビドラマ版は初めてである。

 脚本家が違うのか、テレビドラマ版の方がストーリーがはっきりしているし、織田裕二の笑顔、ギバちゃんの苦渋の顔、深津絵里の優しそうなところが、佳く出ていて、爽やかだった。

 いかりや長介の老刑事も、いい味を出していた。

 ただ料金が、少し高めに思える。元がテレビ放送のせいか、視聴期間を短くしてもいいから、210円くらいにしてほしい。

 ただ11話セットでか申し込むと、割安になるのだが、視聴可期間があるので、ためらわれる。

 NHKオンデマンドなど、過去のテレビ番組が有料ではあるが、視聴できる事態は良い事だ。

Phm02_0215
暑い日々が続くので、少し早くとも、夏の海の1枚を。

ダウンロード・フォト集より。

2013年6月 7日 (金)

河信基「韓国IT革命の勝利」

Cimg7036 河信基(は・しんぎ)「韓国IT革命の勝利」を読みおえる。

 宝島社新書、2000年・刊。

 パソコン・インターネットの世界で、13年前は大昔であろう。僕の家にも現在は、光回線が通っている。

 しかし当時に、日本のIT環境が韓国に劣っていた事は事実である。

 今の韓国経済の状況を知らないが、日本が「失われた20年」を経験した1因に、IT環境整備に遅れをとった事があると、僕は考える。

 本書は、韓国IT革命を謳って華々しい。ただし、それによる南北朝鮮の融和への期待は、今のところ外れているようである。

 日本の詳しい状況を知らないが、ITもゲームや通販に浮かれていないで、産業、教育面での浸透が大事だと僕は考える。

 もっとも産業や官庁の(手っ取り早く言えば、世間の)上下関係を廃する面に、ネットの優越性を認めるならば、話が別となる。

 

2013年6月 6日 (木)

八重アマリリスと青梅

Imgp0274Imgp0276








 軒下の鉢で、白花八重アマリリスが咲いている。

 5月31日の記事(←リンクしてある)、「八重アマリリスとハナザクロ」で紹介した2輪めに続く、3輪めである。縦に写真を撮ってみた。

 4輪めの莟もあるのだが、まだ小さいので、満足に咲くかどうか判らない。

 裏庭の梅の木には、今年も実が生って、青梅状態である。

 以前は梅酒を作ったり、義母に頼んで梅干を作ってもらったりしたが、今は出来ないので、利用法を考え中である。

2013年6月 5日 (水)

吉田律子「残華」

Cimg7032 東京都・在住の歌人・吉田律子さんの第2歌集、「残華」を読みおえる。

 2010年、ながらみ書房・刊。

 帯、1ページ2首。近田順子・跋、あとがき、を付す。

 第1歌集「孤高の貌」の完成を待たずに夫(大恋愛の末に結ばれた、とのこと)が癌再発により逝き、10年所属した「かりうど」の師・青井史が逝き、自身は鬱病となった。

 しかし短歌との縁は切れることなく、「未来」所属の近田順子の指導を受け、信仰の力もあり、第2歌集上梓に至った。

 亡夫恋の作とともに、海外旅行詠も混じる。お孫さんを詠んだ作もほほえましい。

 以下に7首を引く。


此の世との別れ告ぐるか夫の眼は見守る吾にしかと真向かう

胸内に牡丹を秘めて生きし師よ唐突に崩れ逝きてしまいぬ

子には子の我には我の思いあり夫三回忌 水無月の風

水脈(みお)という美しき生すでになくただひたすらに混濁を生く

我の手に暖かき手の重ねられ誰なんだろう夢から覚めて

売却の印鑑押しつつふとよぎる三十代のローン重き日

君の亡き初春四たび迎えつつ残華秘めゆく女となりぬ

2013年6月 4日 (火)

「ハイドン作品集」11枚め

Cimg7026Cimg7030









 今年4月29日の記事で、到着と1枚めの鑑賞を報せた「ハイドン作品集」(CD150枚と解説CD1枚―外国語5語で書かれて僕には読めない。全集ではない。)より、5月3日の記事(←リンクしてある)の「3、4枚め」より聴き次いで、今日は11枚めを聴いた。

 交響曲No.40(1763年・作曲)、No.41(1770年頃・同)、No.42(1771年・同)である。

 CDをパソコンのWindows Media Playerに掛け、隣りの部屋で横になって聴いた。

 曲の演奏の良さは、演奏者や指揮者にも由るのだろうが、極安廉価版では、極上の演奏は望めないだろう。気に入った曲は、別のCDを求めればよい。

 しかしクラシック曲に無知な僕には、交響曲のどれもがほぼ同じように聴こえてしまう。

 ハイドン(1732~1809)は生涯、ほぼ貴族に仕えていたから、音楽は貴族の消閑の時で良かったのだろう。彼は晩年に名声と富を得たそうで、それは今も喜ばしい事である。

 写真は、左が紙ジャケットの表、右が同・裏である。クリックして、拡大してご覧くだされたい。

2013年6月 3日 (月)

原田マハ「夏を喪くす」

Cimg7024 先の5月29日の記事(←リンクしてある)、「原田マハと囲碁年鑑」で入手を報せた、原田マハの文庫本2冊のうち、「夏を喪くす」を読みおえる。

 4編の短編小説、「天国の蠅」「ごめん」「夏を喪(な)くす」「最後の晩餐」を収める。

 最後の「最後の晩餐」の終え方には、僕は驚いた。不明人物を捜すミステリー的興味で読者を引っ張っておきながら、その人物は探索者自身だった、という終わり方だ。ストーリーに整合性(論理性、とは言わないが)が無い。読者を軽んじている(いくら執筆が忙しいとしても)。僕の読み方が正しいなら。

 「その終わり方、アリ?」という小説が最近にあるらしい事は、読書ブログの幾つかの記事を読んで知っていたので、茫然とはしなかった。

 「ごめん」には好感を持ち、「夏を喪くす」がそれに次ぐ。

 「天国の蠅」は自伝っぽいが、作り話だろう。

2013年6月 2日 (日)

支部6月歌会

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 6月第1日曜日の今日、午後1時よりK会館の1室で、コスモス短歌会F支部の6月歌会が持たれた。

 事前1首出詠15名、当日参加者11名。

 当支部の事務方を長くされたI冨士江さんが、5月31日に亡くなられたので、支部長より追悼の言葉があり、全員で黙祷した。

 プリントされた15首を、U支部長の司会で、1首に2名ずつが批評を述べ、支部長の講評と添削例提示で、会は進んだ。

 支部歌会に参加しながら、「コスモス」に参加しない方が何名かいて、「コスモス」参加を僕が(支部長も)勧めても、長く参加しない。謙遜の気持と、「コスモス」上での競い合いを怖がる気持ちと、両方なのだろう。

 それ以上には勧めない。僕は、短歌が箸にも棒にも掛からない状態で、「コスモス」に直接、入会を申し込んだものだったが。

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2013年6月 1日 (土)

メガネとCD

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 今日午後1時ころに、妻の車、妻の運転で出掛けて、電器量販店「百満ボルト本店」へ行った。

 パソコン等のある階のワゴンセールより、ブルーライト対策眼鏡を買った。エレコム(株)販売。

 家でのパソコンと読書に目が疲れるのか、青い輝点が見えたり、誌面の文字がぼやけたりして読書を止める、という場合があったからである。

 現に今、そのメガネをかけて(パソコンに向かう時、読書の時、僕は遠近両用メガネを外している)操作しているが、目が楽である。

 ディスクのコーナーで、CD-RWの5枚パック(マクセル製、テキスト等用)も買う。手許のCD-RWの残りが、2枚になったからである。

 妻より僕への、ひと足早い、「父の日」のプレゼントである。

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