佐々木悠二「美的生活のすすめ」
今月20日に、AUさんより借りた詩集6冊(当日、記事あり)のうち、4番めの佐々木悠二「美的生活のすすめ」を読みおえる。
2004年、書房犀・刊。
当時89歳の著者が、フェラーリを駆ってブラジルを訪れたり(「ボサノバの聞こえる街」)、また「スノッブな生き方が好きだ」と公言して(「ネービーブレザー」より)、からだ作り、身の回り品を高めるために努めて、美的生活を享受しているようだ。
それが上品ぶった上滑りにならないのは、事務所を維持するなど、生活がまっとうだからであろう。
僕からすれば、音楽を聴く、パソコンに向かう、読書をする、創作もする(これは彼も実行しているが)など、つつましい楽しみを得てゆけば良いだろうに、という思いを抱く。
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