今号より当分、AUさん(女性)が寄稿してくださる事になった。彼女の「はりがねの空」は、先鋭的で繊細な詩風をみせる。
温泉イグアナさんの「ずべずべの粘膜の中のオレの指」は、性的フラストレーションにことよせて、社会のストレスとその解消を示唆する。
KMさん(女性)の「種が飛ぶ」は、終わり2行「野の花のようにこころのままに/種になって、飛ぶ」と、新しい出立を決意する。
僕のソネット「信じたくなる」は、終連「波乱の多い生だったが/予定調和を/信じたくなる」と、心の安定を示す。
他にエッセイが1編。
出稿者4名のささやかな同人詩誌だが、大切にしていきたい。
僕が編集・発行の役をしている同人詩誌、「群青」の第15号が出来てきた。
同人は僕を含めて3人の、ささやかな詩誌である。
巻頭の僕の詩「守るべきもの」は、最近になって得た、心のやすらぎをのべたもの。
こぐま星座さんの「発熱性タテ社会」は、神様から豚インフルエンザウィルスにいたるまで、「宇宙まるごとの不満」が、地球温暖化の原因だと、皮肉る。
KMさんの「とかげ」は、お孫さんがトカゲを捕まえた1幕と、そのあっけない結末を描く。
また彼女はエッセイ「『信頼』 からの開放」で、「信頼」に応えてきたイチローが、満身創痍の第2回WBCで、人々の信頼から開放されたのではないかと述べる。
表紙と目次ページのカットも、彼女の作である。
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